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歴代吹奏楽コンクール課題曲のクサノ的オススメ曲!

みなさまこんばんは。
例によってたぶん日付回っちゃうんですけども、毎週土曜日の有料noteのお時間でござります。
こちらは500円となっておりまして、基本的に毎週土曜日に1記事ずつ更新されます。

サークルというのもありまして、こちらに入ると月額1000円(学生500円)で毎週の有料記事が無料になる+サークル内で交流できる(クサノが質問とかに答えたりする)って感じになっています。
月に500円×4記事=2000円なんで1000円は最低でもお得になるってことですね。もしよかったら参加いただけますとうれしいです。現在サークルメンバー6名です。

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さてさて、今日は6月の19日です。
夏になると吹奏楽界ではなにがあるか、そう。

吹奏楽コンクールです

青春の1ページ。仲間とアツくなる夏。クラリネットやってる人ならだいたいはコンクールは経験してきてるんじゃないでしょうか。

そんな吹奏楽コンクールですが、ご存じのように毎年課題曲というものが発表されます。
この課題曲なんですけど歴代の課題曲ってめっちゃくちゃいい曲が多いの皆さんご存じでしょうか!!!もうほんとバンバン再演されてほしいし、知ってほしい曲が盛りだくさんなのですよ。

ということで今回はクサノがオススメする歴代課題曲のオススメ曲をご紹介していきたいと思います。コンクールに取り組む学生の皆様、実は昔の課題曲ってめちゃくちゃいい曲多いんですよ!この記事をきっかけに聞いてみてもらえたらうれしいです!ということで早速行ってみましょう!


1.たゆたう旋律のはかなさとうたごころ。

ご紹介する1曲目は福田洋介さん作曲の「さくらのうた」です。

福田洋介/さくらのうた
2012年吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ番(第22回朝日作曲賞受賞)

さまざまな編成による編曲もされており、みなさんもご存じのように非常に人気が高い課題曲ですね。
作曲者の福田さんのnote↓

を読みましたが、この曲のBからのメロディはずっと構想にあった中、東日本大震災で音楽で何ができるか考えられた結果、
誰かにそっと寄り添う、そして力を与えてくれる「うた」が必要だ。と考えられて完成されたそうです。

非常に美しく繊細な旋律が魅力で、そのうえそれをクラリネットの良い音域を使って書かれているので、クラリネット吹きとしては吹いていていつも心が洗われるような思いがします。

さくらの美しさは散る時にある。なんて言葉の通り、満開の華やかさ(ドラマのピーク)だけでなく、はかなく散りゆく美しさというのも感じられるのが魅力です。

この曲は透き通った精緻なオーケストレーションが特徴ですが、演奏する場合には音程感やバランス感覚が問われるのが難しいところ。
pはただ小さいだけでなくいろんな音色の種類があるということや、どう吹けばこのきれいなうたがみんなに届くんだろう、など向き合えば向き合うほどいろいろな表情を感じられる曲だと思います。
ほころぶさくら、満開のさくら、散るさくら。演奏する人たちによって咲き方も変わりますね。


2.課題曲マーチと言えばコレ!さわやかな風のオシャレマーチ!


2曲目は真島俊夫さん作曲の「五月の風」です。

真島俊夫/五月の風
1997年課題曲Ⅲ番

この曲を初めて演奏したときにクサノは
「こんなオシャレなマーチあるんか!!」
って思いました。それまでほら海兵隊とかしか知らなかったんですよねクサノ。そんな中学生の僕にとってこの曲はカルチャーショックといっても過言ではありませんでした。


真島俊夫さんは言わずと知れた吹奏楽界の大作曲家ですね。有名なところで行くと「宝島」の編曲や「三つのジャポニスム」などが代表作として知られています。
真島さんの作品は何しろめちゃくちゃオシャレで、軽妙で洒脱という言葉がこれほど似合う作曲家の方もいないんじゃないかと思います。なんというか俗っぽいところがほんとにないんですよね。
フランスという国からの影響を色濃く受けていらっしゃるようで、この「五月の風」というマーチも土臭さはゼロ。まるでシャンゼリゼ通りをスキップするかのような雰囲気が感じられます。

全体を貫く8分の6拍子のマーチのグルーヴ感(あえてグルーヴという言葉を使います笑)や、テーマの装飾音符、トリオのスネアの使い方など随所に真島さんのオシャレさが垣間見えますがこれを表現するのは一苦労。音楽的センスを磨いて臨みたいところです。

クラリネット的な聞きどころはやっぱりトリオ部分。トリオって結構なめらか~な感じのメロディで書かれることが多いんですけど、このマーチはあくまで軽やか。ファ→ファ~のあたりの音程の取り方や、シャリュモー音域に下がるときのバランス感覚、なおかつ音楽は軽快なものにするってのはクラリネット奏者の腕の見せ所だと思います。

8分の6拍子のマーチを最初に触れるときにも是非おすすめで、独特なノリやハチロクの音符の読み方など学べることは非常に多いのではないでしょうか。コンサートの最初に演奏したら一気に華やかな雰囲気になりそうですね。

3.課題曲人気投票上位常連。1987年の名曲。


3曲目は往年の名曲、保科洋さん作曲の「風紋」です

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