バンドマンのお絵かき大会
10月15日
バンドマンお絵かき大会むちゃくちゃ燃え上がって楽しかった。
出場者は、ライブでは対バンしたことのない人たちばかりだが豪華だった。
「いろんな人に声かけたから界隈とかバラバラで…ほんとどうなるかわからないっす」
と企画のかたしょさんは始まる前にずっと言っていたが。。
戦いを重ねていくうち、大きなうねりやグルーヴが生まれ、感動的な結末になった。
修飾語と名詞のくじを引き、例えば「スピリチュアルなペンギン」と言ったようなテーマが決まり、それに沿って登壇者たちが絵を描く。面白くならないわけがないという内容。
やってみてわかったが、絵が上手だからって審査員にとってのナンバーワンになれるわけではなく、インパクトとか、アイディアとか、あとはもう理屈抜きの「なんか好き」と思われる作品が選ばれるのだ。
私は絵が上手い方の人間だと自分で思っていて、
しかしなかなか選ばれず苦戦していた。
実際にほかの出場者の描くものはどれも面白く、上手く、驚きの連続だった。
大会の後半になり、ようやく「影響力のあるプーさん」で優勝。
景品のドリンクチケットで飲んだトマトハイは大変美味しかった。
一番最後のテーマは「世界に通用するビューティフルなドラえもん」だった。自分が描いたドラえもんは優勝作ではなかったけれど、発表したときの会場のリアクションの一部が、自分に対しての反応であることがなぜかわかった。その人たちの心は、確かに震えていたらしい。
特にひねりはない、私が思う、笑顔のドラえもんだった。
そして個人的にとても胸が熱くなったのは、そこでイラミナくんが優勝したことだった。(勝手に言うが)彼は私と同じタイプで、良い絵は描くけどなかなか選ばれない人だった。
「クライアントの要望に応えることを第一に思って描いている」と、はじめから変わらずその姿勢を貫いて、最後に圧倒的人気で優勝するという光景は、まるで何かドキュメンタリーとかプロフェッショナル仕事の〜を見ているようだった。
あとは司会を努めた清水煩悩氏と、平松くんのコンビが特別賞だ。
これも勝手に。
数人の人の心を震わせることができたという体験は私にとっての宝物となったし、イラミナ君に起きたドラマって本当にあるんだ…と、現実に希望が湧いた。