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[Review]柏レイソルvs横浜F・マリノス2022/02/27
歓喜のダービー勝利から地獄のような敗戦。
たった4日で感情がジェットコースターでした。
この試合のマリノスは前半開始から
局面局面で1人足りないことが多かったこと。
退場するまでの攻撃について書いていきます。
スタメン・サブ
![](https://assets.st-note.com/img/1645957680791-WTrR8e8QAD.png?width=1200)
試合間隔は互いに中3日。
しかし、柏はルヴァン杯だったため
スタメン総入れ替えで戦うことが出来、
マリノスよりフレッシュだと思われます。
柏は試合前のアップで大南が負傷したようで
川口が急遽スタメン、染谷がサブに。
マリノスは前節から仲川、レオ、松原、渡辺、4名を
変更し水沼、アンロペ、永戸、畠中がスタメン入り。
一応のターンオーバーという感じか。
しかし2試合連続フル出場していた
マルコス、小池龍、岩田は変わらずなので
運動量が気掛かり。
トライアングルと斜めの楔
この試合、退場するまでの
マリノスの攻撃における狙いは
・トライアングル・ダイアモンドでサイドを攻略
・斜めの楔で相手DFラインを曝け出す
この2点みたいでした。
トライアングル・ダイヤモンドでサイドを攻略
攻撃の一つのキーポイントがサイドでの
トライアングル・ダイヤモンドを駆使しての
チャンス創出でした。
昨シーズンやってた芋づる式スペースメイキング
の亜種的な。そんな感じです。
相手は無知だけどこちらは既知なので
先手を取って背後を取ることが出来ていました。
ダイヤモンド[例:12:22]
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トライアングル[例:22分]
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73199004/picture_pc_2a003153975f91d5424c7f548d3e3340.gif?width=1200)
特に起きていたのが右サイド。
昨シーズンから継続されたメンバーだから
流動的なポジションチェンジとパスワークが
出来たのだと思います。
反対に左サイドでは新加入の永戸が
先発なのもあり機能したとは言い難い。
とはいえまだデビュー戦なので
次に期待しています。
あの左足と攻め上がるタイミングの良さは
チーム屈指ですから!
このトライアングルだのダイヤモンドだのは
Ryoto・Yoshi両氏が面白い記事をかいていらっしゃるので
ぜひご参照していただければと思います。
斜めの楔で相手DFラインを曝け出す
柏の中盤3枚は三角形を形成するん感じじゃなく
3人フラットな感じでした。
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そして、中盤3枚ともアグレッシブにボールサイドへ
寄せていくため、MF‐DFのライン間が空くことが
多く、そこにサイドからの斜めの楔を刺すことを
狙っていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1645968519726-8FWP3ok8Y2.png?width=1200)
ここに通せるとDFライン5人が無防備に晒されて
簡単にプレスにいけない状態が作れる。
サッカーの原則的にはこういう
ボールより後ろに残されている人しかいない時は
中央を閉めてサイドに誘導させるよう
ラインを下げていく
というものがあるみたいなので柏も
それに則っていました。
進まれるの許容して最後の最後本丸からは
何とかして遠ざける。こんな感じです。
そんなマリノスはその原則、染みついたものに
つけ入ったわけです。
先制の場面のスローインも
そのライン間を使っていました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73186596/picture_pc_eae0c5e4e4289f763e82c2d7b66c2594.gif?width=1200)
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— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) February 27, 2022
アンデルソンロペス選手の先制ゴール🔥
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この場面では永戸の左足のキックのうまさと
攻めあがるタイミングの抜群さが貢献したゴール。
このシーンに関しては
デビュー戦ながらも良さを発揮出来ていました。
(このシーン以外は良くはなかったけど!)
このシーンのほかにも27分とか
他にも幾度もこのライン間を使いながら
攻めていました。
正直トライアングル・ダイヤモンド
斜めの楔攻撃は退場者が出るまで上手くいっていた
ように思えます。
-1
最初の方で述べたように、
どの局面でも柏の人数に対して1人少ない
ことが試合開始時点から起こっていました。
柏の攻撃
柏で厄介だったのがロングボールをマリノス2CB
めがけるとき、細谷、ドウグラス、サヴィオの
3人で競ろうとしたこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1646028389434-6qyqwdOj9e.png?width=1200)
チームとしてかなり前への比重を高めて守備をするので
後ろが疎かになることが開幕からちらほら
見え始めた。それを柏に上手く突かれたようでした。
開始早々から数的優位を突き付けられます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73233006/picture_pc_057f4afd634e34da25cefe0053d7739f.gif?width=1200)
一番崩したいCBに対して、局所的に数的優位を作り
3人のコンビネーションと個で崩す。
シンプルだけど効果は絶大でした。
SBがヘルプに行ければいいんですが、柏WBは
積極的にくるのでそこはほっとけないし
ボランチは中盤残り2枚が気になる。
難しい状況がつづきました。
マリノス前線もボールを奪いに行くというわけじゃなく
とりあえずプレスかけとくか。
みたいな感じでロングボール供給役を
抑えることが出来なかったのも痛かった。
あと2CF vs 2CBという構図になので
畠中、エドゥからしたら各々1v1は負けちゃいけない
という気負いが生まれやすかったり…..
だからケガしてて満足な対応できないのに
ああいう一か八かの決断をイエローカードもらって
いながらもしてしまったのかなあ。
柏の守備
柏の奪いどころはサイドでした。
サイドで密集作ってガッといく。そんな守備。
ちゃんとCFがボールサイドによってバックパスへの蓋
をしており逆サイドへは変えさせない。
という強い意志が見えてました。
![](https://assets.st-note.com/img/1646031710321-TGI3dK9E7e.png?width=1200)
そしてこの蓋のおかげでサイドに数的優位を
作ることが出来、同サイド圧縮の強度が高かった。
相手の奪いどころと自分たちが攻撃の起点に
したいところが「サイド」と被ったゆえ、
コンディションに長けて、インテンシティが高い
柏に55:45くらいな感じで軍配が上がっていました。
コンディション良い相手に45も勝ててるので
悪くはない気がするけども。
柏が良かったからこそ11v11で最後までやってたら
どうなってたか見たかったなあ。
致し方ないミス
※あくまで憶測によるもの
という前提を理解してお読みいただけたらと思います。
エドゥは責任感強くてめっちゃ真面目なやつ
なんだろうなあっていうのと
ボールをわりかし早く離したい選手という印象です。
1失点目のミスは浮き球のパスだったので
顔を上げる余裕がなかった。
と、気性的に早く離したいから。
が合わさって生まれてしまったミス。
2失点目は
そもそも受けた時点で詰んでいて
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73293302/picture_pc_f0f4ae3713d5c54a10007e6e8d254247.gif?width=1200)
(永戸に出せないこともないけど先が見えない)
高丘的には永戸に出してくれっていうメッセージ
があったパスっぽいけど
永戸に対するプレスが来ているのも見え、
他もマークつかれてて出しづらくて
前線は広がっててもし通らなかったとき
こぼれ球拾えなくてカウンターくらいそうだし……
![](https://assets.st-note.com/img/1646015066312-DEPHgnSdUi.png)
なら高丘に蹴っ飛ばしてもらってラインを上げようかな!
よし、蹴りやすよう優し目にパスしよう!
しかし、パスが思いのほか弱くなった+
プレスが結構来てた。って感じですかね。
確かにエドゥのミスパスが要因ではあるけど、
それだけではなく、
チームとしてパスをどう受けるのか
そもそも後方から繋ぐのか前線に放るのか
っていう意思疎通も要因としてあるなあ。
まだ加入して間もないですし、開幕して3試合ですし、
こういうミスが起きるのは仕方ないとも思います。
ただ、優勝したいならこんなミスしてる暇ないでしょ。
っていう気持ちもわからなくもない。
最後に
普通に柏が厄介そうでやだ。芝含めハードすぎる。
多分、主力の年齢が若いから
ネル爺と相性が良いんだろうな。
でも、ボールを持たせれば
あんま怖くなさそうではある。
ただでさえ層が厚い気がしない今なのに
怪我人やら退場者が連戦で続出するのは厳しい。
小池龍はまじで休ませてあげたいし…
とはいえ松原もコンディションまだまだらしいから
無理させてパフォーマンスが悪かったり、
怪我したりしたら嫌だし…..悩ましい……
なんかこう人数いるけど層が薄い。
みたいなことにならないといいなあ。
次が神戸なのもいやらしさしかない。
ただ、また勝って前を向くにはもってこいの相手。
調子まだまだぽいので今、叩いておきたい。
なんかこの曲が今ピッタリな気がしてます。
サムネ
![](https://assets.st-note.com/img/1646041134687-H6FMdWkPgT.png?width=1200)
どの試合のreviewなのかわかりやすくしようと
ようやく思い始めた。
このフォントが柏感があり採用。
ちょっとカレーっぽさを感じる。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします。