シェア
週末のしとろん
2024年10月11日 10:13
陽光のカケラ硝子瓶に閉じ込めた振ると 微かに音がする小さな小さな結晶みたいにしゃらしゃらしゃらお守りにしていこうこの先もずっと光を見失わないようにその先にあるのは果てなき 暗闇
2024年9月26日 17:48
私がまだ世界のせの字も知らないくらい小さな頃に海辺で拾った小さな小さな星砂だけがたった一つの宝物さらさら貼りつく無限の砂粒から私が見つけたたった一つの宝物
2024年7月30日 05:33
ヒグラシの声が 遠ざかる夏が 生き急ぐ声にならない叫びが 急き立てるひとつ ひとつ 摘み取って僕らは 確かに ここにいた大きな花束を作ってそれだけが、僕らの証明だ寄せては返す 波のふち砂の城も 砂浜の絵も今、ここに立っていた 足跡さえもぜんぶ ぜんぶ 波の向こうツンと鼻を刺す 火薬の匂い夜を埋めていく 白煙笑い声と火花が咲く僕らは 確かに ここにいてヒグ
2023年11月24日 00:14
ver.1その人間/化物に 呪いをその人間/化物に 祝福を人も人でないモノも今宵ばかりは対等に宴の音は篝火の明かりは誰にも等しく訪れるその姿は 果たして仮か それとも真かさァ、始まりだ境の扉が、今、開く!ver.2その人間/化物に 輝ける呪いをその人間/化物に 濁りゆく祝福を呼び名は確かに異なれどどちらも等しく『贈り物』来たる夜のための捧げ物刮目せ