自意識に囚われる男『俺はできるッ!俺はやれるッ!』が...ダメッ!! その悩み "ロバート・フリッツ氏" が既に答えを出しています。
悩める男『どれどれ、昨日書いた記事へのアクセス数は...って?エェ!? アクセス数2ッ!?2!? 全く読まれてねぇッ!』
悩める男『ま...まだまだ...ッ!!俺はできるッ!やれるッ!...。明日から出張だけど来週には更新するぞぉ!』
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小野寺 庄司は人に貢献したかった。"健康食" については造詣が深いと自負しており、自分の持つ情報を発信する事で『誰かの役に立ち、喜んでもらいたい。』そう在れば、記事からのアフィリエイト収入にも繋がり、ブログ読者ともお互いwin-winの関係が築ける。
何よりも ”人の役に立ちたい / 人に貢献したい” と思える自分自身が好きだったし、そんな自分を好きでいられる内は、ブログの更新も続けられると思っていた。
が...
庄司(俺ってセンスねぇのかなぁ...!?そもそも "健康食" ってみんな関心あるのか!? どうしたらいいかなぁ...。)
小野寺 庄司(32歳)1986年 東京都杉並区在住 / 職業:会社員 / 学生時代には "自分探しの旅" で単身アフリカへ / イケメンでかなりモテる。社内でも評価は高く仕事も順調。副業としてアフィリエイトに挑戦するであったが...
クラック・ジャック(天才無免許精心科医)東洋医学史上の神医『華佗(かだ)』の末裔 / パーパート大学物理学科、ワシソトソ大学医学部、メニンガー精心医学校卒 / 人々の悩みやストレスなどの "心理不調" を薬や診療ではなく "悟り" を授け解消する事を生き甲斐としている。
※ 本文に登場する人物はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
1. "自己愛" だの "自己肯定感" だの意識している暇はないんです。
僕は健康オタクでしてね、自分で言うのもなんですが結構、知識はある方だと思うんですよ。副業が解禁・推奨されてる事もあって、健康食に関するブログを始めたんです...。けどそれが、全然ダメ!!誰からも読まれなくて...。
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なるほど、続けてくれ。
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コレなんか、見てくださいよッ! 糖質カットについてのインタビュー記事なんですけどね?? 著名な料理研究家の方に話を伺うことができたので、2万字オーバーの濃い記事を書いたんです!!
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が、読まれないと?
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はい...。 先生...。
人の "心を掴む" と言うか..."魅力を感じさせる" テクニックみたいなモノって、なんかありませんかね!?
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おいおい...。それは文章の専門家に聞いた方が良くないか??
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そ、そりゃ分っているんですけど、先生は人の心の専門家でしょう??
心理学的なテクニックと言うか、そういうの聞きたいんですよ!!
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ちょっと、勘弁してくれ...と言いたい所だが、物書きでもなんでもない俺から、お前さんに是非話したい事がある。
この事は、お前さんにとって大切な話だ。
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お待ちしておりましたッ!!
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うむ。お前さん...『知識はある方だと思う』と言っていたが、自信があるな?それも、相当の自信が。そして、自意識が強い。"自分はこうなんだ、こうあるべきだ" と...なりたい "自分像" が明確だ。違うか?
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はっきり言って、自信はあります。"健康食" については僕以上に情報の濃い記事を書ける人は知りませんねッ!!僕が書きたい事、僕が伝えるべき事も明確です。そういう意味では自分像は明確ですね。
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ふっふふふ...。結構、結構...。
その自意識、一度、捨ててみないか?
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へ?
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自分自身を肯定する、つまり『自分を好きになると言う態度こそが結果を出す上では不可欠である』そう思っている人は多い。と言うのも『自分を愛しなさい』や『絶対的な自信をつける方法』と言った自己啓発を促す風潮は強く、それらしい情報は山のように存在する。
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それが、なにか問題あるんですか?
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結果を求める時...
自分はできる、自分はやれる、自分、自分...。この様に強い自意識は行く手を阻むモノだ。
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ど、どういう事でしょう?
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例えば、発明家のトーマス・エジソンや奴隷解放の父エイブラハム・リンカーン、マザー・テレサやデヴィッド・ボウイなど、偉人と語られる多くは自己肯定感が低かったと言われている。
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ほぅ。
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何が彼らを偉人たらしめたのか? それは、彼らは問題意識を "自分が何者なのか" に置いていなかった!彼らが意識していたのは "自分がどれだけ創造できているか?" つまり "成果" だったんだ。
事を為す、そういう人物はがむしゃらに "成果" やその "プロセス" のみを追っている!!言い換えれば、自分がどう在るかと言う事に意識を向けている暇などはないと言うことだ。
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なッッッ!!!!????
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自分探しの途中で事を為した "偉人" などは存在しない。
2. 『緊張』 は必ず 『解消』 に向かうモノのです。
そ、そんなエジソンやリンカーンみたいな偉人達の名前を出されても、パッとしないな~。劣等感や反骨心を武器に自分を高めていく、そういう人がいる事は分かりますよ!? けど、僕みたく褒められて伸びると言う人も多いと思いますけどね!?
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"褒められて伸びる" お前さんは、つまりつまる所、どうなりたいんだ?
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どうなりたいって?? 簡単な話ですよ。僕は貢献したい。僕の持つ情報を発信する事で『誰かの役に立ち、喜んでもらいたい。』そう在れば、記事からのアフィリエイト収入にも繋がり、ブログ読者ともお互いwin-winの関係が築けると思うんです。
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なるほど。ここでお前さんに興味深い "考え" を紹介しよう。
人生の中には2つの "見えない力" があり、その力が物事を決定しているというモノだ。1つが『揺り戻す力』2つ目が『前進する力』だ。
『揺り戻す力』とは頑張って目標を達成しても手に入れた成果を失ってしまう。
『前進する力』とは成果を上げると、それが次の成功に向けた土台となる。
この "見えない力" が機能するのは『緊張は解消に向かう』という原理が働くためだ。物事の多くはこの原理で動いている。
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は、はぁ...。
ちょっと、訳が分かりません。
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部屋の真ん中に自分がいるところを想像して欲しい。正面の壁には自分の『理想』が、後ろの壁には自分自身についての『現実』が書かれてある。
腰の周りにゴムバンドを巻き付けて正面の壁と結び、さらにもう1つのゴムバンドを巻きつけて後ろの壁と結ぶ。すると、前と後ろからゴムバンドで引っ張られた状態になる。
理想の自分に到達しようと正面の壁に向かっていくと、正面のゴムバンドは緩む。しかし、今度は後ろの現実のゴムバンドがピンと張る。そして理想から反対の方向に引っ張られ、逆戻りへ。現実に打ちのめされてしまう。そこで再度、理想に向かっていくが、また現実を意識させられる。
このような揺り戻す力が "理想を現実化できない" いや...させてくれないんだ。
この緊張構造は人生そのもの。目標を明確に描き、目標に対する現在の位置を明確に知ること。これにより、創り出したい成果と今いる場所という生産的な緊張ができて、創造的に突き進む事ができる。
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なるほど、揺り戻す力と、前進する力がイメージできました。ただそれとさっき聞いた自意識を捨てると言う事に何の関係があるんですか?
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緊張構造は、自意識が入り込むと生産的ではなくなる。揺り戻す力に負けて、いったん目標を達成しても逆戻りして成果が失われてしまう。
・自分にはセンスがないのかも?
・そもそも自分がやるべき事なのか!?
・どうしたらいいんだろう?
お前さんにも経験があるんじゃないか!?
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よ...よくご存知ですね...。
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つまり、困難に直面した際に、成果だけに集中できていないとブレる。
常に生産的な緊張感を保つ為に、自分が何者なのかではなく、自分が何を創り出し、何者になりつつあるのか? その事だけに集中するべきなんだ。
3. フォーカスを "自分" から "成果" に向けましょう。
さて、ここまでで俺の主張が分かってもらえたかな?
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えぇ...。端的に言えば、自意識に囚われるなと言う事ですかね??
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うむ。そう言う事だ。
5年間で90キロ以上の減量に成功した、看護師シャーリー・マスト氏の例について話しておこう。
彼女は何度もダイエットに取り組んだが、失敗の連続だった。彼女は肥満が心臓病などのリスク要因となることを知っており、『このままでは死んでしまう』という恐怖心に駆り立てられてダイエットをしていた。
しかし、数キロやせると、死の恐怖や危機感が弱まる。そして元の生活習慣に戻り、リバウンドするという悪循環を繰り返していた。これは典型的な揺り戻しの力によるモノだ。
彼女がこの事から抜け出せたのは『自分をどう思うか』から『自分に何を望むか』に意識を移したからだ。最高の健康という自分の創り出したい成果に集中することで、ダイエットを成功させた訳だ。
真に向上するための方法は、自意識を排除し、創り出したい成果に意識を合わせることだ。
セールスライティングについては語れないが、結果を出す為の心構えについて、俺の知り得る事を話させてもらったよ。
『やれたら良いなではなく、やらなきゃ駄目だ』覚悟をもって、毎日、記事の更新をしてみてはどうか?
さっきチラッとみた所、お前さん、更新を不定期にしかしていないようだったが?
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な、なるほど...。(こりゃ、先生の言う通りだ...。完全に俺が甘かった。)
あ、ありがとうございます...。
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うむ。お前さんの健康食についてのブログ、俺も更新を楽しみにしているぞ。
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帰り道、庄司は学生時代に決行したアフリカへの自分探しの旅を思い出していた。
日々、色々な理由をつけては更新をさぼっていたブログについても彼にとっては自分探しの途中に過ぎなかったのかもしれない。
自分探しの途中で事を為した "偉人" などは存在しない。
"自己肯定感" を完全に捨てられた...と言えば嘘になるが、自分を好きになる・ならないの更に向こう側 "成果" を問う世界に飛び込んでみよう。
そう思うと、彼の目はケニアでのサファリツアーに参加した時の様に輝きを増した。
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