2024/12/31(火)今年もありがとうございました
9:30ごろ起きた。ついに今日は大みそかだ。年明けから激動だった令和6年も終わってしまう。本当に最近は一年が短い。子供の頃はこんなことはなく毎日が新鮮だった気がするけど、最近は自宅ニートなので毎日見慣れた部屋で使い慣れたスマホを使い朝起きたと思ったらあっという間に寝る時間になり一日一日がどんどん過ぎてゆく。私が将来80歳まで生きるとすると(今の健康状態では無理そうだけど)40歳が折り返しなような気がするけど、実感としてはそんなことはない。体感時間で言うとおそらく20歳くらいが折り返しだろう。そこからは指数関数のように年が過ぎていって老人へ真っ逆さまだ。
今日も今日とて9時半に起きてすこしぼうっとしていたらあっという間に家を出る時間になって信じられなかった。電車を乗り継いで東京駅に着くとまたしても人の波でこりゃ丸の内や八重洲から新幹線乗れないなと思ったので、裏道を通って日本橋口へ向かった。この出口はかなりマイナーで、賑やかな地下街の端っこの方にあってちっとも人がいない。そこの改札を通って新幹線ホームに向かうと神田方面の最端部に出て、停車している新幹線も遥か彼方にある。個人的にはここは喫煙所にも近いし日本橋口は今後も使おうと思う。ただ、結構通路が分かりにくいので本当に混んでいるお盆や年末年始に限る。でもさあ、JRはこの出口ももっと積極的に案内してもいいと思うんだよね。新幹線乗り換え口の前なんて年末年始はパンクするって分かってんだから、こっちに空いてる改札ありますよって言えば人が分散されていいと思う。なんで有効利用しないのかあまりよく分からない。もしかしたら、日本橋口は皇室の方々が利用するらしいから警備の関係であまり知らせたくないのかもしれない。
なんてことを言っていたら上越新幹線の臨時ときが入線してきてするすると乗り込んだ。上越新幹線の臨時列車は全席指定なので、通路にまで立っている客もおらず快適だった。指定券を持たないにも関わらず指定席に乗り込んで座っている人に無言の圧力をかけたり、挙げ句の果てにはこっちは子連れだ譲れとか狂ったことを言う輩がいるらしいけど、それはたぶん殺気だった東海道新幹線での話だろう。比べて上越新幹線なんてのは利用客数もおちついていて混みすぎないしいい新幹線である。サンキュー角栄。
無事実家に着くとワンコがお出迎えしてくれた。この子は今年前半には悪性腫瘍で長くないと言われていたけどその後奇跡的に回復して今では見違えるほど元気になった。そんなわけで今日も元気にしっぽを振っている。両親の安寧のためにはこの子の長命がなんとしてでも必要なのでこれからも長生きしてほしい。部屋着に着替えてダイニングに向かうと父が座っていて早速ビールを勧められ飲む。ビールが出て日本酒が出て父と2人で飲んでいて、母はせっせとかずのこやら氷頭なますやらおせち料理をテーブルに出してくれる。新潟ではおせち料理は大みそかの夜から食べるのだ。それから紅白が始まり見たり見なかったりしながらお酒を飲んだりおせちを食べたりするのだが、ほんとに毎回思うのが、父が全く動かないということだ。父は酒持ってこいとかそば茹でろとかさんざん私と母に命令するのだが、本人は椅子に座って酒を傾けてテコでも動かない。これを見ていると「ああ、この人は今の時代だったら結婚なんてできるわけないな」と思うわけである。父が1人でのんびりしてる裏では、母が食べ物を冷蔵庫からもってきたり私がそばを茹でて持ってきたりしているのだ。一言くらい感謝の言葉があってもいい気がするけど、そんなことは一切ない。前時代的な人だと思う。帰省していつも気になるところはここだ。もういくら言っても直らないのは分かっているけど、もし母が先に死んだらどうなるのだろうと少し心配してしまう。22時頃父は早々と寝てしまい私もいつまで起きていられるのか分からない。すでに眠剤を飲んでテレビのあるリビングの隣の部屋で紅白の音声だけ聴きながらこれを書いている。足元にはワンコがいて私の足をぺろぺろと舐めている。そんな大みそかだけど、まあこれはこれでいいか。今年一年お世話になりました。おやすみなさい