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2025/01/13(月)祖母の葬式

 8:30に叩き起こされた。今日は祖母の葬儀で家を9時過ぎに出なくてはならないけどばっちり寝坊してしまった。仕方ないので飛び起きて急いで喪服に着替えて父と家を出る。

 寺にいくと叔母夫婦といとこがいた。私はこの人たちと5年ぶりくらいに会ったのだが、当時と比べて体重は35キロくらい増えているので、あって早々「でっかくなったなあ!」の嵐。まあこれは想定していた通りだったので、おかげさまでと答えて受け流す。今日はこの人たちの他にも多種多様な親戚と会うわけで、こんなところで卑屈になってはいられない。

 私たちは寺に一番早く来ていたので、そこからどんどんと参列者がやってくる。私を知らない人は何も言ってこないけど、私を知っている人は皆私の体型の肥大について驚嘆した声をあげて本堂に入ってゆく。うんうん、想定内。私の心配していたのは①体型肥大について言われること②今の仕事についてあーだこーだ言われることだったのでまだ①で踏みとどまっていて安心した。

 式が始まった。今日はなんとうちのイッヌも参列していたので私はリードを持ってイッヌを足元に寝かしてお経を聞いていた。昨日の夜うちの父が「イッヌを参列させたらどうか。住職も喜んで了承している」と言ったときには、犬係りが必要になるし面倒なことになるから今回は遠慮したらどうかなんて言っていたけど、今日の朝になって一緒に反対していた母が急に寝返ってイッヌも参列することになった。まあイッヌと祖母は仲が良かったし、住職もウチにお経をあげに来てはイッヌと戯れてウチの子が大好きだし今となっては参列してよかったなと思う。式中もおりこうに伏せしてたし。

 その後はバスで火葬場に行ってお別れをして、またバスで農協がやってる結婚式場みたいなところに行ってお斎となった、焼いてる間にみんな酒を飲みながら飯を食うってなかなかサイコな考えだと思うけど、まあ今日は伊勢エビの刺身なんてのが出てけっこう豪華で美味かったのでよしとする。ここでは普段話さない親戚とも話した。年末年始にこの人たちが実家に来れば逃げ回っている私だけど、いざ話せばそこまで緊張せず話せる。そう考えると祖母に感謝である。ちなみに私が危惧していた私の今の仕事について突っ込んでくる人はいなかった。それだけで今日は心やすらかだった。

 そこからまた火葬場に行って骨を拾ったのだが、まあ祖母の大腿骨と骨盤の骨があまりに立派で驚いた。さすが生涯で4頭の犬を飼って散歩させてきた人だ。転んで手の骨を折ったりはしていたが最後まで足の骨は折らなかった人の骨はさすがにすごかった。それで帰ってきたわけである。今日は着慣れない喪服を着てよく知らない親戚たちの中で立ち回ってなかなか疲れたので帰ってきて相撲を見ながらうたた寝をしてしまった。でもいとこたちとは「今度は東京で飲もう」なんて約束もできたし縁を復活させてくれた祖母には感謝である。どうか安らかに。

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