日本ダービー全頭考察⑥~サリオスレーン
皐月賞では無敗対決となったコントレイルに敗れ初黒星。2強の一角、雪辱を果たしダービーの舞台で輝けるか。
皐月賞 2着
12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1
五分のスタートから特に出してはいないがスピードの違いで先行。
道中はスンナリ折り合い三角。外勢が仕掛けるなかインで手応えよく捌き、先頭ウインカーネリアンのインに出して直線。ウインカーネリアンを外に寄せながら問題にせず交わすが、コントレイルがしぶとい。競り合いに持ち込むが最後はやや離され気味にゴール。
インを通した馬はほぼ全滅した中、直線途中外に出したとはいえ、内からウインカーネリアンをあっさり交わしたのは評価したい。もちろん大外ぶんまわしのコントレイルも強かったが、同程度以上にサリオスも苦しい競馬だったと思う。
朝日杯はメンバー的にもイマイチで力の違いを見せつけたので割愛
東京スポーツ杯 1着
12.3 - 10.8 - 12.0 - 12.1 - 12.0 - 11.2 - 10.8 - 11.5
かなり2歳戦にしては流れたが上位は決め脚も使えた一戦。同じように五分のスタートから先行、インに入れて折り合いも問題ない。直線は外に出すが勢いは外のクラヴァシュドールが上。なんとか食らいつき、クラヴァシュドールがやや止まりジリジリと差しきった。
決してサリオスがズブい訳ではなくクラヴァシュドールが切れすぎただけ。ラスト3Fは強烈でスピード持久力はこの時点でG1級。
まとめ
皐月賞を見る限りはやはり2強。
対コントレイルで武器となるのは位置が取れること
皐月賞ではインが悪く位置の優位性は相殺された。天気次第だが府中2400ならこの競馬センスは活きるはず。馬群から競馬出来るのも魅力的だ。
末脚は互角に近いがと思うが、持続力ではやや向こうに分があるか。皐月賞のインの影響を考えれば一概には言えないが…
大型馬なので叩き2戦目ってのも良いはず。結局ぶっつけのサリオス、コントレイルがダービーは状態上げそうなんですよね。この辺りからも2強を揺るがすのは難しく感じちゃいますよね。
不安は距離か、元々マイル向きと言われていましたし、皐月賞でやや止まったのは距離っていう不安はある。三歳時ならこなせるとは思うが府中のややタフな馬場の2400をこなせるかは未知数。まあ皆それは大なり小なり未知数ですが。
位置の取れるサリオスか、距離不安の薄いコントレイルか…
コントレイルも分析した上でしっかり考えたい。