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妻とのLINEの間違い探し vol.2

LINE言い間違い語録第2弾。こちらのnoteの続編です。


今回は、前回取り上げきれなかった2019年12月以降の語録を振り返るつもりでした。ただ、どうやらそれより前にもまだ大量の語録が眠っていたことが判明。言い間違い数のカウントミスです。お前にこのnoteを書く資格はないという意見は受け付けません。

先に、検索で全体を振り返っておきます。

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総数は446(2015年8月以降)。今年2月時点で436だったので、四半期に10件の新規を獲得するペースです。やや勢いが鈍化したのは、やはりぼくの在宅勤務によりLINEをする機会が減ったことが原因と思われます。



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違いました。妻は意識して「間違えた」と打つのを避けているようです。上のスクショは、前回のnoteを書いた数日後のやり取り。「間違えたっていわなきゃ検索にひっかからないからいいんだよ」とモニタリングをかいくぐる術を得て開き直ってますが、何がいいんだかさっぱりわかりません。

ここでは「病院」と打つのにびじょびじょ間違えてますね。一体何をしたら「じょ」が2回も割り込むんですか。ぼくには普通のスマホにしか見えないのですが、おそらく相当特殊なキーボードなのでしょう。



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前回あんなnoteを書かれたから、言い間違いをしないか緊張し始めたようです。それをやさしくフォローしたぼくがいけなかったんでしょうか。直後に「じゃあ間違う」と諦めてました。安西先生ですら「試合終了ですね」と促しそうな潔さです。何が「そうそうそう」だよ。



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「適当に打つね」と言った翌朝の有言実行。頭が下がります。

前の晩から、妻は用事で実家に帰っていました。遠く離れた彼女を心配したぼくに投げかけられる「瓜か」の一言。言い間違いと見せかけて、実は「おたんこなす」「どてかぼちゃ」に続くニュータイプの悪口なんじゃないかと今も少し疑っています。



ここからは、時系列で見ていくことにします。


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仕事終わりに妻と待ち合わせをしていたんだと思います。駅前のドトールにいるよと言われたのでどの店舗か聞いたら、喫茶店の裏世界でしか使われてなさそうな謎のコードが返ってきました。居場所の知らせ方がスパイすぎます。もっと普通に返信してほしいです。



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前の部署で仲が良かった先輩たちとの新年会。ぼくが楽しみにしていたそのイベントを勝手に悲劇扱いしないでほしいです。「悲しくないね」という訂正の仕方も納得がいきません。どうしてマイナスの否定形なんですか。「楽しみだね」でしょうそこは。



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書いてて思い出した。これ、結婚して二人暮らしを始める少し前ですね。新居の家具を揃えるために二人で色々話していた頃です。

でも寝室にエビピラフを置く計画があったのは知りませんでした。計画倒れでよかったです。枕元にエビピラフを置かれて、夫婦の価値観の違いとか言われても乗り越えられる自信がありません。



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また出ました。会話の内容が第三者にバレないようにするための特殊コードです。「3116」で「お弁当のご飯が多かった」という意味のようですが、そんなことぼくら以外絶対に誰も興味ないので暗号化しないでください。



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前回のnoteでも取り上げた迷惑電話がここでも炸裂しています。「間違えた」と弁解してますが、直前に「暇」とか言ってるあたりどう見ても愉快犯です。夫婦だからって許されることと許されないことがあります。



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もう一度言います。許されないことがあります。

今回はぼくがすぐ折り返したのに、それを無視してるあたりさらに悪質です。そして「間違えたごめん」という世界一適当な謝罪の0分後に繰り返される迷惑電話。弁護士への相談も視野に入ってきました。

これもしかしてぼく以外にもやってたのでは?と思い、妻に尋ねたら「やってたよ」と即答で自首されました。例によって「スマホがバッグの中で勝手に動いたの」と情状酌量の余地皆無の言い訳をされましたが、この場を借りて、被害者の皆さまへ妻の無礼を深くお詫び申し上げます。



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ぼくが、友人と旅行先の湖でフライボードをするんだという話をしていたときの会話です。水の噴射装置を両足に付けて水上飛行するアレ。珍しくぼくの方が言い間違いをしたら、それに付け入るようにして全身脱毛の刑を言い渡されました。厳しすぎます。



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今度は本当にスマホの誤作動かと思いきや、違いました。どうやら大量の「ぬ」の中に1つだけ「め」が紛れているのを探すゲームみたいです。間違い探しだよと説明している発言自体が間違ってて救いようがありません。



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親が旅行のお土産に峠の釜めしを買ってきてくれたときです。きっと釜めしを食べられるのが嬉しかったのでしょう。会社帰りのぼくを待ちきれず、夕飯は釜めしだよと伝えたかったのだと思います。

でもなんか見覚えのない写真も送られてきてますね。人形がたくさん集まって何かをしているように見えます。






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絶賛田植え中でした。いくら釜めしが楽しみだからといって、原材料のフェーズから喜びを分かち合われても困ります。何をどうすればこんな誤送信が起こるのか理解に苦しみますが、米つながりの奇跡の誤爆です。



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バスで東京へ向かう妻に、渋滞してるなら手前の王子駅で降りたらと提案したとき。納得感ある提案に「うむ」だけじゃ足りずオリジナルの合いの手が漏れたようです。ちなみに「どんとこ」って調べたら広島にある鉄板焼きのお店でした。「どんとこってなぞ」はこっちの台詞です。



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妻がどこかで脱毛の勧誘を受けたときの話です。一方的な勧誘は誰だって嫌なもの。それが長時間に及んだら気分が悪くなるのもわかります。でもそこにトトロが同席していたという状況はわかりません。

脱毛のときにだけ訪れる不思議な出会い。秘密の暗号3116は森へのパスポートだったのかもしれません。この後ぼくには森ではなく蹴りが待ってそうなのでちょっと静かにします。



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いよいよ日本語かどうか怪しい。「丹生」って読み方わからなすぎて検索しちゃったじゃないですか。「にう」や「にぶ」と読むらしく、人名や地名に使われるそう。にうよーくだかニューヨークだか知りませんが一人で勝手に「間違いない」とか悟りの極致に達しないでほしいです。

このときぼくは、友人と昼ご飯を食べるけど一緒に来る?と家にいた妻に尋ねただけです。返答が意味不明すぎるというぼくのコメントに「え」と不本意なんですけど的反応をする資格はあなたにはありません。



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いいですか。ぼくは高本さんに御礼のメールの返信をしただけです。お弁当まで作ってあげるのはちょっと荷が重すぎます。ツッコミすら面倒になりスタンプで適当に流しててウケる。



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おそらく今回最もハイレベルな言い間違いです。

まず「おもくさん」という正体不明の固有名詞の謎。いくら検索してもヒットしません。誰ですか。というか何ですかそれは。

続く「挫折したことでバタバタ」という複雑怪奇な一文。何かを志半ばで諦めきれずに足掻くならわかりますが、諦めた後にバタバタってもうハイパー手遅れです。何より、単語ではなく一文まるごと言い間違える人を初めて見ました。コミュニケーションの危機としか言いようがありません。

難解すぎる発言を汲み取れず「挫折?」と尋ねたぼくをガン無視し、「もちぶたのもちってなに?」とIQ低めの質問で返してきてて憤りすら感じます。ちなみに間違えた理由はキーボード異変らしいです。なに満州事変みたいなこと言ってんですかね。



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巨大なケーキを持ち帰りたかった以外の理由が思い付きません。



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「だいぶ」の一言がじわじわくる。



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今年3月の言い間違いでラストです。

久しぶりに外で夕飯を食べようということになり、ぼくがひと足先に駅前でお店を探していたときの会話です。「やったかええ」と相変わらず脈絡もなければ打ち間違える理由も不明な発言。安定感がありますね。若干の方言っぽさを含んでいてアクセントも効いてます。ぼくは一体なにをしゃべっているんでしょうか。


--*--


棚卸し完了。長かった言い間違いを振り返る旅もこれでおしまいです。

どこか寂しい気もしますが、これ以上頭を混乱させられるのもしんどい。このnoteが、妻が日々の適当な会話を少しでも見直してくれるきっかけになればと思っています。「間違」の漢字2文字を見過ぎてそろそろゲシュタルト崩壊しそうなので、この辺で。


ん、漢字…?






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時代は混乱し続け その代償を探す
人はつじつまを合わす様に 型にはまってく
誰の真似もすんな 君は君でいい
生きる為のレシピなんてない
ないさ
〈 終わりなき旅 / Mr.Children 〉


きみは、きみのままでいい。
旅はまだ終わらない。



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