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2025/02/13(木)「坊っちゃん文学賞」の二次審査通ってた!

 8時半ごろ起きた。父親が急に「曽祖父の話をするからちょっと起きなさい」なんて言ってきて、なんでこんな朝っぱらからそんな話を聞かされなきゃならんのだと思ったけど、大サービスで起床してやった。

 なにやら曽祖父は銅像があるくらい立派な人らしくて、その銅像の除幕式の記念で作った本なるものを渡されて読まされた。代議士やら社長やら友人やらなかなか錚々たる人たちがそこに寄稿していてこれ自体はおもしろい読み物だったんだけど、今じゃねえだろう昨日の夜話してる時に寄越せよと思った。そのほかにも最近あった親戚の葬式で父が読んだ弔辞の原稿なども読まされ、朝っぱらから頭がパニックになりそうだった。

 今日はそこまでしんしんと積もる雪の降り方でもなく、近くの新幹線の駅まで繋がっている路線もなんとか動くとのことだったので昼ごろまで実家でゴロゴロしたり犬と遊んだりしていた。母が作ってくれた鶏鍋を食べて12時ごろ家を出た。

 越後湯沢の駅はインバウンドと日本人が入り乱れて平日にも関わらずなかなかの混雑だった。新幹線への乗り換え時間が20分くらいあったので改札前にある立ち食いそばでも食べようかなと思ったのだけど、そこもかなり並んでいて大急ぎでかき揚げうどんを食べるハメになってしまった。

 帰京する新幹線は指定席をとっていたので安心だったけど、自由席は長蛇の列でたぶん向こうはデッキや通路にまで人が立ち並ぶことになっていたと思う。高崎の手前でトンネルを抜けると、雪なんてどこの世界のお話?というくらいの晴天だった。本当に田中角栄が越後山脈を切り崩して佐渡まで国土を繋げると言ったのも分かるくらいで、本当に山一つ越えるだけでこの気候の差はあまりにも激しすぎる。

 でも今日の関東地方は激しい北風に見舞われていたようで、新幹線も熊谷あたりが強風で危ないから速度を落として通過しますというアナウンスが入った。そのおかげで大宮到着が2分くらい遅れたけど、ニートにはどこ吹く風だ。別に2時間遅れて特急券が払い戻しになってもいいんだぞ?

 新幹線も通路側の席を予約したため窓の外を眺めることもできず、特にすることがないのでラジオを聴きながらメールチェックをしていたら、以前応募した「坊っちゃん文学賞」の運営事務局から「大賞・佳作発表!」というメールが来ていた。以前最終候補が発表されたときにチラッと見て自分が応募した作品が入っていないことを確認したので、まあいいやと思っていたのだが、なんの気無しにURLを踏んだところ、大賞・佳作には入選しなかったものの二次審査を通過した作品も一覧で載っていた。

 どれどれと読んでいくとなんと私の作品があるじゃないですか!?新幹線の座席から5ミリくらいぴょんと私の体が跳ねたことは言うまでもない。まあこれは簡単に言えば「惜しかったで賞」なんだけど、それでも今回の坊っちゃん文学賞への応募総数は8,341点でそのうちの上位20点には入っていたということになる。

 私が小説をもりもり書いていたのは去年の秋くらいのことで、新人賞というのに応募したのは「角野栄子あたらしい童話大賞」が初めてで「坊っちゃん文学賞」は2回目の応募だった。それで童話大賞のほうで落選したので「あーあやっぱりな、才能ねえんだわ俺」と思ってそれからすっかり書いていなかったのだが、ちょっと今回サイトに名前が載ったことでやる気がみるみる復活してきた。

 賞を取ったわけではないけど自分の作品をおもしろく読んでくれた人がいたっていう事実に嬉しくなったし、ほんのちょっぴり認められた感があって自己肯定感も上がった。「坊っちゃん文学賞」では佳作にまで入るとサイトに全文掲載なんだけど、二次審査通過作は載らないので、ちょっとここに私の作品を載せておきますね。大賞や佳作に選ばれた優れた作品と私のあと一歩の作品でどこが違うのか読み比べてみてください


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