委員会裏話 第2回 幹事長のつぶやき
成熟したシビルエンジニア活性化小委員会 幹事長の“しぶ”です.
委員長にならって,小委員会とのかかわりからご説明しようと思います.本小委員会に参加したのは2015年からです.土木学会の学会誌学生編集委員をしていたころに出会った方からのお誘いで,小委員会に加わることになりました.
30代前半だった私にとって,成熟したシビルエンジニアとは???私はまだ若手のつもりだけれど...と感じたものの,『YES』と言ってしまい委員兼幹事として委員会に加わることになりました.そのころは,退職後も生き生きと活動しているシニアのシビルエンジニアの方にお話しをお伺いし,インタビュー記事として発信することが主な活動内容でした.また,5年毎にシニアシビルエンジニアの取り巻く環境の変化の定点観測として企業へのアンケート調査も行っていました.同時に個人へのアンケート調査を行うなど,小委員会としてもなかなか忙しい時期もありました.
小委員会として次の企画を模索しているところにコロナ禍となりリアルでの活動が難しく,委員会の活動自体が徐々に停滞していきました.そんなコロナ禍真っ只中の2021年度から幹事長を仰せつかることになりました.幹事長を仰せつかることになった発端は,2021年の年明けにいただいた【あけましておめでとうございます.】というタイトルのメールでした.『本年もよろしくお願い致します.』と冒頭に記載されていたものの,中身は,幹事長お願いしたいんだけど,という目が‘点’になる内容で,その理由は,しぶさんのキャラクターが必要だからという,またまた目が‘点’になるよう内容でした.手腕を買われてのではなく,まさかのキャラクター採用とは 笑(決して,ゆるキャラのような身なりではございません).いやいや...と思いつつも,またまた『YES』と言ってしまい今日に至ります.
さて,小委員会の幹事長を仰せつかってからおおよそ2年がたち,少し振り返ってみると,オンラインを活用しながら,それなりに小委員会活動を行ってこれたのではないかと思っています.(※活動内容等は,ぜひnoteのマガジンおよびHPをご覧ください.)そして,ようやく対面でも委員会を開催できるようになり,生の議論は大切さを実感するとともに,懇親会ができた時にはかなり嬉しく,とても楽しい貴重なひと時でした.本小委員会は,分野も世代もバラバラで普段仕事をしていて関わることのない人たちが集まっています.それゆえの面白さや学ぶことも多く,専門分野の委員会活動とは異なる楽しさがあります.
こうして,対面での委員会活動が活発になり,活動内容を次のステップへ進めようとすると,なかなか時間と手間がとられることになっていきました.特に,会議のハイブリット開催は対面のみやオンラインのみでの会議よりも手間と準備が必要で,委員会開催前に土木学会の会議室で1人格闘していることがよくあります.委員会の運営が煩雑になりながらも,対面での会議は重要で,さらに1人でも多くの委員に参加してもらおうとすると,オンラインの継続は必要・・・ということで今後もハイブリット開催は続けなくてはならず,なかなか悩ましいです.こんな状況はどこの会議も同じなのだと感じています.大人数の会議や報告会等はオンライン併用が欠かせなくなってしまいましたが,参加する立場からするとハイブリット開催は大変ありがたい限りであり,持ちつ持たれつかもしれません.小委員会の活動としてもオンライン等を活用して土木学会の講堂にしばられることなく活動の幅を広げられるチャンスかもしれません.そんなこんなで,新しい形の会議・活動へ向けてもう少し模索していこうと思います.
2023.7.7 執筆:しぶ