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指輪

その指輪には今後、何通りものパラレルワールドがあると考えた。

その指輪の中に様々なストーリーが組み込まれていると感じた。

それを今私の中に取り入れる必要があるのだろうか…

この指輪に私が触れる必要が、今あるのだろうか…?

便器に向かって身動き出来なくなった

かなりの時間そこにいた。


そして心でこう思った。

次訪れた人に任せよう

この指輪の次の新しい世界を、次に再会する人に預けよう

だから、手を洗って、そのトイレの中から出てくる女性を待たずに私はそこを後にした。

熔けて、また新しい世界へ羽ばたいて行ってほしい

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