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お土産⑦:デイビッド・グローブが生きた時間
こんにちは。
さて、過去6回に渡り綴ってきた2024年にポルトガルで行われたクリーンランゲージの集まりのお土産、最終回です。
最初から読まれる方はこちら。
最後のお土産でもあり、最初のお土産でもある今回は、現実的なお土産です。
私がなぜ、クリーンランゲージやシンボリック・モデリングに魅了され続けているかには、技法として素晴らしい効果を発揮するからだけでもありません。
私が惹かれ続けたのには、技法そのもの以外にも理由があります。
1.クリーンランゲージの世界に広がる「あなたはあなたの好きなように、あなた独自のやり方や感じ方で考え感じていい」という、果てしなく個性尊重の自由な空気感。
2.クリーンランゲージがオープンソースだったこと。
3.そこで出会った先輩たちがみな、とんでもなく個性的、親切で魅力的だったこと。ヒエラルキーを感じなかったこと。
1は、私が広げたい世界でもあります。
クリーンランゲージやシンボリック・モデリングを通じて、伝えたい世界観です。
同調圧力が強い(ように感じている人がたくさんいる)日本社会で、「実はそうじゃない」、「心の中はいつだって自由なんだと気づけること」
そして、本当の意味での「自分の好きに物を考え」、本当の意味での「自分が好きなように行動する」時に、個性の持つ良さを追求する時に起きることが、人生や現実にもたらす変化。
そして、本当の意味で「自分の好きに物を考え」、本当の意味で「自分の好きなように行動する」とき、そこには、これまでと違う世界が登場すること。
さて。
ポルトガルの集まりには、在りし日のデイビッド・グローブ(クリーンランゲージの開発者)の生徒たちが何人も混じっていました。
私には、その人たちが一番、自由で、柔らかい物の考え方をするように見えました。懐が広いとでもいいましょうか。その人たちに共通している空気感が存在したのです。
それはまた、私が師事してきたジェームズやペニー、マリアンが持っている空気感とも似ていました。
その空気の中で数日過ごす間、私は、「どうやれば、デイビッドが亡くなった後にクリーンランゲージを知った人たちが、デイビッドに触れられるのだろう?日本の中だけで学ぶ人たちに、この空気感を伝える方法は何だろう?」と考えていました。
お待たせいたしました。
昨日から今日にかけて、ひとつめの現実的なお土産をはじめるための事前段階の準備が整いました。
というわけで、こちらがお土産です。
よかったらご一緒に、デイビッド・グローブに会いに行きましょう。
ご案内の中で「参考資料」と書いているものは、翻訳です。
私がお分けしたいものは、日本語です。
私は本の著者とは面識がありません。そのため、著者からの翻訳利用許諾が取れるかどうかがわかりませんでした。
許可が出なくてもやるつもりでいたため、ご案内には、「参考資料」というメタファーを抜け道用語に使わせていただきました。
そうしたら、なんということでしょう!
著者のキャロル・ウィルソンにお伺いメール送ってみたところ、彼女がデイビッド・グローブと共に過ごしていた頃に、私の先生にも師事していたことが判明しました。なんと、大先輩でございました!
そして、キャロルは、読書会での翻訳の利用を快く許可してくれたのでした。
翻訳を配布することもお伝えしてあります。というわけで、「翻訳を配ります」と書けるようになりました。
そして、コピーをキャロルさんにも送ることになりました。私は、それは考えていなかったため、自分の翻訳が海を渡ると考えると、少しドキドキします。
というわけで、まずはひとつめのお土産は、「読書会という名のデイビッド・グローブに会う旅」です。
他にもお分けしたい現実的なお土産がありますが、それらはここから少しずつ、タイミングをみてご案内できればと思います。
そして、あなたがデイビッドの生きた時間に触れると、次に何が起きますか?*
*太字はクリーンな質問
よかったら、ご一緒に見てみませんか?
では、また。
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