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CIVILSESSION 05: SUPERMARKET

開催日:2017年7月22日

CIVILSESSIONはクリエイティブチームCIVILTOKYOのメンバーが様々な分野の方と行うアートセッションです。決められたキーワードを元に、発表者たちが一週間で作品を制作します。キーワード発表から一週間後にそれぞれの作品のプレゼンを行い、参加者の投票でグランプリを決定します。

第5回目のキーワードは「SUPERMARKET」。
CIVILTOKYOの3名とゲスト参加者3名の計6名で行いました。
ゲスト参加者は以下の通りです。

・島崎絵里子(デザイナー)
・松本亮太(写真家)
・則竹貴子(アーティスト)


グランプリは杉浦草介に決定しました。

杉浦はスーパーマーケットで購入できる商品の組み合わせパターンの膨大さに着目し、不要レシート箱のレシートから、それがどんな購入者であったかを想像してアニメのキャラクターで表すという作品をプレゼンテーションしました。

第五回目となる今回は、第一回目以来初の6名でのセッションワークとなりました。今回はそれぞれのユニークな視点を具現化した作品が多かったように見受けられ、自身にとってのスーパーマーケットや、スーパーマーケット内での体験談をきっかけに作品を製作する参加者が多かったようです。


①島崎絵里子(デザイナー)/SUPERMARKET -A SOCIAL STUDY-/ETHICAL CHECKER -TRACE & RECORD YOUR FOODS

1:私にとって、スーパーは雑多にものが売られているイメージでしたが、よく見るとターゲットの客層を実にうまく捉えています。つくづく、世の中には色んな人間がいて、自分の好みに沿った買い物をしてるんだなあと思いました。そこで通路を食品ではなく人種で分けるニッチ産業スーパーを想定してみました。

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2:輸入品にまつわる Ethics についてたまに新聞で読んで、ぞっとします。人身売買や児童労働などで作られた食品を口にしたくなくても、原産国以外の情報はどう得られるのか?また、日本の食品が腐りにくいのはなぜなのか。色々と深刻な問題をアプリにしました。

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②杉浦草介(デザイナー)

スーパーマーケットには膨大な量の商品が陳列されており、そこで買い物をする客は、そこから自分の必要なものを選んで様々な組み合わせでレジまで持っていきます。一人の客が一度に購入する商品の組み合わせは無限とも言えますし、その人の個性や生活を表すものになるはずです。最終的に各々が購入した商品のリストは「レシート」という形で印字されます。この紙切れはある意味個性を表す証明書とも言える気がします。
普段から自分が利用しているスーパーへ行き、レジの横の箱に入っている「不要レシートボックス」からレシートをいくつかもらってきました。各レシートの商品の並びを見ていると、その購入者がどんな人なのか、どんな生活をしているのか、ひいてはどんな顔、職業、性格であるかまで想像できる気すらしてきます。自分のイメージする「その人像」を、アニメのキャラクターを通して共有しました。

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③則竹貴子(アーティスト)/valor

スーパーマーケットは私の身近にあり、私の生活を支え続けた存在でありながらも特に意識することなく、感謝をすることもありませんでした。
その感謝を伝えるべく、地元のスーパーマーケットのロゴを刺繍し、抱き枕を作ろうと思いました。
刺繍する間、私はスーパーマーケットを想います。そして抱きしめながらスーパーマーケットを想います。その行為を作品としました。

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④松本亮太(写真家)

普段スーパーマーケットに行かないのでとりあえずどんなもんかと思って足を運んでみました。
発表の日を勘違いしていてリサーチに行った時に記録した物をただそのまま出しちゃいました。こんな事言っても言い訳にしかならないし醜いし嫌なんですけど、本当はもっとやりたいことがありました。反省してます。
でもとりあえず心が動いた光景や目に付いたもの、魅了された物を撮ったのはいつも通りの行動なので、これも紛れもなく僕です。悔しいです。でもスーパーマーケットは楽しかったです。

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⑤根子敬生(デザイナー)

前回と違い、イメージの分かりやすいキーワードだったので、単純にスーパーマーケットで便利に使えるモノを作ろうと思い、自分の好きな調味料を落とし込んだエコバッグをシルクスクリーンで刷りました。

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⑥伊藤佑一郎(写真家)/SUPERMARKET DISCO

このキーワードに決まったとき、なんの気なしにとりあえず行ってみるかと思い、スーパーに行きました。普段は何を買うのかということに注力しているので、あまり気にもしませんでしたが、色々な人がいてカラフルで賑やかだなと改めて思い、ここが突然暗転してダンスミュージクがなり始めたら楽しそうだなと思いました。その感じをザツな映像作品とバキバキな音楽を作り作品にしました。


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* 次回はCIVILSESSION 06:「SWITCH」の模様を公開します。

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