"インプット休暇"を過ごしてみて得た個人的感想【ドズル社】

お疲れ様です、pontaです。

会社からインプット休暇をいただいて、今週月曜日、ドズル社員は各自、「吸収するための１日」を過ごしました。

ドズルさんとマオさんは読書、ヒカルさんは美術館、"せいぼー"さんはメイド喫茶。

"つきみ"さん、tpさん、ネコおじさん、マリーさんはネット脱出ゲームに挑んだそうです。

モリさんと"さくらこ"さんはなんと滝行にチャレンジ。

冷たい水から出るときに生きている意味を感じたそうです。

冷たい水から出るときに生きている意味を感じることは本当に素晴らしいなーと思いました。

僕は絶対やりたくないですが。

まあ、こういうチョイスに各人の個性が出るものですね。

自分は何をしようかなあと考えたとき、「これまで行ったことのない駅に降り立ってみよう」と思い立ちました。

自分は群馬の田舎もんだからとくにそう感じるんですが、東京は本当に文化資本が分厚いです。

ひとつの駅、ひとつの街、ひとつの坂ごとに歴史や物語、ビジネスが詰まっております。

ただ、コロナが蔓延し、外出が思うようにできなくなりました。
行ってみたかった店のクローズも少なくはありません。

さらには先日のロシア・ウクライナ戦争です。

いつまでも続くと思っていた平和や町が永続的なものでもないと改めて知り、一生行かなそうな駅に行ってみようと思ったのです。

発想は滝行と同じですね。

また、縛りとして「その駅で何かひとつを買って帰る」というマイルールを定めました。

私は基本的に家から出ない、お金を使わないのでこうでもしないと新しい出会いがないんですよ…。

また裏テーマとして「PS5を探す」というものもありましたがこれはあくまでおまけであります。

朝9時、目をつぶって都内の路線図を指さし、いちばん近い未踏の駅に向かいました。

最初に降りたったのは日比谷でした。

ぶらぶらと歩き、なんだこれ有楽町と同じ駅じゃねーか。何度も来たよと失望しつつも、とりあえず駅前のおしゃれな店で、テイクアウトの珈琲を注文しました。

カフェラテを豆から作る店員さんはキレイな人で、手元を動かしている間、なにくれとなく僕にしゃべりかけてくれました。

「昔の写真を見ると、みんなマスクしていないで驚きます」なんて他愛もない話をしながら入れてくれたコーヒーはとてもおいしくて、気持ちはフルマックスです。

その足で有楽町のビックカメラにログイン。買い物ミッションスタート。

PS5は残念ながら売り切れ。

PC売り場で見つけたWifiルーターの性能が優秀で、自宅のネット環境が劣化していることにあらためて気づかされました。

街を歩かないと気づかないものですね。

これは後日、会社の福利厚生で買ってもらえることになりました。ありがとう！ドズル社！

ただ自費で何かを買わないといけないマイルール。

うろちょろしたあげく、壁時計を買いました。

PCやスマホで時間そのものはわかるものの、針がないと時間の経過が体感しづらく。とくに午前中にダラダラ過ごしてしまうことがあり、それをいましめるための壁時計。いい買い物をしました。

でも、希望した色の時計が売り切れており、仕方なく同型の違う色の時計を妥協して購入。

僕はつまらない大人になりました。ダメ人間です…。

さて、次に降りたのは代々木上原。

友達が住んでいたので見知ってはいたのですが、実際に降りてみると高級住宅街。

あいつ…金持ちだったのか？

自分の家は建売なので、立派なガレージのユニークな家ってのはいいなあ、こういうところに住みたいなあと欲がでてきたり。

私は良くも悪くも欲がない、そういう意味では意識が低いので、こういうものを見るとガッツがわきます。

お金持ちの住んでいる街はいいですね。なぜかというと、お金持ちになりたくなります。（小学生並の文章力）

しかし住宅を買うわけにもいかないのでここでは、仕事中に飲むコーヒーを買いました。

たくさんのコーヒー豆の中で「おすすめ！」と書かれた2番目に高いコーヒーを選びました。

1番高いやつを買うのをひるむくせに、2番目は買う見栄みたいなものを自分の中に感じました…。卑劣です。

もう、売り手の手のひらの上をコロッコロですよ。

僕はつまらない大人になりました。ダメ人間です…。

最後に降りたのは下北沢。名前だけはよく聞くけれども足を踏み入れるのは初めての若者の街です。

商店街は多々ありましたが、ここでの買い物がいちばん困りましたね。

古着や、若者向け雑貨店が軒をつらねておりましたが、買い物する気にまったくなれないのです。

いや、そういうものの価値を否定はしないです。ただ古着なんてものは若くてキラキラしている人達が着るものです。

中身がツヤツヤキラキラしているからこそ、着こなす古着がおしゃれなんです。

でもオッサンがそういう古着を着たら、オールドオンザオールド。古着の二重奏です。

それはもうオシャレじゃなくて"みすぼらしい"になるんです…。

世の中でいちばん嫌われるものは、みすぼらしいおっさんです。

ぼくをそんなふうにしないでください下北沢。

買い手と売り手のターゲットが合わないとここまで刺さらないもんなんですねえ。マーケティングの勉強になりました。

結局ここでは日和って100円ショップのアレとソレを買いました。

名前を出すのもはばかれるような、しょーもない日用品です。

僕はつまらない大人になりました。ダメ人間です…。

まあそんな感じでしたが、楽しかったです。

いまの僕は、バリバリに仕上がったネット環境と時計、美味しいコーヒーによって仕事欲マックスです。

あとPS5は手に入りませんでした。

以上、よろしくお願いいたします。