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辿り着いたのは、銀河鉄道の始発駅|私の体験
こんにちは。
久しぶりの「私の体験記」です。
最初の私の体験はこちら。
そして、本日の余談は、シンボリック・モデリングやクリーンランゲージを旅して10年、私が辿り着いた場所についてのお話です。
私がたどり着いたのは、「銀河鉄道の始発駅」(メタファー)でした。
その銀河鉄道の始発駅には、満開の花が咲いた木が一本。
空には、綺麗な星が一つ輝いている。
その木の下で、自分は、始発駅から、それぞれの銀河鉄道に乗り込む乗客に、「旅のしおり」や「旅で使う果実」や、「自分の銀河に撒いてもらう種」などを配ったり、「花びらや葉っぱ」を使って遊んだり、「旅を安全に続けるためのルール」について説明したりする。
空には、綺麗な星が一つ輝いている。
木の周りは、星の光でできた花びらが舞っている。
そうして、私はやがて旅立つ乗客たちを、「いってらっしゃい」と見送る。
乗客たちは、それぞれの銀河鉄道に乗って、それぞれの銀河へと旅を始める。
私はそれを、満開の花が咲いた木の下で見送る。そして、また、次の列車の乗客たちがやってくる。
それが、私が10年かけてたどり着いた場所でした。
これはもちろん、ただのイメージ遊びではなく、現実的な話を現した「ある言葉」から展開されて生まれたメタファーです。
なぜ、現実的な話のままで話をしないかといえば、この現実的なことは「身体」が絡む話で、頭だけが理解してもうまくはいかないからでした。
身体は、どうやら普通の言葉はあまり理解してくれないようなのですが、メタファーでなら、体も理解できます。なぜかといえば、メタファーはそもそも本人の「体」験から生まれているため、メタファーを使って何かを表現することは、「頭と体の理解を一致させる」ための作業でもあるのです。
「やろうやろうと思っているのに、体が動かない」というようなことを防止できるわけですね。
そして、今、私の頭と体は「銀河鉄道の始発駅」を現実にするよ!という一致は取れている状態です。
さて、私はすでにこの「銀河鉄道の始発駅」というメタファーを何人かにシェアしています。面白かったのは、これまでにシェアした人たちが、銀河鉄道の乗り心地を確かめるべく、私の許可もなく「試乗」したことでした。
この「銀河鉄道」はメタファーですので、もちろん、影も形もありません。単なる私の中にあるイメージの話です。(単なる・・・ではないといえばないのですが。)
現実には影も形もないその銀河鉄道に、最初に「勝手に」乗ったのは、シンボリック・モデリングを作った2人のうちの1人でした。
感想は「しばらく、日本の仲間たちと一緒に乗ってるみたいで、楽しかったわ」ということでした。
原則として、他人のメタファーについては感想などのコメントはしてはいけないことになっていますが、まあ、原則は原則でありまして(笑)
望む結果が、明らかに自分一人で達成できないものだとわかっている時などは、自らメタファーを公開していろんな人とコラボレーションしながら、創造的なプロセスを一緒に進めて、アウトカムを叶えていくという流れは、ちょいちょいあります。
悩みってね、人と共同で解決はしにくいと思うのです。できることもありますが、その役割に当たっているわけでもないのに、わざわざ楽しくない世界に自分から飛び込んでくれる人はそうはいないと思うのです。
でも、望みならば、話は別です。
望みは、自分一人の望みから、他の人たちと共に描く望みにまで、ランドスケープをどんどん広げて昇華することができる可能性を持ちます。
そして、私がシンボリック・モデリングが好きな理由の一つなのですが、シンボリック・モデリングを使えば、「悩みを、問題として語るのではなく、望む何かとして表現することができる」のです。
そして、望みとして表現することができれば、悩みよりもずっとたくさんの人と協力し合うことができる、そう思うのです。
さて…この私の「銀河鉄道の始発駅」にも、何人か、他の人のメタファーから影響を受けてるな・・・という内容が含まれています。これは、自分一人の望みのランドスケープじゃない、いろんな人の望みもそこに含んだランドスケープなんだな・・・と感じています。
これは本題からは少し外れますが、望みのランドスケープをシェアし合うことは、何か深いところで人と何かしらつながる、とても意味があることなのかもしれません。
ともあれ、この「銀河鉄道の始発駅」からは、それぞれの銀河に向けて、たくさんの「銀河鉄道」が発車します。
そして、最後になりますが、これが現実的には何を意味しているのかといえば、これ。
現在、メタファーを使って、講座の内容を組み立てていっています。
「ワークショップやイベントの立案や企画、構成にも、シンボリック・モデリングは使えますよ」、という事例の紹介もかねまして、私が長い長い旅の後にたどり着いた場所についての話でした。
そして、これは、私の物語です。
当日、私は、自分の物語ではない、そこに集まる人たちの「望む結果」のために、「歌って踊る」(これもまたメタファー)予定です。
それぞれの新しい物語、新しい旅が始まるのを祝福するために。
では、また。
シンボリック・モデリングって何?
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