中小企業診断士二次試験筆記の合格発表前夜に寄せて

ついに明日、令和3年度中小企業診断士の二次試験筆記の合格者が発表されます。

いまさら結果は変わらないのだから人事を尽くして天命を待つだけさと嘯いても、いまさら汗と動悸が出てくるのが人間の性なのでしょう。そわそわして、別に新しい情報が出ているわけでもない試験関係のサイトを巡回してしまいます。

もし今回合格していたら、1月23日に開催される口述試験(ほぼほぼ受かるらしい)に進み、口述試験に合格すると「実務補習」を経て、晴れて中小企業診断士に登録されます。

簡単に示すと、

一次試験(マーク形式)

二次筆記試験(論述形式)

二次口述試験(終始無言とかでない限り受かるらしい)

実務補習(実際に中小企業のコンサル業務をやる)

実務補習はきっとハードでしょうが、その前の二次筆記試験が最大の鬼門。長文読解と論述形式の解答、そして財務会計の計算問題で体力をごっそり削られる濃厚な1日を体験できました。

採点基準は公にされていませんが、例年受験生のおおよそ20%が合格することから、合否判定は相対評価と考えられています。つまり「何問解ければ合格」というような明確な基準が無く、「全受験生の上位20%が合格」くらいの判定なので、蓋を開けるまで合否が誰にもわからないのです。

一次試験は、難関とはいえ「勉強すれば受かる試験」。しかし二次試験は「勉強しても、受からない人は何年も受からない」ということが普通に起きます。

令和2年度に一次試験をストレート合格した後、私は令和2年度と3年度に二次筆記試験を受験しました。令和2年度は財務会計が壊滅したため不合格。そこで財務会計を重点的に学習して挑んだのが、今回の令和3年度試験でした。

勉強を生活の一部にしてくれたのも、経営の視点で物事を考えるきっかけを与えてくれたのも、中小企業診断士試験でした。いろいろ娯楽を切り捨てて打ち込んできた学習の日々、その結果が、ついに明日判明します。

受かっていた場合

受かっていた場合は、速やかに実務補習の日程を押さえてしまいます。例年は口述試験の結果が出てから実務補習を予約するのですが、今年度は例外的に、筆記試験の合格が分かった時点で予約できるのです。

実務補習はすぐに予約が埋まってしまうため、スピード勝負。合格した場合の最優先事項です。

口述試験対策は、主に筆記試験の内容確認と面接練習。終始無言とかでない限り受かるらしいので、むしろ交通手段を心配した方が良いかもしれません。大雪で電車が止まる可能性を考えて、有給使って早めの現地入りを試みます。

落ちていた場合

二次試験後に気分転換でITパスポートの学習を始めていたので、受験しつつ基本情報技術者の学習を始めようと思います。ITパスポートや基本情報技術者も、中小企業診断士と被る内容がかなりあるため、これまでの学習内容を活かせるでしょう。

来年もう一度受けて、それでもダメだったら一旦凍結かなあ。

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