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プログラムという名の魔法 ~ 新卒エステティシャンがエンジニアになるきっかけ

Salesforceをきっかけにシステムを構築していくことに楽しさを覚え、プログラム言語を扱えない中でできることは増えていきました。
その中で「1日かかっていた仕事が10分で終わるようになった」という漫画のようなことが起こったり、周りからの感謝も増え、モチベーションは高くなっていきました。


この時点のスキルレベル

  • ITパスポートは取得した

  • Salesfoorceの標準はわりとできる

  • microsoft access や sql serverでクエリの作成は多少できる

  • Salesforceのレポートタイプのおかげでinner join とouter join の概念はわかる

  • excel マクロは記録してちょっと変えるくらいならできる。コードはよく割らないけどここをこう変えればこういう動きするのね。

多少ITスキルのある一般人って感じ。

web広告効果測定ツールの開発

マーケティングのことは今も昔も詳しくはないけど、当時の広報担当が上長向けに、CPA、CPC、CVRなどの数字をまとめて毎週報告していた。
※CPA、CPC、CVRがなんなのかはこちらの方がとてもわかりやすくまとめてくださっています。

これを作成するのに

当時の担当者がやっていたこと

  1. Google analyticsから期日を指定でデータをダウンロードする

  2. エクセルで頑張る(具体的に何してたか不明)

  3. 完成!

で、2,3日かけていたらしい。
そしてその担当者が退職したことや体制の変更があったことで、この作業が自分に回ってくることになった。
(というか、この手の作業依頼は大体自分のところに来るようになっていたように思う。)

なんとかして変えたかったこと

当時、細かい作業やチェック系の作業が苦手だった。
システムが自動化しても最後は人の目で何かをするような作業は、大体ミスが発覚するので、やりたくなかったし、何よりこんな作業に2、3日かけたくなかったので、当時の自分の持っているものをフル活用してなんとか簡易化できないか考えた。
(ちなみに今でも苦手です)

実現したこと

  1. Google analyticsから日時でデータを持ってきてmicorosft access にインポートする

  2. 広告費は請求書が届いたらmicrosoft accessにインポートする

  3. ガチャガチャする

  4. 終わり

結果的に毎日10分程度の作業と月次に10分くらいの作業で求めるものが出るようになった(後にBIツールを導入してweb化した)。
この時、毎週2,3日かけていたと言われていたものが合計1時間そこそこで作成できたことに感動を覚えた。
プログラミングはできなかったけど、生産性を飛躍的に向上させたことによって「まさに魔法!」だと感動した。

Excel VBAツールの開発

もっと他の業務も簡易的にできないか考えた結果、VBAマクロが組めないかと独学でいじり始めた。幸いにもベンダーさんが作成してくれた別なツールがあったので、そこからよくわからずコードをコピーして使っていた。
(そもそも記録するだけでも結構便利に使えるもんだと思った)

つくったものの例

そこそこそれなりに作った気がするけどあまり思い出せない、、

  • Salesforceからデータ取得して、セルに入れた値で一括更新するツール

  • 配属表作成の簡易自動化ツール

  • システムインポート用のデータ変換ツール

のようなものは作ったと思う。
教えてくれる人がいるわけではなかったので、あれこれ試行錯誤を繰り返しては手探りで進めていた。
品質はアレだったけど、どれも数十分を数分とか、数時間を数十分とか程度は短縮できたと思う。

作ってかわったこと

自分の生産性が上がったのは当然のこと、ツールを使ってくれる人も結果作業時間の短縮になるので、それなりに感謝された。
正直、とても嬉しかったし、自分はプログラミング言語の勉強経験はなかった(多少コピペとかして動かしたけどなんでそう動くかはわからないレベル)にもかかわらず、これだけ感謝されるなら、
技術力があれば、どれだけの人を喜ばせることができるんだろう、と考えるようになっていった。

最後に

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

毎日定型的な作業をしている人にとっては、技術を駆使して作業短縮を実現することはある種「魔法」のようなもので、それによって喜んでくれる人がいるし、そういう実感をもっと得たいと思うようになりました。

この頃の経験が「try for happiness」という掲げた自社のミッションの礎となっています。

そしてこの会社での最後の仕事として勤務表のweb化に挑むことになりました。

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