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リードを厚くするタイミングを考える

みなさまこんばんは。毎週更新(が遅れがち)な500円noteのお時間でございます。
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さてさて、今回はまた文章ベースでクサノが考えていることを書いていければと思います。レビュー系やテクニック系と、こういう考え方系の記事がだいたい半々になるようにバランスをとっています。

ということで、今回のテーマは「リードを厚くするタイミング」について。ちょうど生徒さんとリードの厚さのことで話題になったので改めて考えてみようと思います。今回は割と文章ベースです。

では本題へ行ってみましょう!

リードの基礎知識

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まずはリードの基礎知識から触れていきたいと思います。
さんざんリードの「厚さ」なんて言ってますが、どうやら僕が知るところによるとこれは厳密には間違いらしいですね。

というのも、リードの厚さはどの番手でも同じらしいんですよね。
原材料の葦には、場所によって固い部分、柔らかい部分があり、そこの違いがイコール番手の違い、すなわち薄い厚いと僕らが言っている部分になるらしいです。
というわけで一応正式には固い・柔らかいと言うべきみたいです。
まあ別に薄いor厚いリードと言っても普通に伝わるので変える必要はない気もしますけどね(笑)

だいたいクラリネットで使われるリードは番手では2半~4あたりがスタンダードでしょうか。一応メーカーにもよりますが、4半や5、1なんて番手のリードも存在するようです。

一般的には

厚い(固い)リードでは太くふくよかな音が出やすいけれどコントロールがしづらくなっていき

薄い(柔らかい)リードではコントロールはしやすいけれど太い音や深みのある音がしづらい

なんて言われています。
クサノもおおむね同じような感想です。

リードの厚さというものは、クラリネット吹きにとって非常に悩ましいもので、前述したように、厚すぎるとコントロールできないし苦しい、薄すぎるとペラペラな音色で耐えられない、なんて事態が起こります。
ここのバランスをうまくとるのがめちゃくちゃ難しいんですよね。


自分の感覚と相談する



ということで、ここからはクサノが考えるリードの厚さを変えるタイミングを書いていきます。

今日はリードを厚くする、すなわち番手を上げる場合にフォーカスします。
厚いのから薄いのにする場合はまたちょっと考えることが違うので次の機会に。

最初っから結論なんですけども、
リードを厚くする場合は

「なんだか音が物足りないかも?」
と思ったときに「0.5だけ番手を上げてみる」のがおすすめです。


この「なんだか音が物足りない」って感覚が結構大事で、例えば

・音がキンキンする
・音がペラペラに感じる
・もう少しタフな音で吹きたい

って感じる場合ですね。

この悩みってきっとド初心者のころって無かったと思うんです。
すなわちこの「物足りない感覚」こそが上達の証拠、楽器を吹くのに慣れてきた証拠だと思うんです。
この段階にくると口の筋肉もある程度発達しているころなので、0.5だけ厚いリードを試してみると良いと思います。一気に1とかあげるとだいたい吹けません。

なんだかあたりまえなことを書いている気もしますが、これできてない(というかおろそかにしている?)方は割と多くて

・指導に来ているコーチがリードは3半で統一しろと言ったので変えた
・憧れの奏者の仕掛けがこうだった
・厚いリードが正義だと本で読んだ

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