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車椅子でライブへ①

【過去の記録◆2020年2月29日】

 行きたい所へ行くためには、どんな困難も
乗り越えます。
 おおげさな表現ではありません。

 車椅子ユーザーが家から出た途端、いまの
社会では障害が次々と現れるのです。
 いえ、ライブのチケット購入前から。

 告知が出ると、すぐ会場に問い合わせます。
 入場できるか、席を作っていただけるか。
 
 両脚に障害があると首や背中が硬くなって
声を出しにくいときや耳が聞こえにくときも
あるので、公式HPの問い合わせフォームで
連絡します。

 返事をいただけないときには誰かに頼んで
電話をしてもらうのですが、話が通らなくて
何回も連絡してもらわなくてはなりません。
 
 わたしが車椅子を使うのは、普通の椅子に
座り続けることができないため。
 そのように伝えているのに、普通の椅子に
移ってもらいたいと言われるのです。

「立つ」「歩く」「座る」「寝る」といった
動作ができる健常者には、車椅子ユーザーが
できないのは「立つ」「歩く」だけだろうと
おもえるのでしょう。

 ライブ会場の通路は狭いことが多いため、
「店内は杖で移動できます」と伝えています。
 すると、「歩けるのなら椅子に座れるはず」
と解釈されてしまうのです。

「解釈」によって身体障害は消えません。
 ライブハウスの都合に合わせて消すことも
できません。

◆配信コンサートに出演します◆詳細は以下のページ
[追記:コンサートは終了いたしました。]


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