ノーゲスト、イン、ザ、テアトロ。を聴いて
人生を変えるには環境を変えるより自分が変わる方が楽だとはよく言うけれど、ガキの頃はそんなの周りの環境を変えることが出来ない弱い人間の言い訳だと本気で思ってた。
でも、それは全然本質じゃなかった。本当に向き合わなきゃいけないものって周囲じゃなくて自分自身だったんだ。
特にそれぞれ己の中にある(己の中にしかなくて己にしか見えない)地獄に関しては各々が向き合うことでしか解決できないもので、私は最近やっと閻魔様とテーブルにつくことが出来たかなって感じ。流石に少しは大人になってきたか。でも結局いつも同じことで言い争ってる、無駄なのに。
名取さんはどの程度対話をしてきたのだろうか。ノーゲスト、イン、ザ、テアトロ。の作詞は名取さん自身がしたわけではないのだけど、かなり時間をかけて己と向き合ってきたんだろう。自分の弱さと向き合うことができる人って強い。
元気のない人に"頑張れ"って言っても頑張れないように、自己評価の低い人に"好き"って言っても逆効果になるから言葉って曖昧で不安定だ。これらは全て"あなたが幸せでありますように"って意味なんだけど、言語って(人間って)完璧じゃないからたまに誤訳が起きてしまう。
人に気持ちを伝えるのは難しい、でも名取さんがたとえ歌詞の中でもそう宣誓してくれるなら私としても安心して言えます。
名取さんのことが好きです。愛をあげます。
(これはあなたが幸せでありますように、という意味です。)