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自閉症の治療経過をYouTubeで


かなりお久しぶりになってしまいました😅

相変わらず多忙を極めてます…


今回は当院の患者さんがYouTubeをやっているので

そちらの宣伝に協力させて頂こうかと思います。


令和2年11月 初診

5才10カ月 男子

1年前に自閉症スペクトラム、軽度知的障害の診断を受ける。

母は作業療法士。

つまり療育のプロですね。

療育、ST,OTはもちろん、音楽療法も月3回受けています。


しかし症状は

巧緻障害、パニック、かんしゃく、軽度聴覚過敏

体力が無く、体幹はグニャグニャ、ペンを持つことを嫌がる

相互会話は無く一方的。

初診時アイコンタクトは施術終了間際の1回のみ。



あるある症状ですよね。

なぜ充分なケアを受けてるのにこんなに症状があるのか…?


私からすれば

何も不思議ではありません。

当たり前です。


音楽療法させたいとか、子どものためにジムに通わせるとか…

もちろん構いませんが、それだけで喜んでいては

改善は得られません。


◯◯療法をする

脳に負担をかける

神経が増える


ということですよね。



では、その

神経が増えるための材料は?



なんとなくバランス良く食べてる…

程度で、スポーツ医学、小児の発達は不可能です。

すべて基準値がありますから。


当たり前のことですが

ごはん、うどん、パン、パスタ、ピザ、ゼリーなんかに大した栄養はありません。

自力で食事だけで頑張ります!

といったご家庭ではこの5年間、1人も血液検査の数値が改善しませんでした。

東京で栄養療法をやっているクリニックでも同様の結果だったそうです。



しかし栄養管理は手間暇がかかりますので

子どものために全力になれる人なら、お手伝いします。

それ以外のかたは、お断りです。



次は身体の話。

そもそも身体が歪み、血流が悪い状態では

栄養が吸収されません。


初診時の身体の状態です。

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これだけ身体が歪み、強く固まっているのは

発達障害特有の状態です。


一般的な患者さんで言えば

『交通事故でふっ飛ばされた人』

と同じくらいの状態です。

体が作られる時、お腹の中で歪んでしまった

ということでしょう。



施術に関しては遊んでるうちに終わります。

現在は月に2回、半年間の治療を終え

月に1度の追加治療中です。



令和2年 12月

2回目来院時

いつもは1ページも出来ない巧緻テストが4枚出来た。

アイコンタクト3回以上。


3回目来院時

とても元気に動いている。めずらしいとのこと。

自分からペンを持ち絵を描く。←とても細かく繊細な動き


令和3年 1月 4回目来院時

グニャグニャがなくなり、体つき良くなった。

山のぼりでも走りまわって追いかけるの大変!


5回目 来院時

本日は相互会話 1回あり。

以前はイス取りゲームが理解できず硬直していたが

先日は楽しくはしゃいでいた。


令和3年 2月 6回目来院時

相互会話 30分中4回

折り紙など創作活動をするようになった。

今までは明らかに療育の先生が作っていたものだったが自作のものに変わった。


7回目来院時

相互会話10回以上、アイコンタクト10回以上。カルテ記載を終了する。

但し、母が疲労している様子。

順調に改善しているので、もっと楽にして大丈夫ですよと告げる。



現在はこだわりでかんしゃくを起こすこともほぼなくなり

動きは素早いしボキャブラリーもすごいです。

まわりには自分から、ねぇねぇと話しかけるようになり

もう自閉症って何?どこが?という感じです。



しかし!

糖質の多い食事をたくさん食べてしまった後に!

見事にパニックで大変なことになったそうです😰

恐るべし

血糖値スパイク… 


今では毎月彼の成長を見るのが楽しみですが

身体的にはまだ頭から脊柱にかけて固い部分がありますので、

頑張ってもっと楽にしてあげなければ!

と思っています。


ダニエル・エイメン医師も

ナターシャ・キャンベル・マクブライト医師も

薬で改善しなかったからこそ

自分の自閉症の子に栄養管理を徹底的にして改善させました。


今ではもっと様々な治療があります。


言語能力が上がったお子さんの親御さんは

『意志疎通、会話が出来るようになったことが本当に嬉しい』

とよく話されます。



私は昔、ある夢をよく見ていました。



朝起きると

医者から長くは生きられないと言われた重度障害の妹が

普通に話して

普通に生活しているのです。


なんだ、やっぱり障害なんて無かったんじゃないか!

一時の病気だったんだ!



いつもそこで目が覚めて、

いつもと変わらない、不安を抱えた生活が

また始まっていました。


私の治療がここまで充実する間に、

20年近く時間がかかってしまい

妹の発語は果たせませんでした。



それでも

『10代で死ぬ』

と言われた妹も

今では30才を越えることができ、

身体能力もかなり上がりました。

まだまだ家族として出来る限りのことをやるつもりです!



間に合わなかった妹には

申し訳ない気持ちでいっぱいですが


新しく生まれた患者さん達へ

今までのノウハウを全力で注ぎ込んで


重い障害を改善できた時、


何よりも嬉しく思います。



私の治療院では、他にも色々な病気の患者さんが来ていますが

このブログと

今回ご紹介するYouTubeが

発達障害児の親御さんのご参考になればと思います。


https://youtube.com/channel/UCEeCuAaf47z-98zKkjqmfwA

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