BellCurve統計検定2級問題集の解説(ベイズの定理)

マガジンのリンク

自己紹介

 QC検定1級, 統計検定2級を持っています。現在は統計検定準1級の合格を目指しています。まずは統計準1級ワークブックを進めています。そこで自分なりの解答を共有していこうと考えています。※解答のみで問題は載せません。今回はBellCurve統計検定2級問題集です。

所感

 Amazonのアソシエイトとして、このアカウントは適格販売により収入を得ています。

 BellCurve発行の統計検定2級模擬問題集1〜3です。Kindleの電子書籍です。公式の問題集より前にこの問題集に取り組んだほうがいいです。良問揃いですが、特にいいと思った問題を解説します。①基礎, ②ベイズの定理, ③推定, ④検定, ⑤χ²検定, ⑥ソフトウェアに分けました。
 今回は②ベイズの定理です。ベイズの定理は問題の形式が決まっています。公式の暗記と数値の代入ができれば簡単です。ただ日本語で説明すると長くなり苦戦しました。

解説

1冊目[4]
 求めるのはある子供が「陽性」であったときに実際に「罹患している」確率。

となる。次にそれぞれの条件付き確率を考える。問題文より実際に「罹患している」子供が「陽性」と判定される確率は

となる。このときを偽陽性と呼ぶ。ベイズの定理より、ある子供が「陽性」であったときに実際に「罹患している」確率は

2冊目[4]
 求めるのは真陽性率が何%以上であるかである。条件は「感染している」と判定された人が実際に「感染者である」確率が85%以上。

となる。問題文より「感染者でない」人が「感染してない」と判定される確率が86%である。したがって「感染者でない」人が「感染している」と判定される確率は

書籍の紹介

 Amazonのアソシエイトとして、このアカウントは適格販売により収入を得ています。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集