【ポエム】懐古


青空を見ても夜空を見ても
そこに輝きなど感じなくて

風に揺れる草や
雨の後の蜘蛛の巣を見ても
もう煌めきなど感じなくて

変わったのが世界ではなく私なら
この思い出ごと消えてしまえばよかったのに


「それ」が綺麗であることを
私はすでに知ってしまっているのだ

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