日本ダービー全頭考察①~サトノフラッグ武豊

記念すべき1頭目はサトノフラッグ。

無敗で迎えた前走は力負けを感じさせる5着。鞍上には再度武豊を迎え、府中高速馬場で逆転はあるか。
皐月賞 5着
12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1

59.8と馬場を考慮すればかなり流れた一戦。中段から早めにしかけてコントレイルを外に張りつつ、勝ちにいく競馬。
直線入り口まではこのままコントレイルとマッチレースかという手応えで先頭へ。
ただ直線入りから全く伸びず二列目に後退。そこからは手応えよりは踏ん張り5着。

少なくとも鞍上は完璧に乗ったと思う。後述するが弥生賞もコーナーの手応えほど余裕がなかったし、コーナーで小脚が使えるが、直線で使えるスピードには限界があるタイプなのかなと。
馬場に脚を取られているにしてはコーナーの走りは良いし、バテたにしてはラストは粘れている。
府中替わりはこれだけ見るとうーん…

弥生賞 1着
12.7 - 11.4 - 12.1 - 12.3 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.8 - 12.3

余談ですがやっぱり弥生賞は弥生賞ですよね…
馬場が重い中流れはややハイペースから前が垂れて差し決着。五分のスタートから外を意識して中段。皐月賞と同じようにコーナーで上がっていき直線。しぶとく踏ん張り突き放さずとも詰められずの完勝。
やっぱりコーナーでの走りは一流も、前が落ちてきて自信はペースフラットで走れたのも大きい。このレースハナを切ったウインカーネリアン(8着)を皐月賞で差せなかった(4着)ことを見てもここは恵まれたと思う。

未勝利 1着
12.8 - 11.3 - 11.3 - 11.6 - 12.3 - 12.5 - 12.7 - 11.9 - 11.5 - 11.6

希望を見出だすとするならこの府中2000の未勝利戦
コントレイルもこの日東スポ杯でレコードを出しているが、サトノフラッグもここはレコード勝ち。
こちらも五分のスタートから中段、2歳戦にしては流れたが、外目を楽に回ってきて直線。
持ったままで先頭に並びかけ、やや外に膨れながら突き放してレコード。
固い馬場をこなせることは間違いない。終いもよれなければもう少し突き放したでしょうし、まだ伸びしろはありそう。


まとめ
完全に止まることはなく、毎回直線入り口までは父を彷彿とさせる走り。
ただ手応え通りだったのは未勝利戦のみで、そこからは相手はまるで違う。現時点でダービーでは強気になれない。
府中だと良さであるコーナーの脚が活きないんですし、馬群を割ったことも無い。武豊騎手なら恐らくは下げて大外一気。
バテはしませんがえげつない脚を使う訳では無いので7.8着位まで差して来るのが精一杯か。
どうしても武豊騎手でディープインパクト産駒のダービーとなると人気しますし、ここは静観が妥当に思えます。

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