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2024/12/29(日)正しい歳末の過ごし方

 9時半ごろ起きた。この時間帯は起床時間として1日を有意義に過ごせるか否かのギリギリの時間帯だ。これから少しでもだらけたら今日もニート生活だと思い、ちゃっちゃと洗濯機を回して外に出ても大丈夫な服装に着替えた。ベランダに洗濯物を干してさあ出かける。

 今日行く場所は決まっていたようなもので、浅草へと出かけた。浅草はインバウンド8割と言ったところでめちゃ混みだったけど、仲見世を避けて観音通りを通っていけば意外と浅草寺には早くつけるということを私は知っているので、意外とスムーズに境内に入ることができた。本堂の中も混んでいたけど、お賽銭を投げ込んで「東京都〇〇区△△に住まうところのなにがしですが今年もありがとうございました、来年は……」と無事お参りを済ますことができた。

 浅草寺の次は隣にある浅草神社である。浅草寺はバカみたいに混んでいる一方ここは結構空いているのだが、私に言わせてみればここを忘れてはならない。2つセットで浅草に参ったというようなもので片方だけではご利益も半減してしまうと思う。浅草神社でも浅草寺と同じように自分の町ところからきちんとゆっくりとお参りすることができた。これで一安心と浅草寺に戻っておみくじを引いてみる。浅草寺は凶が多くてなかなか厳しいおみくじを出すことで有名だけど、がしゃがしゃおみくじの筒を揺らして出た目は2番だった。2番の棚から1枚紙を引いてみると小吉!また微妙な運勢を引いたものである。小吉だからさぞ厳しいことが書いてあるかと思ったら意外とそんなこともなく、努力すれば目標は叶いますとか病気は長引くけど治りますとかありがたいことが書かれていて少し安心した。浅草寺は厳しい運勢を多く出すけどけちょんけちょんにまでけなさないのがいいところである。いわゆるツンデレだなと思った。

 それから浅草の喫茶店でコーヒーとチョコレートパフェを食べて、上野広小路に出てラーメン豚山というフランチャイズの二郎系ラーメンを食べてアメ横に来た。アメ横もインバウンドと歳末の買い出し客でひっくり返るぐらい混んでたけど、人の波に揺られてどうにか居酒屋にまで辿り着き、無事生ビールにありつくことができた。2時間飲み放題で2000円というので炙り明太子やらさつま揚げで飲ませてもらった。店先では中国人の女性店員さんが歳末ということで居酒屋なのに特別に和牛を売らされていたもののちっとも売れてなくて少し気の毒だった。もう途中からは俺が声出して手伝ってやろうかなと思ったけど、最後の最後でひとパック売れてよかったねえと感涙した。

 それから東京駅のグランスタに寄って、実家の母に買ってきてほしいと言われた紅茶缶とサラミとチーズを買って自宅に戻った。今日もNHKラジオ第一の『子ども科学電話相談』を聴いていた。今日は天文スペシャルということで天文担当の3人の先生と宇宙飛行士の野口聡一さんが回答者だったけど、また今日も心に残った回答があった。宇宙飛行士志望の小学生が野口聡一さんからチームワークの重要性を聞かされていて、そのときに「争いが悪いんじゃなくて、争いを避けることで心にわだかまりが残る方が悪い」と言われていて身につまされる思いだった。私は、一度でも喧嘩をしたらもう終わりだからとにかくその芽を摘むことを重視しようと男女の交際でも友達付き合いでもしがちで、それはやめよう雨降って地固まるだと自分に言い聞かせているのだがなかなかできなくて困っていたのだが、宇宙飛行士にばしっと言われてさすがだなあと思った。

 帰ってきてからはテレビの番組表を眺めて少しおもしろそうな番組に録画予約をした。年末年始は特番が多くて毎年この時期になるとこの儀式をするのだが、意外と見ずに終わってしまって次の年の年末まで【新】マーク(まだ見ていないマーク)が取れずにHDDに残っていたりする。まあ実家に帰れば大みそかは紅白からのゆく年くる年、元日は午前中ニューイヤー駅伝をなんとなく見て、午後は所ジョージが司会の、昔の東京の風景の写真が現在のどこにあたるか探す番組を見て、夜はAかBの部屋に入るやつを見ることになっている。途中私が小学生高学年から高校生くらいの頃までは大みそかに笑ってはいけないをひとり別の部屋で見ていたことはあったものの、番組が終わった今ではもう親と同じ部屋で紅白を見ている。親に言わせてみると紅白も惰性ということらしいが、他に見るものもないので仕方なく見ているようだ。確かに帰省して親が誰かしらの楽曲を聴いている場面に出会ったことがない。私もなかなか音楽は聴かないけど、なんでこんなにも音楽に興味がない一家が長時間歌番組を見るのかよく考えたら不思議な光景かもしれない。それからテレビを見たりYouTubeを見たりしてのんびり過ごした。

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