日中ツーリズムサミット2021レポート|地域観光デジタルChallenge大賞最終発表(最優秀賞発表)
新たな「共創」の場づくりを目指す一般社団法⼈⽇中ツーリズムビジネス協会(東京都新宿区 代表理事 王璇、以下CJTC)が初めて実施する『地域観光デジタルChallenge大賞』の最終選考に、地域企業、団体など計9団体の進出が決定しました。
最終選考に進んだ9事例の提案を行った団体は、12月21日(火)に東京で行われる最終審査においてプレゼンテーションを行いました。
【日本ツーリズムサミット2021・オンデマンド動画視聴について】
【視聴期限】 2022年1月31日(月)まで
【費用】無料
<視聴方法>━━━━━━━━━━━━
・ステップ1:JCD Event Platformアカウントを登録
https://jcd-ep.jp/member/register?user_type=1
※すでにご登録いただいている方は不要
・ステップ2:イベントページからお申込
https://jcd-ep.jp/search/detail/1133
※アカウントを登録しただけでは、イベントに参加することはできません。
※アカウント登録とイベントページからのお申込み両方が完了した場合のみ、視聴参加することができます。
※申込イベント管理ページより当該イベントの「入室」を選択
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【危機突破部門】琴平バス株式会社 オンラインバスツアー
取組概要
「Zoom」を利用して、1日のバスツアーをたった90分でご自宅にて楽しめるサービス「オンラインバスツアー」を、2020年5月15日から開催しています。事前に「特産品」をお客様に送り、ツアー中に生産者から商品のこだわりを聞き、体感することで商品理解を深め、「継続的な地域産品購入」と「産地訪問」に繋げます。
これまで、約7,000名のお客様にご参加いただき、約1,400万の特産品を各地の皆様へ送付しました。
最終発表抜粋
琴平バス株式会社は、人口が約8300人の琴平町で行っている田舎のバス会社。コロナ前までは、お客様や地域とのつながりをコアバリューとして事業を進めていきました。
しかし、コロナ禍でお客様と突然会えなくなってしまった中で、お客様の声を形にしたいと考えをうかべました。その結果、オンラインバスツアーを開催しました。
オンラインバスツアーでのこだわりは2点。1点目は、お客様との1対1のコミュニケーション。お客様と会話がしやすいように開催人数を絞っての開催を行いました。2点目はお客様に事前に観光地の特産品をお送りしたところ。
地元の観光地から特産品が余ってしまっているという声から、このような施策を始めました。その他に旅のしおりを作るなどしてわくわく感を感じてもらえるような形にしたことで、お客様から評価をいただいているそうです。
【ユーザーフレンドリー部門】インタセクト・コミュニケーションズ㈱ スマホ一つで便利に観光 スマートシティ構想
取組概要
富良野エリアのマルチQRコード決済(日本、中国)の導入促進を初め、飲食店でのテーブルオーダー、電子チケット、スタンプラリーなどスマホ一台で観光ができる街作りの支援を行いました。
決済の導入は100店舗を超え現在も増加中です。テーブルオーダーや事前決済のチケット販売なども普及し始めており、中国からのインバウンドはもちろんどの国籍の観光客でもスマホ一台でスマートに観光できる仕組みを構築しております。
最終発表抜粋
インタセクト・コミュニケーションズは、スマートフォン1つで観光ができるというサービスを開発しました。インバウンド需要のないところで、アフターフォロー含めてオフラインでのやり取りを強化した事業を展開し、それを地域の皆様に使っていただくことができました。
過去にアプリを作成したことがあったのですが、観光に来られたお客さんがアプリを使わないという事例がありました。そこで、ユーザー目線を考えて QR コードで、簡単にスキャンして利用できるサービスを作成しました。そのサービスを富良野市に利用していただき、とても好評でした。
これから富良野市だけではなく、周辺のエリア全体のソリューションをスマートシティという形で、誰でも便利に観光できる街づくりを支援していきたいと締めくくりました。
【インバウンド部門】一般社団法人 中央日本総合観光機構 広域で取り組むデータマネジメントプラットフォーム
取組概要
財源や人材の不足に悩む行政・自治体・DMOにおいて、データの民主化(既存データの可視化、データ活用のリテラシー向上)ができるプラットフォームを構築・運用・伴走することで、担当者の経験、知識、スキルに依存しない効果的な訪日向けの観光政策が実現できる
最終発表抜粋
中央日本総合観光機構では、データがバラバラに管理されているものを使いやすいデータに変換するプラットフォームを作成しました。実現したい世界観は、「誰もがデータを読み書きを手軽に使えるようにしたい」だそうです。
そのデータをもとに、人のスキルや知識に依存しない形で観光政策を実現するような施策をとっています。まずオープンデータを整理して、眠っているデータを変換しそれを組み合わせることで、レポートを作成します。
実例で言うと、とある観光地のリピーターはどの地域どの年代の人なのかを分析して、次の戦略に役立てるようにしたりしました。実際、どこが問題なのかが分からないお客様もいらっしゃって、コンサルをするための材料としてデータを使っているとの事例を上げました。
【地域貢献・SDGs部門】株式会社産経デジタル コロナ禍におけるバーチャルサイクリングアプリを活用した誘客多角化事業
取組概要
自宅にいながら実際にサイクリングしたような感覚が得られるバーチャルサイクリングアプリを活用したレースイベント事業です。アプリは、実際の映像をAR(拡張現実)化したもので、美しい風景が広がる御嶽山エリアを全世界にPR。
海外からの参加者は全体の半数にも達した上、YouTubeでも地元の特産物などを紹介しながらライブ配信。アフターコロナのインバウンドや国内旅行者の誘客増加につながる可能性が高いと考えます。
最終発表抜粋
株式会社産経デジタルは、長野県木曽町の観光局から委託を受けて、今年2月にバーチャルサイクリングアプリを使用した、オンラインレースイベントを企画しました。
自宅にいながらレースイベントに参加でき、 YouTubeでライブ配信するレースの合間に、地元の観光情報を紹介したり、御嶽山エリアの魅力を紹介しました。
アフターコロナに向けて、インバウンド需要の喚起に繋がる施策になりました。現地に行って撮影したコースの映像をリアル化したものを映像として使用し、アバターという参加者の分身が画面に登場させてコース中で誰を抜いたのかを確認することができるシステムになっています。
当日のイベントの参加者は200人、今までの利用者さんは6000人を超えていて、半数以上は海外の方になってきました。御嶽山エリアは夏は登山冬はスキーが有名ですが、サイクリングの街として国内外にPRすることができましたと締めました。
【デジタルイノベーティブ部門】一般社団法人渋谷未来デザイン バーチャル渋谷
取組概要
創造文化都市の実現に取り組むため、2020年バーチャル空間上に誕生した「もう1つの渋谷」、自治体と連携した日本発・都市型メタバースである渋谷区公認配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」は、コロナ禍において渋谷のエンターテイメントを止めることなく、リアルの渋谷とともに価値創造を行ってきました。ハロウィーンでは「ステイバーチャル」「密回避」といった社会課題にも取り組み、約100万人の方が参加しました。
最終発表抜粋
渋谷未来デザインは、渋谷区の基本構想に含まれる創造文化都市を目指すべく、都市の未来像とエンターテイメントの力をテクノロジーを駆使しながら形にしていくため立ち上がりました。
バーチャル渋谷とは、創造文化都市の実現に取り組むため、2020年にバーチャル空間上に誕生した空間になっています。バーチャル渋谷はコロナ禍において渋谷のエンターテインメントを止めることなく、リアルの渋谷とともに価値創造を進めることができました。
例えば、ハロウィン開催や、ステイホームでの密回避といった社会課題にも取り組み、現在までで約100万人の方が参加するようになりました。こちらはアプリで、スマホやパソコンから誰でも参加することが可能です。
最もコロナ禍によって活動が制限されているアーティスト様への支援として、総勢100組が参加したバーチャル音楽ライブを約8日間にわたって実施することができましたと締めました。
【日本ツーリズムサミット2021・オンデマンド動画視聴について】
【視聴期限】 2022年1月31日(月)まで
【費用】無料
<視聴方法>━━━━━━━━━━━━
・ステップ1:JCD Event Platformアカウントを登録
https://jcd-ep.jp/member/register?user_type=1
※すでにご登録いただいている方は不要
・ステップ2:イベントページからお申込
https://jcd-ep.jp/search/detail/1133
※アカウントを登録しただけでは、イベントに参加することはできません。
※アカウント登録とイベントページからのお申込み両方が完了した場合のみ、視聴参加することができます。
※申込イベント管理ページより当該イベントの「入室」を選択
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