妻とのLINEの間違い探し vol.3
LINE言い間違い語録第3弾。一体いくつまで続くんでしょう。
前置きは抜きにして早速いきます。
前科の数は100から先は覚えてない。それほどには夫に迷惑を掛けている恒例のLINE通話によるワンギリ(死語)攻撃。しかも今回はビデオ通話という新手を使ってきました。いつも「間違えた」と言い訳だけして、犯行目的を明かしません。もはや家庭内サイバー攻撃と呼んでいい脅威です。
2日連続のサイバー攻撃。悪質を極めています。極悪非道です。「なんか勝手にかかっちゃう」とか寝ぼけたこと言ってますが、そんな要らない機能スマホにあるわけないじゃないですか。反省の色がまったくない。
家をリフォーム中で仮住まいにいた頃、最寄り駅にサンドラッグが新しくできるらしいよと伝えたらスペイン語(Olé)で返されてしまいました。
駅前のドラッグストアはココカラファインによる飽和状態だったので、嬉しいお知らせでした。でも妻の認識だと溢れていたのはマツキヨだったみたいです。目が悪いとかそういう域を超えています。とりあえずよくわからない年賀状出すのだけは控えてほしいです。
タマネギ食べ過ぎてるところから全力で意味不明なのですが、会社出たよと連絡したら合言葉を返されました。騙されてはいけません。ロマンチックな感じを装ったただの書き間違いです。指摘したら「しっ」と隠蔽を指示されていました。ちなみにこの日、月は見えませんでした。
また会社出たと伝えたら、この日は夕飯のメニューを告げられました。行間カレー。あふれる創作意欲を拗らせて異世界に突入しています。
すぐに訂正してますが、よく考えると「今日からカレー」ってのもよくわかりませんね。この日から我が家は半年ぐらいずっとカレーしか食べていなかったのかもしれません。異世界です。
妻が、友人の結婚式で朝から出かけてた日のこと。新宿で美容室が早めに終わったのでどこか本屋に立ち寄りたいという彼女に場所を伝えたら、駅前でデモ活動の真っ最中でした。何してんでしょうね。結婚式前に。
しかも、暇になったからもうデモやめるとか無責任すぎます。そういうことするならちゃんと最後まで貫いてほしいです。ちなみに、このあと買った本のタイトルは「ラストエンペラー習近平」だったそうです。何インプットしてんでしょうね。結婚式前に。
ぼくが「またデモ」と書いているのにはわけがあります。
この2週間ほど前、我が家は数カ月に渡るリフォームを終えました。仮住まいからの引越しの日、搬入先である家にいたぼくの母親に、妻が搬入時刻を知らせようとしたときにもデモは勃発しました。
「12時に反日デモかいし」でミスに気付いたなら書き直せばいいのに、何故そこで送信ボタンを押したのか謎です。母親も母親ですんなりデモの勃発を受け入れないでほしい。パン買ってる場合じゃないだろ思ったのですが、もしかしたら母親もデモをする側の人間だったのかもしれません。
妻はサステナブルなので、腐った野菜も黙って食えと厳しい指示をしてきます。夫がお腹を壊すかどうかなんて、持続可能な社会の前では二の次です。SDGs、ESGといった言葉が昨年一気に普及した事実を窺わせます。
この時期、所用のため妻は実家にしばらく帰省をしていました。てっきりこちらに戻ってくるのが8日なんだなと思って聞いていたのですが、どうやら違って、ファンタジー&ミステリアスなお花畑に向かうねという話だったみたいです。どこですかねこれ。空の色がやばくて怖いです。
我が家の食費は税金で賄えるらしいです。エンゲル係数はどこの家庭においても重要な課題ですが、その圧縮を公費で実現しようだなんてエキセントリックな方法は思いつきませんでした。ただの公費乱用です。
見つけたっつってんだろ。
これは本当にただのミス。スタミナ味噌汁おいしかったよ。
ぼくが友人の結婚式に参列した日です。二次会的に何人かで集まって夕飯を食べるから一緒に家出ようと声を掛けたら、米寿祝いをしたいと言われてしまいました。いくら同じ慶事だからってそんなの無理です。強引すぎます。
友人は結婚しただけですし、ぼくと同い年だから米寿じゃないんですけどね。何十年後の話ですかね。普通に友人の結婚を祝ってほしいです。
今年のお正月は、久しぶりに妻の実家への帰省を予定していました。一足先に帰った妻をぼくが追いかける予定だったのですが、おみくろくんが予想以上のペースで急拡大。妻の実家がかなりの田舎ということもあり、都心に通勤しているぼくはやむなく帰省を断念することになりました。
妻は色々と気を遣ってくれたのでしょう。ぼくの姉夫婦にお年賀を買っていくねと申し出てくれました。でも撥水スプレーならやめてほしいです。その汚ねえシンクさっさと掃除しろよ的なメッセージだと思われかねません。何買っていこうかなとか迷う選択肢に含まれてたこと自体が衝撃です。
そんな帰省中の妻に、深夜食堂のドラマを観たと話したときのこと。実家にマンガが全巻あるというので読みたいと伝えたら、突然他人行儀の業者対応をされました。「じ」って打つと出てくるメルカリ用の定型文だそうです。
帰省中、義理の祖父が少し体調を崩していました。心配になる気持ちはわかりますが、できれば日本語で教えてほしかったです。
妻の買い物指示はいつも難解です。この日は、家を出る前に「LINEにメモ送っといたから見てね。ちょっと書き間違えたけど気にしないで」と言われていました。出先でリストを見ました。気にしないのは無理でした。
「可能であれば書いてくれるか」ですよ。年度末までに書き上げた方がよさそうな報告書を忙しい部下に指示するときの上司かと思いました。というか「キャベツか白菜」まで書いた時点で、直前に残ってるこの不可解なカッコ書きには気付いて直せると思うんです。何が「がんばって」だよ。
今度は何でもいいから刃物買ってこいです。怖いです。そんな台詞、人生に行き詰まって安っぽい銀行強盗を企てようとしたやつが仲間に吐き捨てるように言うときしか使いません。勘弁してほしいです。
でも妻が欲しがっていたのが包丁か、果物ナイフか、鋭利なほうれん草か、おいしいほうれん草か特定するのに時間はかかりませんでした。おいしいほうれん草でした。おひたしにして食べました。
特にオチはありません。強いて言えば、今目の前にきれいに揃えて置いてある妻のスリッパが、今日も無事に左右逆だというぐらいです。
【過去の言い間違い】
【おまけ】