マテリアル分割でオッドアイを作る
アバターの中には両目のテクスチャが片側分しか用意されておらずオッドアイにできない場合がありますが、Blenderでマテリアルを分けることでオッドアイにすることが可能です。
解説には長兎路こよりさんのマロンちゃん2.0を使用させていただきました。
Blender 2.81で作業をします。
まず、マロンちゃんのfbxファイルをインポートしていきます。
とりあえずオブジェクトモードのまま顔部分を選択します。
顔部分のメッシュを選択したらTabキーで編集モードに切り替えます。
今回は左目部分のメッシュを分割します。
画面左上、編集モードの右側に並んでいるアイコンから「面選択」に選択モードを切り替え、左目の一部を選択した状態にします。
左目の一部を選択した状態で「L」キーを押すと左目部分が全て選択された状態になります。この部分のマテリアルを分けます。
画面右のツリーからマテリアルプロパティを開くと現在設定済みのマテリアルが確認できます。
現在の設定は「Marron_mat_face」に入っていますので「Marron_mat_face」を選んだ状態で新規マテリアルボタンを押します。
「Marron_mat_face」が「Marron_mat_face.001」に変わりますので右側の+ボタンを押してマテリアルスロットを増やします。
追加した空のマテリアルスロットを選択した状態で下のボタンから「Marron_mat_face」をリンクさせます。
マテリアルスロットが上画像のような状態になったら、「Marron_mat_face」を選択した状態で「割り当て」をクリックします。
これで左目以外の顔マテリアルは「Marron_mat_face.001」に、左目のマテリアルは「Marron_mat_face」に分割されました。
編集したデータをfbxでエクスポートしたらBlenderでの作業は完了です。
既にマロンちゃんが使えるようになっているUnityに先程Blenderからエクスポートしたオッドアイ対応のfbxファイルをドラッグ&ドロップで適当な場所に入れます。ここではAssets>Avatar_Marron>Marron_Modelに追加しました。
追加したらInspector>Rig>AnimarionTypeからHumanoidにしたりConfigureからHead>Jawの設定を消したり下準備をします。
とりあえず標準のマテリアルを割り当てます。
左目用に色を変えたテクスチャを用意します。
Marron_mat_faceをCtrl+Dで複製して色変更したテクスチャを割り当てます。
BODYのマテリアルが3つに増えているのでELEMENT 1に新たに作成した左目用のマテリアルを割り当て作業完了です。
~応用編~
長さを変えられるスパッツを作ったり、突き抜けそうな部分を分割しておいて透明マテリアルを割り当てることで突き抜け防止ボディを作ったりすることもできます。