御守りを作った理由と手順
元々は、某店で店長をやっていた時に、ノベルティで貰ったのがキッカケ。
とは言え、織りで作られたしっかりした物なだけあって、
小ロットに不向きで、単価を考えると中々製作出来なかった。
それとは別に、6年以上家の近くに毎月1日は参拝に行っていて、御守りや行事的を目にする機会はあって、令和になる前後くらいから御朱印が流行り始めてると言うのは、メディアとかでなくて何となく感じてた。
で、このコロナ禍になって、「海外の友人にも送りたい」って思って作ることにしました。国内の友人でも会う機会が減って、やり取りする機会も減ったので、会えなくても連絡するキッカケ作りも兼ねてです。
それに、ステイホームで家に居る時間が増えたと言うのも大きかったかも。
結論。
・ノベルティで貰ったけど個数と単価が合わなかった。
・神社には毎月行っていて馴染みがあった。
・コロナの影響で環境が変わった。
ここからは作った流れです。まずは全体的な流れ。
1、製作会社を決める(予算、デザイン、サイズ、最小ロット)
2、ご祈祷して頂ける神社探し(製作会社が教えてくれることもある)
※ここまで決まれば一段落
3、デザイン決定(場合によっては、中身も)
4、サンプル発注・入稿 ⇒ 納品
5、量産発注 ⇒ 納品
6、ご祈祷
これで完成です。
ここから下は個別に補足。
<1、製作会社を決める>
自分の場合は手元に織りの御守りがあって、1社は製作会社を知っていた。
プリントの御守りの方が小ロットに適しているし、グラデーションとか自由度も高いし、版代も無くて価格も抑えられるけど、織物に拘りたかった。
なので、ロットと価格の会う会社をことある毎に探していた。
探し方は、いつも通りでネットで検索ワードを変えて探したり、グッズを観て製作会社を探したり、展覧会?に行ってみたりと言った感じだった。
御守りの場合、グッズを見て製作会社がすぐに分かるのは稀だと思う。神社などにあるのは不明なので、キャラ物を見かけたらパッケージを見てとかって感じになると思う。
僕は展覧会で探してたら、見つけることが出来ました。
<2、ご祈祷して頂ける神社探し>
御守りは作っただけでは、単なるグッズです。
なので神様のご利益を授けていただきます。
「ご祈祷」と言う形なら、お願い出来る神社などがありますが、御守りを持参した場合販売などの営利目的だと拒否される事が多いらしく、御守りの時点でNGな所もあると言う話です。
なので事前に、ご祈祷して頂く内容や物を確認した方が無難です。
僕は、友人に勧められた神社へ問い合わせ、対応の雰囲気も良かったため、
そこでご祈祷して頂きました。
<3、デザイン決定>
「御守り」は、「御守り袋」と「御神体」の2つに別れているのが普通です。「御神体」は神様が宿られていますので、一般人が製作する場合は「願い札」を中に入れるらしいです。
初回は製作会社の「願い札」を入れて頂きましたが、2回目は「願い札」もデザインしました。
で、御守り袋ですが、いざデザインしようとすると自由度が高く難しかったです。たまたま御守りを纏めた本が販売されていましたので、参考になるかと思い購入したのですが、余計に自由度が高いのを実感しました。
結局、「自由度が高い」のと「基本的な部分」を本で確認し、基本を残した上で、全然違うものを参考にデザインすることになりました。
※参考にしたのは「御守りの本」です。
<4、サンプル発注・入稿 ⇒ 納品>
版代が掛かっている以上、次回から修正が効かないため、製作会社の担当さんと、出来ること出来ないことを確認しながら、デザインの微修正を行い、まずはサンプルを発注しました。
織物なので、縫い目や隙間、小さい部分の潰れ具合を確かめました。
ある程度は、担当さんがアドバイスしてくれるので、殆ど確認な作業です。
<5、量産発注 ⇒ 納品>
4の時点で、色の確認とかも終わっていたので、個数を決めて発注。
最小ロットの中で色替えが可能な場合もあるので、そこは1の時点で確認した方が良いかと。
納品されたら、念の為検品した方が良いと思います。
<6、ご祈祷>
2の時点で決めた神社などに、改めて日程やご祈祷して貰う際のやり方などを確認し、参拝します。
ご祈祷が終わりましたら、完成です。
簡単に纏めるつもりが思ったより長くなりました。
コレ、細かい部分をかなり削っているので、一部は改めて書きたいと思ってます。
※本来なら「御守り袋」と言うのが正確なのでしょうが、中身も作ったので「御守り」と表現させていただきます。