髪の毛の匂いを嗅ぎ合う歌について娘と話し合ったりした大晦日

 昨年の大晦日はものすごく久しぶりに「紅白」をまともに見た、3分の2くらいまでだけど。なぜか見たかというと、娘(8歳)が星野源が大好きで「星野源が出るまでずっと見る」と言い張ったからで、なぜ3分の2くらいまでかというと、ちょうどその頃に星野源が歌い終わって舞台を去ったから。以下はその際に娘と交わした会話。

娘「いやー2016年の終わりに星野源が見られて本当よかったー」
私「そんなにいいかなあ」
娘「え、何いってんの好きじゃないの?信じられない」
私「いや、君が2歳くらいのときから、お父ちゃんとママは星野源けっこう好きだったんだよ」
娘(ムッとして)「あっそうへーよかったね」
私「男と女が髪の毛の匂いを嗅ぎ合う歌があるの知ってる?」
娘「え、匂い嗅いでその後どうなんの」
私「臭いなあってふざけあう」
娘「ゲラゲラ!何それ嘘でしょ」
私「首すじの匂いがパンのようですごいって歌詞もあるよ」
娘「星野源がそんなこと歌うワケないじゃん!」
私「本当だってば。(スマホで You tube 見せながら)ほら」
娘「本当だ……星野源、やっぱりひと味ちがうわ」

 何がいいたいかというと、子どもとついにこういうふうに適当に趣味の話をできるようになったのが嬉しい。趣味の話、といえば年末滑り込みで見に行った『ローグ・ワン』が最高過ぎて感動して一緒に見た友人と飲み明かしたけど、その後、年末年始を挟んで誰とも感動と興奮を分かち合えなくてすごくつらかった。妻はとくに『スター・ウォーズ』に興味ないし、『ローグ・ワン』をまだ見ていない友人たちには箝口令を敷かれるし。

 『スター・ウォーズ エピソード9』を見に息子(4歳)と一緒に映画館へ行くのは5年後くらいだろうか。『スターシップ・トゥルーパーズ』を家族で見て笑い合うのは10年後くらいだろうか、とそんなことを考えた年末年始。

 ところで1カ月前くらいから我が家で一番流行っているのは、星野源でもピコ太郎でも『スター・ウォーズ』でもなく、なぜかエキセントリック少年ボウイである。娘も息子もほぼ完璧に「エキセントリック少年ボウイのテーマ」を歌い、「俺も知らない謎の小袋70袋」の歌詞のところでひとしきり笑う。ちなみに私が好きなのは3番の「淡いぜ、淡すぎるぜ、春先のジャケット」と「だけど、気になることがある。だけど、気になることはない」というところだ。

 仕事柄、家でパソコンと睨めっこする時間がとても多いのだけど、今年はもっと上記のような団らんの時間を大事にしたいな、とそんなことも考えた年末年始。

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