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Day25 貧乏チャリンコ旅によるモーテルの探し方
わたしは普段モーテルにつくと、まず店員さんの顔を伺う。
笑顔だったら疲れが吹っ飛ぶ。
次に値段。
ドリンクがどのサイズも$1か。
ここでドリンクのサイズによって値段が変わると星原点。
シングルベッドかダブルベッドかで値段が変わらないような感じ。
飲み放題だったらなおよし。
寝返り打つたびにシーツを交換してくれるような感じ。
ひとまずカウンターにいきチェックインをして、
鍵というのかキーというのか、
コーラとバーガーに似たようなものをもらう。
それをもって自分の部屋を探すのだけど、
ここでポイントなのがコンセント。
バリアフリーマークがついてるテーブルの近くにはだいたいコンセントがある。(勝手なわたしの統計)
これで窓側で婦人さんがみえる位置だとなお良し。
一旦部屋に入って荷物を置いたらシャワールームへ。
蛇口が二つだと最高。
一つだと人がきたら濡れたまま譲らなくてはならない。
あとはシンクの深さが重要になってくる。
浅いと頭を突っ込んだ時に蛇口にゴツゴツとぶつける。頭ぶつけないようにしたら今度は鼻をぶつける。この調整が難しい。
蛇口が自動ではなくて勢いがあるものだと素敵。
勢いがあればシャワー時間も短縮できる。
汚いとこだと顔を突っ込んだ時に鼻をつつくようなにおいがするけど、我慢しましょう。
ペーパータオルで髪をかるく拭き、その濡れたペーパータオルで身体も拭いてく。
シャワーを浴びたあとはシンクをペーパータオルで拭いていく。
勘違いしてはいけないのが、ここは共同のシャワールームだ。おもてなしの心で次の人が頭洗いやすいようにしておこう。(そんな人はいるのか)
たいがいのマクドナルドにはコンセントあるけど、ないとこも穴がふさがってるとこもある。
そういう時はゴミ箱の裏に隠れてたり、
洗面所の下にコンセントがあったりするから諦めずに探してみよう。
たまに天上にあるとこもあるけど、あれは使えた試しがない。(届かないからね)
どうしてもないとこも、そんな時は諦めてモーテルを変えてみよう。
営業時間は5amから11pmが基本。24時間営業のとこには星をあげる。
深夜にラウンジに行くことは基本的にないんだけど、お疲れ様の意を込めて。
自転車旅の癒しとなる重要な存在。それは椅子。
自分の部屋に行き、椅子に座った時に、クッションの場合と石かプラスチックの場合がある。
当然クッションの場合は星をあげる。
石やプラスチックの場合は痔っちゃんが黙ってない。
こうして貧乏チャリンコ旅の目線で我がモーテル、マクドナルドに星をつけていく。
どうもどうも、ちったです。
ちなみにWi-Fiは2時間ごとに制限があるから、その都度ログインしなおせば大丈夫。
結構ぐっすりと眠れた。
公園には必ずといっていいほど屋根のあるベンチスペースがあって、雨の日にはもってこい。
テントは雨漏りするとわかったからね。風邪ひいちゃうからね。
朝マーテルでコーヒーを飲んでいると老夫婦が話しかけてた。
お話するとびっくりしていて、今日はスプリングフィールドまで行くと言うと気をつけてねと言ってくれた。
そういえば同じ名前の地名が多すぎることにびっくり。
こないだスプリングフィールド通ったばかりじゃないか。
今回は、ミズーリ州のスプリングフィールドが目的地。
雨が降り出し止むのを待っているとおばあちゃんが話しかけてきた。
人と話せるとあたたかくなってほっこりする。
雨も止んで、ストレッチした。
肌寒かったけどチャリンコをこぐには丁度いい。
しばらくこいでいると、
追い抜かしてった車がUターンして戻ってきた。
中からでてきたのは朝マクドナルドで会った老夫婦だった。
本当に横断してんだなー!って笑ってて、
わたしも笑う。
天気は曇り空。肌寒い。
チャリンコ日和の今日は順調に進んだ。
15時に目的地のスプリングフィールドについて、もっと先へ進もうかと思ったけど作戦を練り返すことにした。
我がモーテル、マクドナルドに入る。
不摂生のせせっせいで、むくみすぎてこのまま風船さながら、高く、高く、飛んでいくのではないか。そのまま火星まで飛んで行ったわたしは、オデッセイさながら孤独デブになるのではないか。野菜が欲しい。栄養が欲しい。
自転車旅は痩せるかと思いきや、毎日のバーガーにコーラ、チョコソースにマヨネーズ。痩せはしない。
少し嫌気がさしていた。
そんな中、サイドサラダの存在を知った。
$1.40で野菜がとれる。
なぜ今まで気づかなかったのか。
横断はじめの何日かはサブウェイに寄っていた。これではお金がもたないと思い、1日$5以下で過ごすことを決意。
それ以来まったくと言っていいほど野菜を取らなかった。
サイドサラダ、素敵じゃないか。
夜になるまでまったりしていたら、姿は見えないが、地獄の睡魔王様がオナーニー。リー。
眠すぎたのでマクドナルドの裏側のスペースにテントを立てた。
夢をみていた。
どんな夢だったか、覚えてないけど。
ニヤニヤとぐっすり夢の中。
夢の中で誰かが言う。
Excuse me
夢の中で誰かがまた言う。
Excuse me
あ、これは現実なんだと気づいた。
おそるおそるテントを出ると店員さんがふたり立っていた。
わたしの顔を見るまで、彼らは本当に警戒していた。
中から出てきたのは日本人の赤ちゃんなんだもの、少し拍子抜けしていた。
事情を説明したけど当然のごとく移動しろと言われた。
めちゃくちゃ寒くて1時をすぎていて、震えながら雑にテントを畳み、チャリンコを漕ぐ気にはなれず歩いてその場を後にした。
1時間ばかし歩いて公園をみつけたのでここでいいかとテントを立てた。
3時をすぎていた。
まったく、面倒だったなあ、んもう。
と思ったけど、
全面的に100%わたしが悪いから口にはせず。
ちきしょー星ゼロだー!!!
これからはちゃんと考えてテントを立てよう。
もう一度眠りにつく。
走行距離 : 120kmほど
総走行距離:2550kmほど
2014.9.11
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