芸術 デザイン 写真 絵画 CG コラージュ … そういう世界に身を置いていると その全てが別物なことは意外とすぐに体感できます そして互いの界隈さん達が相容れないことも… 先人達がガチガチに固めてしまった境界線のような諍いの溝 名ばかりの大御所が互いの世界を認めないばかりに可能性を秘めた新しい世代に植え付けられる偏った思想 一度絡み付いてしまった鎖を振り解くことも引きちぎることも容易ではありません それならばその鎖の隙間に一輪の花を差し込み 境界線を埋めてゆくことはできな
その翼は 空を舞うにはあまりに重く 羽ばたくにはあまりに硬かった… 積み重なる「業」により翼が石となった天使達 その苦しみを その嘆きを 次の代に残さぬよう 天使達は 痛みを 苦しみを 悲しみを 各々背負い 己の世で断ち切ることにした… 自由に舞うことのできた筈の世の中 積み重ねた己の業により段々と重くなり固くなり飛ぶことのできなくなった翼を背負い その不自由さに苦しみ嘆き悲しむ… 今の世の中 そういったツケが溜まりに溜まり自分達の枷となっている気がしてならないのです 狭い
なかなかに「いい性格」をしているもので 作品の中に反映されていたり後々考えると結果に繋がっていたりと 我ながら嫌な奴を地で行っていることがある 自由を売りにしていたはずのポートレート界に作品を出していた頃によく「加工や合成を使うのは邪道だ」「スマホ自撮りの作品なんか作品じゃない」等 審査する側ではないがそのサイトでは名のある方々に(筒抜けだったが)裏で色々言われていた 言い分がわからないわけではない 機材であったり知識や技術であったり 彼等がこだわったり信じていたものがあ
おそらく20年以上前から私の奥様が言っていたこと 「戦争(兵器)が発展すると医療も発展する」 この言葉と私の偏見を一枚の作品にしてみました 皮肉なもので 相反するようなもの全く違うものの筈が 片方が進化するともう片方も進化することがあるようです 争いや戦争で武器が開発され負傷者が増えれば外科的な医療技術や義足義手などの開発 毒やウイルス等の生物兵器が作られれば抗生物質やワクチン…詳しく調べれば延々とこのいたちごっこは続いていることでしょう 効率よく相手を行動不能にするため
去年の夏辺りから「広がり続ける混沌」をテーマにA3×9枚の組画を作っていました つい先日9枚目が完成して第一弾を並べてみたところです この組画を作ろうと思ったきっかけの1つは2021年の 闇の王展 という展示に参加した時に作った組版の作品 作業をスマホでしているので1枚の大きはA3が限界 展示するには少々サイズが小さいので (A3 A4サイズは個人的に思い入れ? があるので作品はずっとA3で作ってます) どうしたら迫力が出るか どうしたら面白いかを考えた結果 A3×5枚の作
「平凡な夢」 いつもはタイトルをつけるのに時間が掛かるのに この作品のタイトルは割と早めに決まりました 眠っている時に見る夢 目標として見る夢 どちらの意味で見る夢も動物が見るくらい単純なものくらいが幸せな筈なのに主義 思想 周囲の目 いろんなものがくっついて見ている本人も訳がわからなくなる 更に質の悪いことにそういう酒の飲み方で例えると ちゃんぽん は悪酔いする 酔っぱらいに振り回されて周りが迷惑するところも…似ていますね 夢を見るのは素晴らしいこと それを追いかけること
心ない天使 笑わない道化 消失する思考 青い蝶は飛んでゆく その銃弾を捨てて その銃口に花を飾ろう 生まれてくる命達を想い こんな世界でも 平穏を願っている
産まれた時から壊れてた 皆が私を守るように… 閉じ込めるように扱うのは 青い羽を持っているから 世も人も欠陥だらけ 同情し「自分の方がマシ」と思える存在 青い羽を持つ特別な存在 両方を併せ持つ私は きっと皆に都合が良かったことでしょう 世も人も欠陥だらけ あなた達から見た世界は さぞ美しいことでしょう さぞ汚らわしいことでしょう 生まれたくて産まれてきたわけじゃない
日本三大奇書「ドグラマグラ」を自分の解釈でオマージュした一枚です 難解な物語な上に様々な見解が飛び交う書物ですが 現状自分の中で辿り着いた見解は「主人公はまだ産まれてもいない」というものでした 受け継いできた細胞のひとつひとつに刻み込まれた記憶記録 胎児が人の形になるまでに辿る単細胞生物 魚類 両生類 獣という進化の過程のように見える成長過程 まだ「己」にもなれていない状態で細胞の中に刻まれた記憶に振り回され 自分が何者かわからないまま見続ける断片的な悪夢 産まれる前に狂って