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おらふくんインタビュー「こんだけ覚悟してる人がおるんやったら僕もおっかけないとおもんないな、と」―YouTuber生活2周年の日に【ドズル社】
株式会社ドズル の、所属クリエイター「おらふくん」。
2021年1月にYouTuberグループ「ドズル社」のメンバーに加入したおらふくんは、69万人登録者の「ドズル社」チャンネルの一員であり、個人チャンネルも18万人登録を超える躍進を見せている。
気さくな人柄で、ときに天然とも言われる彼はいったい何を思い、そして仲間たちに対してどんな思いを持っているのか。
「インタビューしていいですか」「いいですよ~」の軽いノリで始まった30分一本勝負、よければご一読ください。(インタビュアー:ponta)
――まずはチャンネル開設 2周年おめでとうございます~!
おらふくん(以下「お」):ああ、そうですね。ちょうど今日(6/15)ですね。ありがとうございます。
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――チャンネル開設当初は、まだドズル社に入ってなかったころですね。
お:はい。まだFortniteのプロ選手になったか、ならないかのころでした。
――おらふくんは、もともとFortniteのプロ選手だったんですね。それがなぜ、ドズルさんと知り合うことになったんですか?
お:2020年だったかな。ドズルさんがTwitterでFortniteの上手い人を募集していて。そのころはまだドズルさんのことを“なんとなく知ってる程度”でした。
でも「ああ、ドズルさんFortniteやりはるんや」と思って。なら応募しようとなって、一緒にプレイして。それがきっかけですね。
――ドズルさんも当時はクラロワがメインで、Fortniteにもチャレンジしていた時期ですね。いまはマイクラメインですが。
お:そうでしたね~。
――その後、ドズルさんはマイクラに本格的に移行、おらふくんもマイクラ動画を出すようになっていきましたね。マイクラ、もともとやってたんですか?
お:それまでは、一切やってなかったんですよ~。
――マイクラを知らなかったと。だったら最初は抵抗とかあったんじゃないですか。
お:はい。僕、当時、チェストの開け方もわからんかったんで。内心、抵抗がありました。
マイクラっておぼえること、多いんですよ。最初はほんと、ハテナマークしかなかったです。
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――そんな何も知らないマイクラ。抵抗もあった中で、ドズルさんにやりなよ!って勧められて頑張ったんですか?
お:いや、マイクラに関しては自主的にやりました。ドズルさんは逆にマイクラをぜんぜん勧めてきませんでしたね。やらないほうがいい、くらいな勢いでした。
――マジすか。
お:マジです。
――ただ結果的に、おらふくんはゲーム実況者グループ『ドズル社』の一員として、ドズルさんとチームを組んでマイクラ動画を一緒に出していくことになります。
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お:でも僕、そのグループ加入の誘いを一回、断ったんですよ。
――断った理由を聞いていいですか?
お:純粋に僕がマイクラを知らなさ過ぎて、力が足りなくて申し訳ないって気持ちが強かったです。
そのころはすでにドズぼんのお二人は、カズさんとマイクラをちゃんとやってはって。おんりーもしっかりやってて。僕だけマイクラのスキル的に足を引っ張るのがいやで。申し訳ないなーって勇気が出なくて…。それで断りました。
――なるほど。でもドズルさんは諦めずにおらふくんを誘ったわけですよね。ドズルさんが2回も誘った理由はなんだと思いますか? たぶん、そこにおらふくんの強みがあると思います。ご自身だと言いづらい部分もあると思いますが、教えてもらえませんか?
お:そうですね…。誘った理由か。うーん…そうですね。しいて言えば2つかなと。
――というと?
お:まず、自分はゲームをちゃんと怠らない。新しいゲームでもコツコツ毎日積み重ねて上手になれます。元プロゲーマーですし。ドズルさんも「マイクラ初心者だけどおらふくんなら、なんも言わなくても上達してくれるやろ」と思ってくれたのかな、と。
――ゲームをちゃんと上手くなれるのは、ゲーム実況者の大事な資質ですね。もうひとつは?
お:トークですかね。瞬時にコラボ相手の性格とかを把握したり、誰にトークをまわそうかとか、どんなことがいま盛り上がるかとか、トークの全体的なことを考えられるのが僕の持ち味で、そこを買ってくれたのかと思います。
――その持ち味は子供のころから?実況者になってから培われたものです?
お:昔からですね。なんか、僕、昔から、みんなが輝けたらいいなって思ってるんですよ。自分も輝きたいし、みんなも輝いてほしい。この人に話、振ったほうが面白いなとか。逆に今は自分が前に出たほうがいいなとかそういうことをよく考えます。
――生まれもっての演者なんですね。同じく演者つながりでうかがいます。メンバー仲間のぼんじゅうるさんってどんな人ですか?
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お:ぼんさんは優しくて気配りが上手な人です。
――というと?
お:例えば、撮影中、メンバーの様子がおかしかったりしたら「大丈夫?」とか一声出るところが本当に心優しいです。
――そういえばおらふくんは先日、ぼんさんと実際会われましたが、どうでしたか?
お:変に大人ぶらないところがすごいですね。いい意味で、年上感がない。接しやすい、気さくな方でした。
――ぼんさんはクラロワ界隈でも高校生と対等にキャッキャ絡んでて、それは本当にすごいと私も思いました。次に、おんりーさんについてはどうですか?
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お:おんりーは努力の天才ですね。寡黙でクールで、こだわりが人一倍強くて…。
僕がマイクラ実況で、本気でがんばろうと思ったのはおんりーの存在が大きいです。
――というと?
お:僕、一回、彼に「どういう方法で動画を撮影してるん?」って聞いたんですよ。そしたらものすごい撮り直しをしているんです。1分の動画をそれこそ何時間もかけて撮っていて。
それを聞いたら「自分、まだまだやな」と。
いや別にそれまでも動画撮影を舐めてたわけじゃないんですけど。「こんなにも努力できる人間いるんやな、すげえなあ」って純粋に思って。
――すごいですね。職人だ。
お:そっから動画に対する心構えが変わりました。だから彼は本当に努力の天才で、クールな中にも情熱がある人だなと思います。
――いい影響をもらったということですね。こうなると、おんりーさんにもおらふくんから与えられた影響について聞いてみたくなりました。
お:あるんかな(笑)
――おおはらMENについては。
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お:MENは建築とか上手いのが有名ですけど、それ以外にもいろんなゲームが好きで、ふつうなら「嫌や~」って思うようなことでも、どんどんチャレンジしていく好奇心の強い男の人ってイメージですね。
あと、人見知りで、誰よりも気を遣う人です。ただ実際に仲よくなってみたら、人見知りの奥は、ドズル社でいちばん人間味があります。
本当に好きですね。MENはすごく接しやすいです。
――なるほど。では最後、ボスのドズルさんはどんな人ですか?せっかくなので、あんまりみんなの知らなそうな一面をうかがえますか?
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お:みんなが知らない一面といえば…。“メンバーのことを誰よりも見ている人”ってことですね。何かあったときすぐLINEくれたりします。
あと“メンバーのことをフェアに見ている人”ですね。配信者に限らず集団って、リーダーが誰かを優遇したりとかありがちじゃないですか。それがないのは、演者としてはありがたいです。
――具体的には?
お:みんなが輝ける場を作ってくれます。RTAだったり、建築だったり、僕だったらアモアス界隈に行ってこいって言ってくれたり。
メンバー一人一人の強みを見つけてくれて、それに合う適材適所の場所を提供してくれるのがドズルさんです。
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――観察力、公正さ、プロデュース力があるってことですかね。
お:あと、ドズルさんに関することで、一番好きなのは“言葉”です。ドズルさんの言葉は僕にとっては元気の素なんですよ。「やってみようよ」とか「おらふくんなら大丈夫」とか言われるんですよ。チャレンジするときも、どんなに無謀なことでも信じてくれる。
そういう言葉をくれるんは、ほんとうに助かってます。
――例えばどんなときにその言葉をもらいましたか?
お:たとえば…月間100万再生を狙うとか、チャンネル登録10万人とか、当時は絶対無理やーみたいなことも、言葉の後押しで救われました。あとはなんですかね。それまでやったことないアモアス界隈に行けとかもそうですね。
僕自身、僕のことを信じきれてないことも、ドズルさんは信じてくれるので。そのひとことを信じてがんばってきたのが今って感じですね。
――ありがとうございます。さて、演者についてここまで聞いてきましたが、ドズル社は裏方含めたチーム体制で動いているのが特徴だと思います。スタッフさんの動きで、なにかほかのYouTubeチャンネルにない強みみたいなものを教えてもらえますか?
お:ドズル社のスタッフさんは、演者のことをめっちゃ考えてくださってるってのがありがたいですね。制作の現場って、自分の仕事だけで精一杯な方が普通じゃないですか。演者の思いとかやりたいことまで行きつかないほうが多いと思うんですよ。でもドズル社の裏方は、僕らを第一に考えてくださってる。それが伝わってくるのがありがたいですね。
――なにげない、日常の撮影でもそういう演者ファーストな部分は伝わってきますか?
お:そうですね。例えば「この人はこの企画でいったら輝けるだろう」ってのを細かく設定してくださったりとか。あとちょっと演者が疲れてるなと思ったら違う企画を用意して下さったりしますね。
――ふつう制作部隊は、もともとの予定を崩さずに実施したがるものですが、気遣ってくれるのですね。見習わないとなあ。
お:そうです。あ、ドズル社のスタッフさんの凄いとこ、もう一個ある。めちゃくちゃ向上心があるところですね。
動画の質を上げるためのフィードバックは、演者側から言うことが当然だと思うんですよね。でもうちのスタッフはそれに加えて、次の日に自分たちから出してきてくれたりする。裏でマイクラのコマンドを勉強してきてくれたり、こだわりが凄いです。
演者のレベルも上がってきてるけど、スタッフのレベルも上がっていってます。だからこそ、ドズル社はクオリティの高い作品を生み出し続けられてるんやと思います。
――どっかで聞いたような言い方で恐縮ですが「裏方は6人目のメンバー」ってことですね
お:ほんとうにそうだと思います。裏方さんはドズル社の大切なメンバーです。
――私の子どもたちが何気なく見ているドズル社の日常動画の裏には、そういう努力が隠れているんですね。
お:はい。
――子どもといえば…。プロゲーマーやYouTuberは、彼らの世代にとって憧れの職業という話を聞きます。ただ、その二つに対してまだまだ年配の方から、偏見の目があるのも事実だと思います。なので、その二つの憧れの場所に立ったおらふくんから、「この仕事、いいぞ」みたいなところ、教えてもらえますか。
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お:そうですね。この2年間は、みんなコロナ禍で外出できなかったりしたと思うんです。でもそういう中で活動していて、ひきこもりがちだった子が僕の動画や配信を見たりして「おらふくんに元気をもらって学校に行ってみることにしました」みたいにコメントをいただいたりするんですよね。あと働いている方がストレス溜まったりしたときに「動画に癒されたー」とか言ってくださったり。
こんなふうに、誰かの役に立ってるというのがすごいなと思います。
――なるほど。
お:僕、顔出していないし、視聴者さんの顔も知らないじゃないですか。知られてないし知らんけど、勇気とか元気を誰かに与えられるのってすごい時代だな、これはすごいやりがいのある仕事だぞ、と思ってます。
――確かにね…。じゃあ今度は逆のこと聞いて、いいですか。「YouTuberって、ゲームしてるだけで食えて、うらやましいゾ~?」みたいな子どもに、「とはいえ?大変だぞ?この仕事!」みたいなことがあったら教えていただけますか。
お:はい。確かにゲームとかするのは楽しいかもわからんですけど、そのゲームが下手くそだとコメントとかでダイレクトにくるんで。そういうところがツライですね。例えるなら、道端で歩いて知らん人から、急になんか言われるようなもんじゃないですか。それは嫌ですね。
――それ、嫌だわ~。
お:あとYouTuberは孤独です。僕は仲間がいるんで救われてる面も多いですが。とはいえ一人でがんばらなあかんときもあったりして。相談できない時もあって、自分を持っとかないとあかんし。継続してやる努力がとても大事で。
楽しいだけじゃなくてつらい時間も乗り越える人じゃないと勝てない仕事です。
――YouTuber、辛いわ~。
お:辛いといえば、ドズルさんに言われた言葉ですごい憶えてることがあるんですよ。
今でこそ僕、チャンネル登録者数とか伸びてるイメージがあると思うんですけど。一時期、動画を出せば視聴数が伸びないし、動画ごとに登録者が減るみたいな時期があったんですよね。そん時に、ドズルさんに「YouTubeはマラソンだよ」と言われました。
――なんか名言の予感がします。
お:「YouTubeはいいときもあって悪いときもあって、でもずっと走り続けることが大事だよ。まっすぐ前に進んでいこう」って言われて。
「たまに立ち止まっても、おらふくんらしく歩いていけばいいんだよ」って。
――やべぇ、泣きそうだ。いいこといいやがるぜロジカルゴリラァ!
お:つらい時期は一年かもわからんし二年かもわからんし人それぞれです。でも、コツコツがんばった人だけが勝てる世界だなと思ってます。
――そうやってコツコツがんばるためにはモチベの維持が必要で、維持するためにはなんらかの欲望が必要だと思うんですよ。
お:はい、欲望はめっちゃくちゃ大事ですね!
――そこで聞きたいのですが、登録者数もすごくて、いま、おらふくんの欲望はかなり満たされてますか?それともまだまだやりたいことたくさんありますか?
お:それがですね~。一生満たされないと思います。登録者100万いっても満たされないと思います。
――マジですか!!いいですね~。いい意味で欲張りですね~。
お:実は僕、以前、登録者10万人いったら、そのあとはゆっくり活動しようと思ってました。きりがいいし、個人chでここまで来たらがんばったほうやろと思って。あとはもう、ぼちぼちやっとけばええんやなって。
――僕の会ってきたYouTuberも、10万人のところで燃え尽きる方がかなり多い印象です。
お:それが、10万人に実際いったら、どんどん活動しようという欲求がすごいんですよ。
――それはなんでです?何かのコンプレックス由来とか?お金持ちになりたいとか?
お:それでいうと、登録者が増えると、コラボできる人の幅が広がったり、やれることが増えるというのが僕にとってはでかいです。
もちろん、なんでもできるようになるばかりじゃなくて…捨てる勇気も必要だと思っていて、10万人達成したところで別のゲームをやめました。
ときにはそういう厳しいジャッジも必要なんですが。もっと有名になりたいとか、ドズルさんが日本一になる夢を実現したいとかのほうが大きいので。こだわりとか小さい満足とか捨てなあかんやろと思いました。
――その、ドズルさんが日本一になる夢を一緒に見るっていうのは、おらふくんのモチベにとって大きいです?
お:そうですね。でかいですね。ドズルさんが日本一になりたいって言われても、「夢なんやな」と笑う人はおるかもしれんけど、ドズルさんは本気なんで。
こんだけ覚悟してる人がおるんやったら僕も、おっかけないとおもんないなというのがでかいですね。
――ありがとうございます。そろそろ、お時間になってきました。おらふくん的にこうなったら激アツ!みたいな直近の夢を最後にうかがっていいですか。
お:夢ですか。
――僕だったら、コーエーテクモさんと仕事をするとかですけど。そういう、何かと一緒にできたら燃える的なやつです。
お:それで言ったら、HIKAKINさんですね、やっぱり。ドズル社全員でコラボをするのが夢であり、目標だと思ってます。
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――なるほど!その日は遠くないと思いますよ。今日はありがとうございました!
お:ありがとうございました~!またぜんぜん声かけてください~。
いかがだったろうか。すべての質問に対してよどみなく、即座に芯を食った回答をしてくれるところに、おらふくんの頭の良さを感じた。また、ほかのメンバーやスタッフへの信頼感も節々に感じられ、そんなおらふくんだからこそほかの人もサポートを惜しまないのだと感じた。
ますます大きくなっていくおらふくんやドズル社から目が離せない…。成り行きに注目だ。
最後、どうシめていいかわからないので、ここ商業誌じゃないので、そんな感じの適当なシメの言葉でいっすか。あと、タイトルに2周年記念と書いたが、それは後付けのたまたまです。
以上、よろしくお願いいたします。(ponta)
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