【コンフィデンス・インターワークス:7374】2024年3月期 第3四半期決算ポイント解説
株式会社コンフィデンス・インターワークス IR担当です。
今回は、2024年2月9日(金)に発表いたしました2024年3月期 第3四半期決算について、セグメント別にポイントを解説いたします。
会社全体の決算ハイライト・成長戦略の進捗については、こちらの記事で解説しておりますので、併せてご覧いただけますと幸いです。
セグメント区分
当社は、主要人材サービスである人材派遣・フリーランス、人材紹介、受託、求人広告を網羅的に展開しております。
2024年3月期 通期売上目標は80億円。当第2四半期から「HRソリューション事業(人材派遣・受託)」「HRソリューション事業(紹介)」「メディア&ソリューション事業」の3セグメントに区分し開示しております。構成比は以下のようになっております。(※)
では、各セグメントの業績・KPIについて解説してまいります。
① HRソリューション事業(人材派遣・受託)
▶セグメント概要・業績
当セグメントは、旧コンフィデンスの事業が大部分を占めております。
当第3四半期は前年同期比で、売上高+9.8%、セグメント利益+5.8%にて着地いたしました。セグメント利益率は25.8%と、前年と概ね同水準で推移いたしました。進捗率は72.9%となっております。
売上高 4,166百万円(YoY +9.8%)
売上総利益 4,017百万円(YoY +10.6%)
売上総利益率 34.8%(YoY +0.3pt)
セグメント利益 1,074百万円(YoY +5.8%)
セグメント利益率 25.8%(YoY ▲1.0pt)
▶KPIの進捗
派遣事業における主要KPIであるクリエイター派遣配属数は、前年同四半期から24名増加したものの、過去からの成長に比べて緩やかに留まっております。
クリエイター稼働日数・稼働率、平均残業時間は、引き続き堅調に推移しております。
▶打ち手
現在、スマートフォン保有人口の充足に加え、モバイルコンテンツの多様化により、新タイトルのユーザー獲得競争も激化。モバイルゲーム市場の成長は緩やかになっており、当該クライアント先へのクリエイター人員の派遣配属数もやや鈍化している状況でございます。
このような状況の中、当社では、所属するクリエイターを異なるクライアント様にも配属できるよう、スキルアップ講座を拡充することで、所属クリエイターに、他のゲーム会社様にも転用可能なスキルを習得していただくこと、キャリアアップに繋げていただくよう対応を図っております。
また、以下は当社のオウンドメディアにも、クリエイターサポート制度についての記事がございますので、ご参照ください。
また、配属数増加の観点においても、DX・RPA領域等、ゲーム業界以外の領域への展開も含めて、特化業界における網羅的な人材ニーズの知見に基づき、今後も着実にクリエイター配属数を伸ばしていけるよう努めてまいります。
② HRソリューション事業(紹介事業)
▶セグメント概要・業績
当セグメントは、旧インターワークスの人材紹介事業が大部分を占めるため、旧コンフィデンスのみの前年同期比較で大幅な増収、増益となりました。
当第3四半期は前年同期比で、売上高+1856.4%、セグメント利益+3181.3%にて着地いたしました。セグメント利益率は29.6%と、前年同期比+11.9ptとなっております。進捗率は50.1%となりました。
売上高 623百万円(YoY +1856.4%)
売上総利益 499百万円(YoY +1859.3%)
売上総利益率 80.1%(YoY +0.1pt)
セグメント利益 184百万円(YoY +3181.3%)
セグメント利益率 29.6%(YoY +11.9pt)
▶KPI進捗
人材紹介事業における主要KPIである、成約件数・成約単価は、コンサルタントを平均77名まで増員し、育成にも注力した結果、成約件数が当第1・第2四半期と同水準での推移となりました。今後は、コンサルタントの生産性を重視して進捗する予定です。
③ メディア&ソリューション事業
▶セグメント概要・業績
当セグメントは、旧インターワークスのメディア&ソリューション事業が大部分を占めるため、旧コンフィデンスのみの前年同期比で大幅増収、増益となりました。
当第3四半期は、売上高+1494.6%、セグメント利益+703.2%にて着地いたしました。セグメント利益率は25.6%と前年同期比▲25.2ptとなりました。求人広告(工場ワークス)について、固定費の削減により損益分岐点を下げ、セグメント利益の安定確保を目指しております。進捗率は56.4%となりました。
売上高 587百万円(YoY +1494.6%)
売上総利益 474百万円(YoY +1523.9%)
売上総利益率 80.8%(YoY +1.5pt)
セグメント利益 150百万円(YoY +703.2%)
セグメント利益率 25.6%(YoY ▲25.2pt)
▶KPI進捗
当セグメントの売上の多くを占める「工場ワークス」の求人掲載数は、2023年5月以降、回復傾向にございます。また、取引顧客数・顧客単価も上昇トレンドにて推移いたしました。
事業戦略
引き続き、特化業界において企業に深く入り込み、ニーズに応じてサービスを循環させることで、クロスセルでの売り上げ拡大に努めてまいります。
会計上の見積りの変更(耐用年数の見積りの変更)
決算短信に記載の耐用年数の見積変更につきまして、分かりづらいとお問い合わせがございました箇所を、こちらで補足させていただきます。
こちらに記載の「東京オフィス」は、西新橋にございます旧インターワークスのオフィスを指しております。現在の虎ノ門に位置する「東京オフィス」は近い将来での取り壊しが決まっている物件となりますので、来期中に近隣のビルへの移転を行うことを決定。当該決定に伴い、会計上、関連する固定資産について耐用年数を短縮し、使用予定期間までの期間で加速度償却を行うものでございます。
つきましては、本件について、現在の新宿本社の移転に関する事項ではございませんので、ご留意いただければと思います。
IRに関するお問い合わせ
ここまで、セグメント毎の決算概要及び質疑応答の中で分かりづらかった箇所の補足について、ポイントを絞ってご説明してまいりました。
当第3四半期決算の詳細は、当社IRページに掲載している資料をご確認いただけますと幸いです。
▼IR関連資料
また、決算に関するご質問や、IRの取り組みについてのご意見・ご感想などは、株式会社コンフィデンス・インターワークス IR担当(ir@ciw.jp)または、下記の問い合わせフォームよりお願いいたします。
▼IRに関するお問い合わせ
今後も、コンフィデンス・インターワークスは「プロフェッショナルの力と可能性を信じ、共に未来を創り出す」をビジョンに、業界特化型の人材サービスを通じて働く人々の価値を最大化させ、より高い介在価値を発揮することで、社会の発展に寄与してまいります。
最新の決算・IRイベント・事業トピックなどの情報は、当社公式Xでも日々発信しておりますので、この機会にぜひフォローいただければと思います!引き続き業績目標の達成に向けて、社員一丸となって取り組んで参りますので、ぜひご注目いただければと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!