見出し画像

Civilization ホワイトペーパーV2

(この記事の内容は2022年9月時点のものです)

Defiを利用する世界初の分散型投資ファンドCivilizationが、新しいホワイトペーパーの日本語版を発表しました。海外のプロジェクトで日本語のホワイトペーパーを発行するところはそう多くないと思います。

CivPaper V2 日本語版

前の版V1に比べて今回の最新版はCivilizationのこれまでの実績を含め、全体像がより詳しくわかるように書かれています。なお、Civilizationのホームページは以下のリンクになります。

Civilization

[Civilizationのビジョン]
CivilizationはDefiを通じて金融を民主化し、従来金融のプロが使っていたツールを誰でも利用可能にすることを目的としています。これからのDefiの大きな成長に応じて増えていくと予想されるDefiの取引手数料を収入源とし、成長していく投資ファンドを作るプロジェクトを進めています。このファンドを設立することで、暗号資産の相場変動に関わらず安定した収益を上げていくことができます。

Civilizationは取引ツールのCivTrade、ファーミングプラットフォームのCivFarm、投資ファンドのCivFundの3つのdAppsを提供します。

[CivTrade]
CivTradeはUniSwap上のトレードを可能にするツールで、2021年12月に開始しました。

CivTrade

トレードのモードには指値トレードのTargetモードと成行トレードのMarketトレードの2種類があります。以下の画面はMarketトレードの画面で、UniSwapと同じような成行トレードができます。機能はUniSwapと同じですが、手数料が安いのが特徴です。

指値トレードのTargetモードには通常のFastモードと手数料のより安いCheaperモードがあり、それぞれの方法でUniSwap V3に流動性を追加する指値トレードが可能です。

CivTradeとUniSwapの取引手数料を比較した結果が以下の表になります。UniSwapを利用するよりも最大で84%安い手数料でのトレードが可能です。実行していることはUniSwapでしていることと全く同じです。

CivTradeではProViewモードでの取引も可能です。上の取引画面で「PRO」と表示されているボタンをクリックすると下のようなProViewモード画面に切り替わります。ここではBinanceのような一般的な取引所で行われるトレードと同じことがUniSwap上で可能になります。

その他に、トレードの問題となる価格への影響、スリッページをなくし、フロントランニングを防止します。詳細は以下のリンクを参照してください。

Introducing CivTrade: Zero Impact Trades

[CivFarm]
ファーミングプラットフォームのCivFarmは今年の7月にリリースされました。CivilizationのトークンであるCIV、Stone(0NE)、およびそれぞれのETHペアをステーキングできます。開始から約1か月経った現時点でのAPRはStone-ETHペアで最高の440%です。また、独自の機能としてインパーマネントロス(変動損失)を最小限に抑えることが可能と説明しています。

CivFarm

CIVFarmでは、Civilizationが発行したNFT、Elite Emerald 2000をステーキングすることも可能です。Elite EmeraldのAPRは188%となっています。Elite Emerald はOpenSeaの以下のリンクから購入可能です。

Elite Emerald 2000

CIVFarmは近々V2にアップデートされる予定であり、新機能の追加もされるだろうと考えています。

[CivFund]
Civilizationが現在開発している3つ目のアプリケーションが、分散型投資ファンドCivFundです。AIを利用した自動取引きツールを組み合わせ、継続的な収入を実現しようとしています。取引の方法も通常のトレードと同じ、アービトラージやトレンドフォロー、スイングトレード、スキャルピングなど様々なトレードが可能です。CivFundはコミュニティが決定するポートフォリオに、自分で選択したツールを組み合わせて運用することが可能になる見込みです。

CivFundは今年のQ4に開始する予定で開発が進められています。最初はUSDTで運用する予定であり、トークン自体の価格変動による利益の増減の影響を抑えた仕組みになっています。CivFundは自動的な複利運用を行う予定であり、一度預けると自分でメンテナンスをする必要はありません。

CivFundで得た収益のうち、10%はCIVの購入とburnに使われ、10%はCivilizationの活動に使われます。ファンドの参加者は収益のうち80%を得ることになります。(この収益に対してさらに所得税がかかるので、手にするのはその分を引いた残りということになります。)

[ライセンス活動]
Civilizationの技術は特許を取得しており、他の参入を防ぐ一方で、他のプロジェクトにライセンスし、協力を積極的に行っています。今週の木曜日にその第一号となるSANINプロジェクトのファーミングプラットフォームSANIFarmが始まりました。

SANIFarm

このSANIFarmの収益の一部は0NEのbuy&burnに使われることが決まっています。このようなプロジェクトが増えれば増えるほどCivilizationにとってもメリットが生じていきます。
また、他にも最近Meter.ioとのパートナーシップを発表しており、Meter上のプロジェクトとの提携も進んでいくことを期待しています。

[CIV、0NE]
CivilizationのユーティリティトークンにはCIVとStone(0NE)の2種類があります。
CIVはCivilizationの価値の保存としての役割があります。現在はCivFarmに預けることで0NEを獲得できます。CivFundが始まる最初にはUSDTのみの運用となりますが、続けてETHなどとともにCIVも運用に使えるようになるのではないかと予想しています。

0NEはCIVの次に発行されたトークンであり、CivFarmの報酬として獲得できます。獲得のペースはCivFarmで説明したAPRに示したとおりです。獲得した0NEをCivFarmのステーキングに加えていくことで、0NEの複利運用が可能になります。0NEを売却するときには4.5%の取引税がかかり、その取引税を利用して0NEのbuy&burnが行われます。

CIVの総供給量は3億CIVで、現在の価格は5.75円、時価総額は約17億円です。また、Stoneの現在の供給量は197兆0NEで、時価総額は約4億円です。いずれも様々なbuy&burnの仕組みを備えていることから供給量は次第に減っていくことになり、価格の上昇圧力になります。
CIVとStoneのチャートは以下のリンクから参照できます。コントラクトアドレスもこちらで確認してください。

CIV チャート

Stone チャート

[ロードマップ]
これまで記してきたように、CivilizationはCIVTrade、CivFarmをリリースし、現在はCivFundの開発中です。また、様々な提携やライセンス活動も行っています。Civilizationはプロジェクトが始まってからまだ1年と1月ほどですが、CivFundを除くすべてのマイルストーンを達成しています。これまでの実績からみて、CivFundも目標とするQ4までか、少しの遅れで実現するだろうと思います。また、CivFundが始まった後もライセンス活動やCivFundへの新しいストラテジーの導入など、Civilizationは発展を続けていくことを謳っています。

よかったら一度ホワイトペーパーを読んでみて、興味を持たれたらCivilizationのコミュニティに参加してください。以下のリンクからLINEのオープンチャットに参加できます。

【暗号資産】Civilization(Civ)オープンチャット


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?