備忘録1
キー局とローカル局の棲み分け。
業界の再編は遠くない。
ネット同時配信はローカルの情報のみを求める地方にとってさほど大きな影響はないだろう。
ただそれは、ローカル局が十分に役割を果たしている場合に限る。
災害時、地域ではどんな情報が欲しいのか。
定時ニュースだけで足りるのか。
見たい時に見たい分だけ、情報もコンビニエンスの時代だ。
ネット連携を謳うならその分野を見据えるべきなのではないか。
ホームページのレイアウトはどうだろう。
今回の災害報道で大きな危機感を抱いた。
ローカル局より、東京から取材に入っているキー局の方が細やかで広い取材をしていたからだ。
もちろんニュース枠も多いので、おのずと発信回数も多かった。
ローカル局唯一の利点とも言うべき分野で完敗していた。
マンパワーという覆らない壁がある。
リサーチ班がいて、司令塔が機能していて、現場で動ける戦力。
地域に寄り添うなんてボンヤリした看板では到底埋まらない差だった。むしろ取材量としてキー局の方が地域の役にたっていたのではないか。
ローカルの役割を考える。
どう立ち振る舞えば確立し得るのか。