ホッと一息。 Diane Birch(2009)
彼女の歌声は時代をさかのぼる。(風情は70年代的)
そして落ち着いた中低音の響きと抜けるように心地よい高音が記憶に刻まれると何度も思い出してしまう。
キラキラしているよりもマットな印象。
私の感じた彼女のイメージはこんな感じです。
一度知ってしまうと忘れられなくなってしまう、それがダイアン・バーチ。
キャロル・キングとか、ノラ・ジョーンズ、リッキー・リー・ジョーンズとか。最近だとアデルとか好きな方におススメのアーティストですね。きっと気に入ると思います。
そんなダイアン・バーチとの出会いは私が20歳の時。
ボーカリストの先輩がステージで歌っているのを聴いて興味を持ち、
最初はこのアルバムの「Fools」から聴きはじめました。
キャッチ―で耳に残りやすいメロディー。
後にYoutubeで聴いているうちに「Nothing But A Miracle」に惹かれました。
この曲は2番の少し語り口調に歌いだすところが好きで、よりライブ感を引き立たせてくれます。
冷め切ってしまっている二人の関係。頭ではもう終わりなのだとわかっていても、離れたいのに離れられない自分。
ビターな曲ですね。超辛口です。
力強く、でもどこか哀愁すら漂う彼女の歌声をぜひ聴いてみてください。