見出し画像

ジェンダーと言語の扱い

Ladies and gentleman という呼びかけが使われなくなったり、おもちゃ屋さんで、男の子用、女の子用と分けて商品を置くことを辞めたり、
世の中では、ジェンダーに配慮することが普通になる中、
言語については、何が正解なのか分からなくなることも多い。
例えば、子供たちのちゃん付けや君付けは、
あまりに深く自分の中に根付いていて、やはり男の子だと思った瞬間に、〇〇くんと呼ぶし、女の子と感じたら〇〇ちゃんと呼んでいる。
日本語では、主語を省略する事が多いので、
述語だけで表現することも簡単だが、英語は、
He またはSheを省略することは難しく、
しゃべる瞬間に、取り敢えず自分でどちらか決めて、言うしかない。言いながら何となくジェンダーを配慮していない罪悪感がよぎる。
言葉は古くから受け継がれてできた文化の一つ。
伝統芸能のようなもの。
それを全て否定したり、無くしたりするのは、
必要なのか?難しい問題だと思う。
もし、それによって、聴いた人が悲しくなったり、辛くなるのならそれはその人に言うべきではない。が、大切なのは、個人個人が何を辛く感じるのかを、表明できて、周りもそれを理解して受け入れて、お互いが思いやりを持つことかと思う。その為には、摩擦を恐れて、最初から議論もなく、全てを無くすよりも、一旦お互いを知る対話をしなければ、と思う。

by デコポン

いいなと思ったら応援しよう!