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バンドレンとダダリオ(リコ)の違いを考察(音色・吹奏感・寿命)

皆様お久しぶりです。
執筆意欲バチバチのクサノです。更新遅れてすみません。
youtubeのほぼ毎日更新は終了したのでnoteに力を入れていきます。
よかったらお付き合いくださいませ。

さて、今回はタイトルにもある通りバンドレンとダダリオの違いを考察します。
クラリネットリードの二大巨頭と言える2社ですが、薄々「メーカーによる差を感じるな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実は僕もです。

この2社にはプレイヤーならきっと感じられるコンセプトの違いみたいなものがあると思っています。
今回はそのコンセプトの違いをクサノの主観ですが、音色・吹奏感・寿命の3点で考察していこうと思います。

もちろんどちらもとても良いメーカーで、プロユースに耐えられる品質の良いリードを提供されています。
あくまでクサノはこう思っているよ(2023年9月現在)というのをお知り置きくださればと思います。

では行ってみましょう!

音色感の違い

本題に入る前に軽くバンドレンとダダリオがどういう会社なのかを整理しておきましょう。

バンドレン


パリ・オペラ座のクラリネット奏者だったユージン・バン・ドーレンが1905年に始めたリード製作所を元とする、フランス発の世界最大手リードメーカー。
フレンチスタイルのリードを中心に様々なリード楽器のアクセサリを制作しており、マウスピース制作でも評価が高くこちらも世界最大手となっている。
クサノも現在はこちらのリードを使用中。

ダダリオ



もともとはリコという会社だったが、2004年にギターの弦などで有名なダダリオの傘下に入り、現在はダダリオウッドウインズのブランド名の元運営されている。

作曲などで活躍したジョセフ・リコの甥であるウォルトディズニースタジオのクラリネット奏者フランク・デ・ミシェルの要望にこたえる形でジョセフがリードを探してあげたのがきっかけで、フランス産ケーンを出荷してもらう形でフランクがリード制作を始めたのがブランドのスタート。
フランクは叔父に敬意を払い「リコ」の名をつけたとされる。

さて本題です。

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