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仕事で同僚に同情、良いこと?

一般的に大変な状況にある人、困っている人に「かわいそうに…」と心配の気持ちで同情するのは良いことと思われていますよね。

でもこの同情の気持ちは、自分に損失(自分の成長を止める)をもたらす場合があるんです。今日は「職場での同情」に焦点を絞って、なぜそう言えるのかフラクタル心理学の観点から書いていきます。

例えば同僚が、誰もが避けたいと思う性格の上司(部下、同僚)と一緒に働いていたとします。「大変だー。」と嘆くその同僚の声も度々耳にします。

その際にあなたはどう反応しますか?

多くの人は「かわいそうに…この同僚は上司(部下、同僚)の被害者…」と反応すると思います。私もそうでした。
でもこれは要注意です。

なぜ要注意?

フラクタル心理学の「人は自分の鏡(人は自分の深層意識(心の深い部分)の投影)」を前提にお話しすると、その同僚にそのように反応するといういことは、自分の心の深い部分で、「同じような状況になったら同情されたい、あなたは被害者だねと言ってもらいたい」という意図があることになります。ですので、同僚に対するこの同情をやめないと、自分も同じようは状況に置かれたとき、「私は被害者、どうにもできない。かわいそうな人」となり、仕事の能力(人間関係とか仕事の効率とか)が伸びない結果となります。

もし仕事でどんどん能力を伸ばしていきたいなら、同僚に対するこの同情は損失なんです。だから、要注意なんです。

では、どうすればいいのか。

同情をやめる方法

自分の心の深い部分には、子どもの頃の思考パターン、価値観、ものの考え方が残っています。ですので、頭の中で子どもの自分をイメージして、その子どもの自分に大人の自分が次のように教えます。
1.「その同情をやめなさい。同情することはあなたの仕事ではないよ。あなたの仕事の能力が伸びないよ」
2.そして、子どもの自分が仲間と協力しててきぱきと仕事をこなしているイメージをします。(子どもの自分に大人の仕事をさせても大丈夫)

このように自分の内側と向き合っていきます。意識的に継続する努力は必要ですが、やがて同情する気持ちが無くなる、つまり、自分の能力を伸ばすことを妨げる要因を取り除けることになります。

まとめ

あなたが仕事で能力を伸ばしていきたい場合、職場の人に対する同情は損失となる可能性があります。
「相手を同情する気持ち、被害者と思う気持ち」=「自分も同情してほしい、被害者だ」。被害者でいる限り自分の能力が伸びていきません。
子どもの自分をイメージして、その思いを修正していきましょう。