眼内コンタクトレンズ(ICL) 体験談①

2021/12月末日に眼内にコンタクトレンズを埋め込む手術(ICL)を受けてきました。
自身の記録(受ける前・受けたあとの経過観察)とこの情報が受けるにあたって悩んでいる人の判断材料になればいいなと思い、noteに残すことにしました。
不定期ながら、追記していきたいと思います。

※当内容はあくまで一人の体験談としてご参考ください。決して受けることを推奨しているわけではありません。
受ける方は、病院や執刀医とよく相談した上で、ご自身で判断してください。


内容構成

少し長くなるので、下記内容に分割して記載します。

①受けた理由・ICLに決めた理由・病院の選定:当パートで記載
②実際の手術までの流れ・手術後の経過について:こちら


なぜ受けようと思ったか?

幼少期にサンタさんがくれたゲームボーイとポケモン ピカ版にのめり込み、夜も布団の中で隠れてゲームしていた結果、あっという間に視力が低下。
小学校3年生くらいからはメガネ生活だった記憶があります。

中学校からはコンタクトレンズに出会い、これがあれば目が悪くても変わらない!と思い生きてきましたが、
年齢とともに更に視力は低下し、受ける前の左右の目は-7~8.00の補正。

これは目がいい人にはわかりにくいかもしれないですが、
「顔くっついちゃうよ!?」
くらいの距離でないと人の顔を鮮明に認識できないという不便さです。

そんな状況だったので、視力矯正手法は大学時代から情報収集してました。
レーシック、オルソケラトロジー、眼内コンタクトレンズ。。
どの手法も高額でしたし、近視が完全に停止しているか不明な私には、判断ができませんでした。

そんな中、自身が決断する上で大きな転機となったのは、社会人になってからハマっている登山の出来事でした。
槍ヶ岳への2泊3日の登山、3日目の朝、横尾で起床し、朝コンタクトをつけようとしたときに事件は起こりました。

コンタクトをつけようとしたときに落として見つけられなかったのです。

普段からトラブルを想定して予備は1-2泊分準備していたはずが、その予備も左右の度数間違えをしていて、個数が合わなくなっていました。

幸いにして、最終日は平地を歩くだけでしたし、メガネで歩けば問題なく帰ることができましたが、
・山行中のアクシデントでコンタクト外れるリスク
・何らかの理由でメガネも紛失するリスク
は予見したほうがいいリスクだと思いました。

加えて、東日本大震災のような災害がまた起きる可能性も十分に考えられますし、そういったリスクも考えると視力矯正の手法を何らか受けると決断をすることとなりました。


ICLに決めた理由

まず、今回視力矯正手法を受ける判断材料として下記2点から矯正手法の決定と病院選定を進めました。

・医学的な情報
  └ そもそも人体への影響や副作用リスクは?
・受けた人の体験談の情報
 └ 公平・公正な観点でどう?術前・当日・術後はどうなの?

特に後者の体験談の情報がnoteなどにもあるようで少なく、私自身が受けるかの判断材料として欲しいな、と感じていたこともあり、今回記事を書くことにしました。

前提として、下記はある程度事前調査が済んでいる方が読まれるとして記載します。

今回、検討するに当たり、下記3つの手法に絞り込んで考えました。

・オルソケラトロジー
 └ 
睡眠時に特殊なコンタクトレンズを装着することで、日常生活では裸眼でも視力矯正された状態で過ごすことができる角膜矯正治療
・レーシック
 └ 眼の表面にある角膜をレーザーで削り、角膜の形状を変えることによって近視・遠視・乱視を矯正する屈折矯正手術
・ICL
 
└ 眼内に永久的に特殊なコンタクトレンズを埋め込むことによって近視・遠視・乱視を矯正する視力矯正手術

まず、この3つの手法の中から、オルソケラトロジーは外すことにしました
下記点が今回私が受けるに適さないと判断したポイントです。

視力矯正したかった目的を満たせない
 オルソケラトロジーレンズは永久的に睡眠時に着用が必要であることと、日中でも視力補正が低下するリスクがあります。
 紛失・着用できない可能性が0ではないこと、視力の持続に対するリスクを判断すると、適さないと感じました。

睡眠時間の確保
 睡眠時に矯正するオルソケラトロジーは最低6時間以上の睡眠時間が必要。私はショートスリーパーで、寝る時間も安定しないので、適さないと感じました。

現時点の医療限界
 現状のレベルでは-4.00位までの補正が可能聞いてます。
 そのため、-7~8.00とかなりの近視な私にはそもそも適さないと判断しました。

残る選択肢として、レーシックとICLの2択でしたが、下記点でICLにしようと考えました。

将来の選択肢の幅
 レーシックは非可逆な手術、ICLは可逆性のある手術です。
 何らかの事情で眼内コンタクトレンズを取り出したい、これ以上視力が悪化した際にレンズを差し替える、という選択肢を持つことができます。

症例数の増加
 近年はICLの症例も増えている状況で、合併症リスクを抑えたホール型の登場など、以前より心理的と物理的な安全性が増していると感じました。

見え方
 ICLは比較的クリアな視界、殆ど変化がないと調べる中で理解しました。
 近年主流のホール型だと、光輪が見えるので若干見え方が変化してしまうということですが、許容範囲と捉えていました。

以上から、基本はICLを受ける前提で、病院選定の検討をはじめました。


病院の決定

病院選定が一番難航しました。
周囲で受けている人もいなかったので、誰に聞けばいいかがわからなかったというのが一番の理由です。

これまではコンタクトで見えていた目が、手術がうまく行かず見えにくくなる、術後に感染症になることは本末転倒だから、は言うまでもないですね。

選定にあたっては、私は下記2点で決断しました。

症例対応数が多い
 色々調べましたが、大物でも有名人でもない私が執刀医を選ぶことは難しそうと感じました。
 そのため、名医がいます!よりも、
 「病院に対し、症例数が多い」≒「執刀医の経験数も多い+様々な症例を扱ったメンバーが揃っている」
と判断し、症例対応数の多さと大きな病院にしようと考えました。

中長期的なメンテナンスを受け入れられる体制があるか
 術後、生存する限り目は見えないと困る重要な部位です。
 であるからこそ、今後の30年といった長いスパンでも継続した経営が行えそう(人に依存しない)な病院がベターであろうと考えました。

以上2点から、今回は品川近視クリニックに頼むことを決め、早速予約を取り、まずは適合検査をしてもらうことにしました。


最後に

①では、受けるまでの検討の流れを記載しました。
②では、実際の手術までの流れと、手術後の経過、受けたあとの感想を記載します。
続きを読んでいただける方は下記からどうぞ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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