ハロウィーン3.あなたにとってのハロウィンは?

ティアナ の場合

ハロウィンの由来が何かって?
収穫祭、新年祭…
でも、私にとっては、何でもいいの
私にとっては
『仮装したかわいい子どもたちに、お菓子をあげる日』

その準備は、1ヶ月も前から始まる
ジャック・オ・ランタンを作ろうか
お目目はどうする?
お口はどうする?

何のお菓子を作ろうか?
キャンディ? クッキー? ビスケット?
ラッピングはどうしよう?
袋に入れる? リボンは何色?

甘くて香ばしい匂いが、家中を満たし
庭にあふれ、街に漂う

いよいよ迎えた、ハロウィン当日
トントン、とノックの音が聞こえたら
ドアを開けたその先に
きらきらする目でこっちを見てる
かわいいかわいい お化けたち

「トリック・オア・トリート!」

私はにっこり笑って、お菓子を差し出す
この瞬間が、とっても大好き

「ハッピーハロウィン!」

子どもたちの場合

ハロウィンは、子どもたちにとっても、とても特別。
西の山に夕陽が隠れる。
早く、早く。
わくわくしながら待って、待ちきれなくて、ぴょんぴょん跳ねて。

ハロウィンにはこわ〜いお化けがやってくる。
でも大丈夫!
お化けの格好をすれば、ほら!
仲間だと思われて、悪戯されなくなるんだよ。

魔女に、ミイラ男に、狼男。バンシーに小鬼に吸血鬼。
いろんなお化けが勢揃い!

それじゃあみんな、小さなカゴを持って
さあ、ジャック・オ・ランタンを探そう!
お家のドアを、トン、トン、トン。
ガチャリとドアが開いたら、こう言うんだ。

「トリック・オア・トリート!」

お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!
お家の人は、笑ってお菓子をくれるはず。
「ハッピー・ハロウィン!」ってね。

よし、みんないるかい? はぐれてない?
おや、さっきより子どもの数が増えたかな?
まぁ、ハロウィンにはよくあることさ!
さあ、この調子で、どんどん行こう!

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