災害への備えについて
日本で2024年に発生した地震で、最大震度5弱以上のものは
9月までに二桁以上発生し、震度4以上も例年を上回っている状況です。
また、東海地方から四国、日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として、100~150年の間隔で繰り返し発生してきた「南海トラフ地震」も、前回から約80年近くが経過し、次の発生の可能性が非常に高まってきています。
そこで今月は地震などの災害に対する備えについて紹介します。
■自然災害に対する心構え
1.先ず自分の生活圏や地域には、どのような自然災害のリスクがあるのかを確認しましょう。
災害リスクは地域別に作成されている「ハザードマップ」で確認できます。
(ハザードマップとは、被災想定区域や避難場所、避難経路など、
防災関係施設の位置などを表示した地図です)。
2.事業所に災害マニュアルがある場合には、
マニュアルに沿った「人命を第一」に考えた行動を取りましょう。
3.非常備蓄品の準備と保管場所の把握、使用期限などの品質管理を行いましょう。(日用品、防災備蓄、食料類など)
4.津波や土砂災害など、各種災害に即した避難場所や連絡方法を
事業所内、部署内で事前に取り決めておきましょう。
(一時避難場所、広域避難場所の違い、給水場所の把握など)
■防災グッズは「備蓄用」と「持ち歩き用」に分けて準備
〇家の中やその近くで、数日過ごすための備蓄品を紹介します。
・飲料水
一人1日3リットルを目安に3日分を用意しましょう。
・食料品
温めれば食べられるご飯は一人5食分を目安に、備蓄用パンやビスケット、板チョコなど一人最低3日分の食料を用意しましょう。
・カセットコンロ
カセットボンベの予備は4~5本あると良いでしょう。
・電力確保の非常用バッテリー、LEDランタンなど広範囲を照らす照明、懐中電灯
・現金
小銭を中心に、おおよそ2万円ほどの準備があると良いでしょう。
・救急用品や衛生用品、生理用品など
〇非常用持ち出し品の例も紹介します。
・飲料水
避難時に使用する水として、一人当たり500mlのペットボトルを2本くらい用意しましょう。
・食料品
簡単に食べられるものが良いでしょう。缶詰やレトルト品などは運ぶのに重く、また避難所では邪魔になってしまいます。
・救急用品や衛生用品、生理用品など
・ヘルメット、防災頭巾、軍手、ヘッドランプ
・携帯ラジオ、予備電池
・タオル、防寒用アルミシート、安眠用品、衣類など
■まとめ
災害発生時には1分1秒の判断違いで、より悲惨な状況となる場合があります。事前準備の備えと防災訓練で慌てずに迅速な行動が取れるように心掛けて行きましょう。
シティグループでは、災害などの社会変動に強い、持続可能な開発・発展につながる活動や取り組みを引き続き継続してまいります。