衆院小選挙区アダムズ方式導入シミュレーション(福岡県)
自民の一部議員が抵抗していますが、現時点では10増10減が決まっており、それに伴い15都県の定数・区割りが変更となります。しかし、実は今回の区割り改定で、定数は変わらないが区割りは確実に変更になる府県が2つあります。一票の格差2倍以上の選挙区を抱える福岡県と大阪府です。本稿では、そのうちの福岡県の新区割りの予測を紹介します。
現行区割り
1区 558,032人 2.037倍 自民 井上貴博
2区 547,664人 1.999倍 自民 鬼木誠
3区 542,855人 1.981倍 自民 古賀篤
4区 452,271人 1.651倍 自民 宮内秀樹
5区 547,406人 1.998倍 立憲 堤かなめ
6区 448,327人 1.636倍 自民 鳩山二郎
7区 338,364人 1.235倍 自民 藤丸敏
8区 407,120人 1.486倍 自民 麻生太郎
9区 447,665人 1.634倍 有志 緒方林太郎
10区 480,549人 1.754倍 立憲 城井崇
11区 298,262人 1.089倍 自民 武田良太
区割り案
1区 490,086人 1.788倍
2区 524,847人 1.914倍
3区 525,742人 1.918倍
4区 519,976人 1.897倍
5区 505,007人 1.842倍
6区 482,254人 1.759倍
7区 385,182人 1.405倍
8区 407,120人 1.486倍 現行
9区 447,665人 1.634倍 現行
10区 480,549人 1.754倍 現行
11区 298,262人 1.089倍 現行
☄1区・4区
那珂川以東地域。現行選挙区から東区 和白地区・志賀島地区を1区から4区に移しました。1区は商業都市・博多という都市型選挙区傾向が強まり、4区はさらに郊外型選挙区となります。
☄2区・3区・5区
福岡藩の城下町及びその郊外からなる地域。既に南区の一部が2区から5区に移されていますが、さらに那珂川以南の地域も5区に移しました。一方、2・3区の境は元に戻しました。5区は朝倉地区を6区としたことで、特に郊外型選挙区の性格を強めることになりそうです。
☄6区・7区
筑後地域。朝倉地区は筑前国であったが、気象予報区などでは筑後地域として扱わています。また、運輸支局の区分でも久留米ナンバーでもあります。そこで、人口減少が著しい6・7区に朝倉地区が編入されると予測しました。
付録
運輸支局
郵便番号 上三桁
市外局番
気象予報区
法務支局
第二次医療圏