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2025年の韓国語。4月のTOPIK2受験。

妹は、姉のあとをついていくものだが、まったく同じ道をいくのは避けたかったりする。

とくに小さいころは、同じことをやっても大きいお姉ちゃんのほうが上手にできるから、妹は別のことをしてお母さんやお姉ちゃんに褒めてもらおうとする。計算するわけではないけれど、自ずとそんなふうに育つ気がする。

そんな大昔の記憶がほのかによぎりながら、年の離れた姉に誘われて韓国語の資格試験TOPIKを受けることにした。

吉と出るか凶と出るか。


当初の2025年展望は「韓国語べらべら」

昨年のなかごろ立てた無謀な目標。

2025年が終わるころには韓国語がべらべらと口をついて話せるようになりたい。

自分的なべらべらとは、とにかく「口をついて」話せるようになりたいという意味で、ボキャブラリや表現が完璧でなくてもいいというイメージで、スラスラ話せる言葉や表現のレベルが今より一段上がればいいなという感じ。

2024年の小さな成果の一つに「ハングル検定4級合格」というのがあって。

まともな試験勉強はできなかったけれど、2年ほどのエンタメ鬼インプット&独り言と歌のアウトプットで身につけた知識でなんとか合格した。

合格したときに書いた受験記らしきものはこれ↓。

日ごろ感じていた「少しは分かるかも?」といううっすらとした期待感が「少しは分かるらしい!」と確かなものになり、それはそれで大きな喜びと安堵の気持ちだった。

一方で、合格したハングル検定4級は初級の初級でまだまだ実用レベルとは言えない。そんな初級ですら知識や技能が歯抜けで「ここから先はちゃんと勉強しないと合格できない」ことを肌で感じた。(当たり前なんだけど)

さて。今年はどんなプランで韓国語に向かおうか。

年始に、4月のTOPIK受けようか?と一度は考えたのだが、苦手な試験勉強にコミットする勇気がなく、決断を後回しにした。

2025年展望記事でも韓国語には触れず、そーっとやり過ごした。

わたしの目標が試験合格(スコア達成)でないかぎり、試験を受けたり合格したりすること自体に大きな意味はない。

だが韓国の音楽を好きになって「韓国のミュージシャンと音楽活動をする」のがわたしの夢の一つである以上、習得をスピードアップしたいという願望もつねにある。

留学なしでほぼ上級までいった英語は、定期的なTOEIC受験が効果的だった。

そんな考えがぐるぐると頭を駆け巡りつつも、引っ越しや家のことなど目の前のタスクに追われて春のTOPIKを上手にスルーできたと思えた1月末。

募集が終わる2日前という絶妙のタイミングで、姉からお誘いを受けることになった。

韓国語メキメキ成長中な姉のこと。

ここで、姉の韓国語事情を少し。

わたしより何年か先に韓国エンタメを好きになり、コツコツと試験勉強をするのが得意な姉は、2年前ぐらいからハングル検定やTOPIKをコツコツ受験し、昨年秋にはついにTOPIK5級に合格した。

TOPIK5級とは、

・専門分野においての研究や業務に必要な言語をある程度理解し、駆使できる。
・「政治、経済、社会、文化」の全般にわたって身近でない話題に関しても理解し、駆使できる。
・公式的・非公式的な文脈及び文語体・口語体の文脈を適切に使い分けることができる。

東京外語大学「TOPIKのレベル別評価基準」より

かなり高尚。

かなりハイレベル。

完全なる上級レベル。

そんなに頑張って勉強したのに結果の確認を長らく放置していたらしく、最近やっと昨年秋のスコアをネット確認して「5級受かってた」と連絡があった。

「次回は6級目指して受験します!一緒に受けよ〜」

というのが、事の経緯である。

誤解を恐れず言うならば、姉が自宅でコツコツ勉強しながら韓国語の上級者になっていることは確かに凄いことだが、姉のもっと凄いところはその学習にあまり目的がないところだ。(褒めてます)

もちろん「韓ドラを字幕なして見たい」という韓国エンタメ好きがよく抱える目標はあるようだが、わたしから言わせてもらえば、簡単に字幕にアクセスできてしまう環境にあるなかで、それだけを目標にやる気をキープのは至難の業だ。

それなのに彼女は「韓国語を仕事にしたい」とか「韓国に住みたい」とかいう大きな夢はないままこの偉業を達成してしまっている。

わたしは、何事も大きなビジョンがないと走れないタイプだが、それも走るための理由であり、最終地点まで到達できることは少ない。

それなのに姉は、ただ「楽しい」「暇つぶし」とか言いながら、たいそれたヴィジョンなど掲げなくても夢中でコツコツ突っ走って凄いことを達成する。

単純にタイプが違うだけで、本来どちらが凄いとか偉いという話ではないのだが、わたしから見ると、彼女の目の前のことをコツコツ積み重ねる力には歳を重ねるごとに尊敬しかなくて、その才能を遺憾なく発揮してメキメキ実力を伸ばす姉には感服している。

ただし。

尊敬し応援しているからといって、妹であるわたしが姉と同じ道をひた走りたいかというと、それはまた別の話。

わたしのTOPIK2目標:3級合格。

姉の得意分野である「資格試験」という土俵で、わたしより一歩先にスタートを切って順調にレベルを上げ、気分良く次のTOPIKもチャレンジする気満々の姉と一緒に受験をすることは、わたしには裏目にでる可能性もある。

ハングル検定4級に受かったばかりのわたしはよちよち歩きの幼稚園生ぐらい。TOPIKなら初級も初級、1級と2級の間ぐらい。

レベルに差があるのなら、姉にいろいろ教えてもらえるからむしろ好都合なのでは?と思われるかもしれないが、そう単純ではない。

わたしと姉は、とにかくタイプがまったく違うから、同じ試験を受けるにしても勉強スタイルが全然ちがうし、大阪と東京で離れているから、いつでもなんでも気軽に聞けるという環境でもない。

それでも、わたしにも韓国語の学習をスピードアップさせたい理由はあったので、今回の誘いに乗らないわけにはいかなかった。

noteや音楽の学習など、わたしには優先順位を譲れない他のことがいろいろあるなかで、どこまでやれるかわからないが、ここは姉が楽しそうにコツコツ頑張る姿を刺激にして、わたしなりのスタイルで(ここポイント)学習速度をアップできるよう、やってみるしかない。

ということで、実際にはこんなことを熟考したうえで決断したわけではなく、完全にノリと勢いで決めたTOPIK受験。

目標は、中級入口の3級スコアゲット。

このペースの学習で、今年中にベラベラになるか?という誰もが抱くまっとうな疑問はいったん置いといて。

試験勉強と実践をうまくミックスしながら、追い込みすぎない感じでなんとか引っかかれるよう、近いうちに緩めの計画でも立ててみようか。

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