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すべてが勘違い日記

気付いたら1か月もエディタを開いてませんでした。会社の後輩から「薫さん、最近note書いてないですね」と言われてしまう始末。思っていた以上に会社の人が読んでくれているらしいです。うれしい。でもこうなるともう、ヘタなこと書けないなと背筋を伸ばさざるを得ません。



ヘタなことを書きます。


最近、妻の勘違いが色々発覚して驚いています。時空が歪みそうです。

ヨーグルトの「ビヒダス」ってあるじゃないですか。森永乳業の定番商品。妻はずっと「ヒビタス」だと思っていたそうなんです。最初の3文字の濁点の位置が全部逆です。美しい。間違え方が高度。

彼女の言い分としては、乳酸菌を日々(ヒビ)身体に足す(タス)から「ヒビタス」だと思っていたとのこと。間に合わせの嘘にしちゃ割と上出来です。でもいつもみたいに目が泳いでなかったので、多分本気でそう思っていたのでしょう。信じ方が高度。

今思ったんですけど、これ乳酸菌じゃなくてもいいですね。食物繊維とかビタミンとか、日々身体に足したいものなんて腐るほど死ぬほど吐くほどあります。全部「ヒビタス」です。野菜生活もキレートレモンも全部「ヒビタス」。森永乳業のカスタマーサポートに電話して地の果てまで一蹴されてほしい。


妻がサッカーのことをよく知りません。

ぼく自身が学生時代サッカー部だったせいもあってか、妻の勘違い度合いによく驚いてしまいます。

たとえば、イエローカード。悪質なファールをした選手に警告として出すものです。同じ試合で2回出されると退場、累積2枚で次の試合に出場できなくなります。

一試合2枚で退場は知ってたみたいなのですが、累積2枚で出られなくなると伝えたら「一生!?」と言われました。死神のカードです。死のデッキ破壊ウイルス。いくら悪質なプレーだとはいえ審判にサッカー人生の終焉を握られているのであれば、ブラジルの少年たちもサッカーボールを蹴れません。

あと、敵がファールしたとき、審判にアピールするために選手が手を挙げるやつ。自陣のゴール前で「今のは相手のハンドだ!」となればすぐ手を挙げる。何なら周りのディフェンダーみんなで手を挙げ腕を叩きアピールします。

でもこれを「ファールって自己申告制なの?」と聞いてくるのは違うと思います。いくら英国生まれの紳士のスポーツだからって無理があります。千歩譲って確定申告にも劣らない自己申告制だとしても、ディフェンダー5人が同時に「わたしが悪いんです」なんて挙手して懺悔するわけないじゃないですか。アピールです。相手のファールの。

こんな調子なのに、妻は少し難しいはずのオフサイドのルールだけは知ってるから厄介です。「あ、今のはオフサイ」とか横で呟いてきます。最後の「ド」を言わないあたりが玄人ぶってて非常にムカつきます。


あと、妻にはどうしても覚えられない食べ物の名前があります。魚限定で。意味わかんない。

まずは「かます」。口先の尖った、塩焼きで美味しいお魚です。

彼女はこれを必ず「かまち」と言います。訂正すると「そうか「はます」か」言います。どうしても別の魚(はまち)を忘れられないみたいなんです。しかも「はます」の発音が、イスラム教で許された食べ物(ハラル)のアクセントに似ているのでわけがわからなくなります。

もう一つ「しまあじ」。何故か「しまぃあじ」と「ぃ」の音が紛れ込みます。さっき3回訂正してようやく「ぃ」の音が15デシベルくらいまで下がりました。何をどこにしまうんですかね。ちなみに妻の見い出した最終解決策は「Cimerge(シマージ)」と外来語的に発音することでした。今日の夕飯はこれからシマージです。



そんな妻の最新のLINEを紹介して今日の日記(?)はおしまいです。



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