韓国語の初期学習におすすめの教材。
韓国語を学び始めてから1年ぐらいが経ちました。
最近、急激に動画やドラマの簡単な会話などが理解できたり、すこしまとまった文が口に出せるようになってきた感じがあります。
ほぼ座学をやらない「ながら学習」だし、実際に会話してるわけじゃないので「聞かれたことに答える」とかは自信ないですが。
それでも成果が出始めたということで、今日は、私が学習初期につかった教材をご紹介してみます。
座学が苦手な私でもできた、厳選教材です。、笑
「韓国語、勉強したいけど何から始めればいいかわからない」
「いざ教材見ると道のり長くてやる気でない」
という方々の参考になればと思います。
【はじめに】教材選びのコツ
私になりの選ぶ基準やコツがあったりします。
これは英語学習で成果が出ている基準なので、合う人には合うと思います。(特に、感覚的に身につけて行きたい人、エンタメ素材で学びたいような人)
教材選びのコツ①できるだけ薄い冊子を選ぶ
言語がまるっと未知なので、問題集一冊やったって、韓国語を完全マスターできるわけはないですよね?
だとしたら、せめてこれから自分がやることの、全体像を知りたい。
それともう一つ、ゴールを近いところに設定したい。ハードル下げたいw
私はそういう考えなので、うす〜い教材が大好きです。
教材選びのコツ②「ノート式」でインプットしながらアウトプット。
読むだけの参考書読んでも、まったく入ってこないんです。むしろ知らんことだらけすぎてイライラw
「ノート式」なら、読んで知ったそばから書いてアウトプットできるから、覚えやすい。
さらに、書きながら声に出せば、もっとアウトプット倍増で、定着率も増し増し。
教材選びのコツ③音声つきがベター。
音を聞きながらやると記憶への定着しやすいと言うし、話すイメージがより鮮明になるから、音声データつきは良い。
特に文法書とか単語帳とかをコツコツやるなら、頭で理解できなくても音で慣らしていけるから、音声あるのがいい。
けど、ダウンロードした音声って、普通の音楽ファイルよりも使いにくいから、結局やる気がないと、なかなか聞かないんだよねぇ(遠い目)
iPhoneとかだとダウンロードすると「フォルダ」に入って探しづらかったりね。。
ともあれ。
私は基本、パパゴ派ではありますが、原則としてはそんな感じ。
選ぶ基準は、基本的には性格や目的によって変わるので、参考程度に。
【韓国語学習】初級おすすめ教材❶NHK「書いてマスター!ハングル練習帳」
あるとき、どこかの記事で読んだんですけど、韓国語の文法とは、ほぼ「語尾」らしいのです。
「韓国語 文法とは」とか「韓国語 文法項目 一覧」とかを調べまくっていた私としてはw「ほぼ語尾」と知ってかなり学習意欲がでました。
「そうなんだ、じゃ、いったん語尾をコツコツやればいいのね。」
「よく使われる語尾から覚えていけばいいね?」
って。
例えば英語だと「語順」とか「文型」とか、ありますよね?
それに伴い「助動詞」「不定詞」「関係代名詞」とか、文章の作り方を全部知らなきゃいけない。
単語がわかれば意思疎通はできるけど、それだけでは文法的にはゼロなわけです。(あくまで日本人からの景色)
まぁ実際にはその文構造にこそ文化や価値観がたくさん反映されているから、切り離すことはできないですが、理論面だけ言えばそんな感じ。
そこにきて韓国語。
文の作り方、ほぼ同じ。
語順も似てるだけでなく、語順がテキトウでも省略しても通じる、っていう概念まで似てる!!
助詞の使い方も似てるし、敬語があるところまで同じ。(まったく同じではない)
そういうことなんですよ。(何)
前置き長くなりましたがw、そんな韓国語文法の最重要事項「語尾」を一つ一つ定着させていく「ノート式」の教材として最高だったのが、このNHKの「ハングル練習帳」でした。
1年1クールになっているので、上のリンクは初月のハングル文字になっていますが、以降、語尾表現を一つずつ練習していけます。
表紙に書いてあることがちょっと分かりにくいので笑、本屋さんとかでパラパラ中身を見てもらうのがいいかと思います。
一冊に3つか4つの語尾表現の章があって、各章で一つずつ学びます。
各章の構成が
・意味
・活用
・例文
・練習問題いくつか
という感じですが、ここでポイントなのが練習問題がめちゃくちゃ簡単なのです。
和文を韓訳したり、作文したりするんですが、語尾以外は横にほぼ答えが書いてあるw
すごい低いハードルで成功体験を積ませてもらえるので、達成感があって楽しく進められます。
私は書店で見て一冊買って気に入ったので、すぐさまネットで6冊ぐらい別の月を買って、結局3〜4冊の8割ぐらいはやったかな?って感じです。
一冊が660円なのも良いですよね。最初からやりきれる自信のない2,000円の本買うのは勇気が入りますが、万が一やらなくても660円ならお財布の被害も少ないw
で、これ色々みていくと実際には語尾以外の文法もあるんですが、日本語と似ていて感覚的にわかることも多いので、「やっていくうちに身についていきそう」と思うことは飛ばしました。
完璧じゃなくても、やった分は身につくからコンプリートを目指さないコンセプトでw
書きながら、言いながらできるし、さらに同じ活用型(8月でいう「母音チェック型」)を連続でいくつか反復練習することになるので、記憶への定着もすごくいいです。
【韓国語学習】初級おすすめ教材❷ハングル文字
個人的な見解。
ハングル文字って、平たくいうと「音」つまり発音記号。
っていうことを念頭においたとき、この教材のポイントはこの章立てにあります。
PART1 「あいうえお」で覚えよう
PART2「ぱ」、小さい「ゃ」などを覚えよう
PART3 韓国語でしか使わないハングル
ハングル文字が「音」なら、知っている「音」に紐づけるのが一番いいです。
このノート式というスタイル、ひらがなやカタカナ、アルファベットなどの「文字」を学んだときに似ていません?
一つ一つの文字を知って、その「音」を知って、何回か書いて、使う単語書いて、それも繰り返し書いて・・・
このスモールステップが、私には合いました。
書くときは、口に出しながらやるといいし、日本語にない発音は、パパゴなどのアプリで発音を確認しながらすすめるのがオススメです。
が、なんとなく「こういうのがあるんだな」ぐらいでいいと思います。
なぜなら、繰り返しますが、ハングル文字とはほぼ「発音記号」だから、文字を覚えるより発音を知ることが重要だと思います。(特に「聞く・話す」にフォーカスする場合)
そして発音とは、ほぼ「喉の筋トレ」。使い続けないと覚えられないし、成長もしません。
それは時間をかけて、他の素材を使って成長&定着させていくのがいいと思います。
巻末には日本の地名の練習帳もあるので、それもおすすめポイントです。
知っている音を何度も繰り返すことで、慣れていけます。
ちなみに、、、私は、ハングル文字が超苦手です。苦笑
この教材は学習をはじめて半年ぐらいのときにやりまして、「音」こそ理解していますが、読み書きはほぼ成長しておらず、、、
今でも一文字一文字じーっと眺めながら「あん、、、にょん、は、、せ、、あ『アンニョンハセヨ』か」という読解速度ですw
考え方、学習の目的によるんですが、私はあくまで「聞く・話す」にフォーカスしているので、今のところ不自由はないし、語彙力やリスニング力、そして話せるフレーズなどは増えていっています。
【韓国語学習】初級おすすめ教材❸口を鍛える韓国語作文
聴覚優位の人で、特に最速で「話せるようになりたい」人におすすめ。
1つの語尾表現に対して、10こぐらいの例文を、口に出しながら覚えていく本です。
サンプルページがないので、気になる方は書店で中身チェックしていただきたいのですが。
この教材、英語のベストセラー教材「瞬間英作文」とそっくりです。笑
英語学習教材として長きにわたり不動のベストセラーとなっている大人気教材「瞬間英作文」。
「日本語を見て英語を口に出す」の反復練習によって、口をついて言いたいことが出てくるようになる。というあの、あの、あの、奇跡の教材です。
これね。
騙されたと思ってやってほしいです。笑
不思議なのは、練習したフレーズだけじゃなくて「知ってるけど口をついては出てこない」ような表現も、だんだん出てくるようになるのですよ(驚)
ただし、7〜8割ぐらいの意味がわかるページだけやるのがオススメ。
ぱっとそのページ見て、ほぼ分からない、みたいなのばっかりやってるとモチベも下がっちゃうと思います。
「できる!」「わかる!」「あ、これ知ってるー!」の感覚がある範囲内で、楽しく続く分量だけやるのがオススメです。
私も、やりたいところだけ、気が向いたときにやる程度です。
が、「瞬間英作文」での経験から、とくに急いで会話力をあげたい!という方は、習慣的にコツコツ進めていくとかなり効果が上がると思います。
ちなみに、中級もあります。
【韓国語学習】初級おすすめ教材❹キクタン
ぜんぜんやってないけど(やってないんかい)やっぱりキクタン。良い子の味方。一冊持ってると、気が向いたときに3、4ページやるだけでも違います。笑
聞きながら語彙力アップできる教材探していると、「起きてから寝るまで」とどっちがいいか、で悩むんですけどね。
実はこっちも買ってみたんですが、私には合いませんでした。
やろうとしてびっくりしたんですけど、私、起きてから寝るまでの行動を、あんまり人に知られたくないという性格なのですね。
だから、この本で習った表現をどこかでアウトプットしている自分がイメージできなかったという衝撃の理由にて。苦笑
そこまで深く考えずに、シンプルに身の回りのことから・・・っていう方にはオススメです。
ちなみにキクタンは「入門編」というもっと簡単なやつもあるんですが、普段から動画とか何らかインプットしている人には、「入門編」は簡単すぎる気がするので、あまりオススメはしないですが、興味のある方はチェックしてみてください。
まとめ
という感じで、韓国語の学習初期におすすめの教材をご紹介しました。
①と②は基礎知識、③と④は語彙や表現の幅を広げる「耳」からの集中学習、という感じです。
しかし②のハングル文字は、最初にやる必要はないです。どんな言語でもそうですが、難易度は「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」なので。
特に必要に迫られてないのに「ハングル文字から始めるべき」という呪縛に引っかかっている方は、②はあとまわしにすることをおすすめします。(過去の私w)
※ただし、「音」の種類は知る必要あり
こんな感じで。
これ書いてるプロセスで学習Tipsとか気づいたこと、色々出てきたので、また時間があったら関連記事書けたらと思います。
では!今日は終わり。