BellCurve統計検定2級問題集の解説(②ベイズの定理2問)
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自己紹介
QC検定1級, 統計検定2級を持っています。現在は統計検定準1級の合格を目指しています。まずは統計準1級ワークブックを進めています。そこで自分なりの解答を共有していこうと考えています。※解答のみで問題は載せません。今回はBellCurve統計検定2級問題集です。
所感
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BellCurve発行の統計検定2級模擬問題集1〜3です。Kindleの電子書籍です。公式の問題集より前にこの問題集に取り組んだほうがいいです。良問揃いですが、特にいいと思った問題を解説します。①基礎, ②ベイズの定理, ③推定, ④検定, ⑤χ²検定, ⑥ソフトウェアに分けました。
今回は②ベイズの定理です。ベイズの定理は問題の形式が決まっています。公式の暗記と数値の代入ができれば簡単です。ただ日本語で説明すると長くなり苦戦しました。
解説
1冊目[4]
求めるのはある子供が「陽性」であったときに実際に「罹患している」確率。
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となる。次にそれぞれの条件付き確率を考える。問題文より実際に「罹患している」子供が「陽性」と判定される確率は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163518817/picture_pc_66a90e94e58cb46e5d300e7adc0c6061.png?width=1200)
となる。このときを偽陽性と呼ぶ。ベイズの定理より、ある子供が「陽性」であったときに実際に「罹患している」確率は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163518857/picture_pc_84dead0bffb579f94a46087ecfed180c.png?width=1200)
2冊目[4]
求めるのは真陽性率が何%以上であるかである。条件は「感染している」と判定された人が実際に「感染者である」確率が85%以上。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163518868/picture_pc_7c5f532f5e9306a9bec008346b4ac466.png?width=1200)
となる。問題文より「感染者でない」人が「感染してない」と判定される確率が86%である。したがって「感染者でない」人が「感染している」と判定される確率は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163518888/picture_pc_1d086adaae667bbc58b6b8f3695e9e0f.png?width=1200)
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