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ワンポイント・メモ | 関係性 | 初心者〜中級者向け
こんにちは。
ただいま、クリーン実験室では、秋のブラッシュアップ|シンボリック・モデリングをオンライン開催中です。
ファシリテーター レベル1認定をするアセッサーさん2人をゲストに迎え、みなで技術向上を目的にわいわいやっています。
参加者のみなさんとトレーナーの私は、春から一緒に過ごしてきました。
このたった数日の目を見張る成長ぶりに、きゃあん!となっています。
まあ、いろいろツッコミは入れるのですが、やはり人の成長を見たり、少しずつ自信がついていくところを見るのは楽しいですね。みなさん、大変、優秀!です。
さて、本日のワンポイント・メモは、そんな優秀なみなさんが、なぜか、がんとしてお使いにならない質問にインスパイアされたものです(笑)
大事なの、大事なのよ、この質問!
お願い、使って!という祈るような気持ちで書いてみます。
この質問がいかにシンボリック・モデリングにおいて重要な位置をしめているかということを説明するために、まずは、フィードバック・ループの話からスタートしましょう。
またカタカナです。
簡単にいうと、フィードバック・ループは、延々とつながる相互作用のことです。
シンボリック・モデリングでいうところの「望み」は、たくさんの相互作用の中に変化が生まれるという考え方です。
つまり、シンボル同士、メタファー同士、出来事同士の関係性を生み出すことを、重視しています。
そうです。
重要な質問は、関係性の質問です。
「そして、Xの時、Yには何が起きますか?」
これは、すでにある関係を確認しているだけではありません。
相互作用や依存関係、因果関係などを確認しています。
同時に、シンボル同士が刺激しあい、そこに新たな相互作用が生まれるかどうかも、明らかにしてみようとしています。
現実と同じと考えれば早いかもしれません。
ひとりで叶う願いなど知れています。
みんなで力を合わせれば....
関係性の質問は、言葉を変えれば、シンボル同士に力を合わせていただいて、ランドスケープをさらに豊かにできる可能性があるかどうかを確認するものでもあるかもしれません。
もちろん、何も起きなくても問題ありません。
でも、問いかけてみることで、クライアントがまだ知らない相互作用がそこにあるかもしれません。
隠れた問題があることもあるかもしれません。
関係性は、実に大きな可能性を持ちます。
シンボル2つできたなら、問いかけてみようこの質問。
「そして、Xの時、Yには何が起きますか?」
ファシリテーターのあなたの仕事が一気に楽になるはずです。
なぜならば、メタファー・ランドスケープはシンボルたちのものだから。
シンボルたちが自ら動き出す、そのきっかけを含む質問が、関係性の質問です。
起きる、って入ってますので。
ともかく使おう。関係性の質問!
あなたがまだ気づいていない、シンボルたちのおしゃべりが始まるかもしれません。
シンボルたちは、互いにそこに別のシンボルがあることを、教えてあげるまでは知りません。
クライアントは知っています。
でも、あなたは、メタファーに質問しています。
あなたは、クライアントに質問しているのではありません。
では、また。
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