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一緒に汽車を間違えた店員さん 仕事 まにあいましたか?

ヌマノハターヌマノハター

え?

焦った 間違ってる!

席の後を振り返った

一人 おっちゃんが居た

そろり そろりと近寄った

「すいません わかれば教えて頂けますか?」

心地よく マスクを外して 良く聞こえるように準備をしてくれたおじさん

「新千歳空港に行きたいんですが もう過ぎましたか?」

「戻って 南千歳で乗り換えですよ」

「ありがとうございます!」

朝6時に一席だけフライトのキャンセルを見つけた。

やっと取ったフライト 

8時前。ドキドキした。

引き返しで階段を降りるとドキドキした顔をした女性がこちらを見ていた。

目が合った

私と同じドキドキしていると感じた。

「寒いですね」  声をかけてみた。

すると私と同じように乗り換えに間違ったと話してくれた。

慣れてると。私も知ってた。だけど間違った。

親近感が出た。

友達か!って会話になった

私だけかも (笑)


新千歳空港につき 彼女は仕事まで残り15分しかない。

私の話は止まらない…ごめんね。

仕事に間に合ったかな、、


別れた途端 凄まじい勢いでエスカレーターを登って行った。緑のコートの後ろ姿を追ったら居ない。目を上に移動させると彼女は遥か かなたのエスカレーターの上を舞うように消えて行った。きっと学生の時はスポーツ系や!


間に合ったかな。

本当にごめんね!

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