![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88239531/rectangle_large_type_2_40cba92245b415c98de1804cbabc4eae.png?width=1200)
Photo by
aritakakanazawa
指輪
その指輪には今後、何通りものパラレルワールドがあると考えた。
その指輪の中に様々なストーリーが組み込まれていると感じた。
それを今私の中に取り入れる必要があるのだろうか…
この指輪に私が触れる必要が、今あるのだろうか…?
便器に向かって身動き出来なくなった
かなりの時間そこにいた。
そして心でこう思った。
次訪れた人に任せよう。
この指輪の次の新しい世界を、次に再会する人に預けよう。
だから、手を洗って、そのトイレの中から出てくる女性を待たずに私はそこを後にした。
熔けて、また新しい世界へ羽ばたいて行ってほしい。